【アモリ通信196:大前語録 後半】   20190130



福島清隆 さん


こんにちは。


キャッシュフローコーチ &
   リスクマネージャーの福島清隆です。
本日のテーマは「 大前語録 後半 」です。

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勝ち組ビジネスマンになる為の88か条

    大前語録  (第二章)(第三章)

 大前研一  小学館  \1200+税

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先週に続き、今週は大前語録の後半です。

今回は第二章の24か条と第3章の22か条。

先週も冒頭に書きましたが、大前研一というと
大企業相手の経営コンサルタントといったところ
かもしれません。

しかし、そういう先入観を捨てて、内容を純粋な
気持で読んでいくと、業種・業態・規模は関係なし
に、いろいろな企業やそこで働く方々と新たな出会
いがありたい、と考える私個人の願望にフィットし
ているように感じてます。

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第二章
最強のリーダーになるための24か条


43
最も重要なリーダーの役目は
まず「方向」を決めること、
次が「程度(スピード)」を決めることだ。


44
参謀は3年先を読み、
3年後の成功をみなに約束する力を
持たなければいけない。


45
「最前線のリーダー」と、
「組織を動かすリーダー」では、
必要な資質がまったく違う。


46
プロジェクトは、対極的な発想をする人たちが、
仲よくやっていった時に最も成功するものだ。


47
難しいことを人に頼む時ほど、
相手に選択権や考える余裕を
与えることが大事なのだ。


48
100を定義できない上司は役に立たない。


49
想定している成果を100とすると、
100マイナスその部下の仕事が自分の仕事。


50
良い会社の経営者は「我が社の問題はこれだ」と
一つのことしか言わない。


51
戦略を立案する参謀には、一般論はいらない。
戦場はどのような理論や手法で記述できても、
そこから導き出された解と、
それに続く行動に誤謬があれば、
何の役にも立たない。


52
どんな事柄も、それを知っている人間と、
知らない人間がいる。
この「知識格差」にこそ、
ビジネスチャンスがあるのだ。


53
参謀たる者は
「イフ」という言葉に対する
本能的な恐れを捨てなさい。


54
ノウハウで生きていこうとすると
人は怠惰になる。


55
経営者が、
よく陥ってしまう落とし穴がある。
それは商品の「価格」と「価値」を
混同することだ。


56
心に余裕のある時は正しい判断を下せる。
しかし、深刻な事態に陥ると、
信じられないほど判断を誤り、
取り返しのつかない損失を生じさせてしまう。


57
「マイクロ・マネージャー」型の
上司が会社で最も嫌われる。


58
私は経営について一から勉強することにした
そういう時の私のやり方は、
わからないことを書き出して、
どうすればわかるようになるか
アプローチを考え、
しゃにむにそれを勉強するという、
いたってシンプルなものだ。


59
カリスマ的リーダーとは、言葉は悪いが、
常にペテン師的要素を持ち合わせている。


60
影響力を持つ人間はみな、‪経験に裏打ちされた
”自分なりの型”を持っている。


61
大企業の社長と話をすると、
優秀な人間を採用しておきながら
「我が社には人材がいない」と嘆く人が多い。
しかし、それは根本的に認識が間違っている。
優秀な人間が、その会社にいるうちに
愚鈍になってしまっただけのことである。


62
戦略的プランニングにおいて競合他社の存在を
考慮するのは当たり前だが、
必ずしも最優先事項ではない。
まず考えるべきは「顧客ニーズ」である。


63
会社というものは「顧客に奉仕すること」以外の
目的を持ってはいけない。


64
私はいつも、
カスタマー(顧客)と
コンペティター(競争相手)と
カンパニー(自分の会社)の
「3つのC」で考えろ、
と口を酸っぱくして言っていた。


65
先輩社員が新人社員を教育するということは、
新入社員をその企業の秩序、言い換えれば
従来の鋳型にはめ込む教育をしているという
ことだ。


66
錯覚だろうが、絵に描いた餅だろうが、
この経営者ならお金をふやしてくれると
思わせたら勝ち。
世界中から、ホームレス・マネーが寄ってくる。



第三章
人生を強く生きるための22か条


67
40歳になってからキャリア・プランを
立てるのでは遅いではないか、
と心配する人もいるかもしれない。
だが、少しも遅くない。
大学を卒業して就職したとしたら、
40歳は中間折り返し地点に過ぎない。


68
本来、人生にはあらかじめ決められた
キャリア・プランなど存在しない。
それは自分で作るものなのだ。


69
私の結論はただひとつ。
「そのうちに・・・・・・」
ということは人生では禁句なのだ。


70
人間というのは我慢している間に頭が、
”フリーズ”してダメになる。


71
35~50歳前後のサラリーマンが
仕事上の閉塞感から陥る無気力状態を
「魔の15年」と呼んでいる。


72
人間が変る方法は3つしかない。
1番目は時間配分を変える、
2番目は住む場所を変える、
3番目は付き合う人を変える、
この3つの要素でしか人間は変わらない。


73
社会や企業環境が激変すると、
今までとは違う処世術や人生観の類を
求めがちだが、本当に必要なのは
むしろどんな状況でも変わることのない
生きる姿勢だ。
哲学書や自然科学書は、この根本の部分を
考えさせる刺激に満ちている。


74
人生なんて、自分がわからないと思えば、
他人だってわからないのだ。だったら、
早めにわからないと思ったほうが勝ちだ。


75
人生はスキーと同じで、転びそうになったら
転んでしまったほうがいい。


76
悩めば解決する問題については、
一生懸命に考えてなるべく早く解決する。
悩んで解決しないことについては悩まない。
この二つを実践すると、
人生はかなり生きやすくなる。


77
サラリーマンでも
「路頭に迷ったらどうするの」ということは
年中考えておくことをおすすめする。
そして、そのためのファーストステップが、
サラリーマン生活の「棚卸し」である。


78
私の生き方のもうひとつの特徴は、
「もったいない」と思わず
オールクリアボタンを押してきたことだ。
「もったいない」と思った途端に
人生は負けである。


79
自分の生き方として
何を基準にしているかと言うと、
死ぬ時に「これで良かったのだ」と
言うための生き方を工夫しているのだ。


80
日本人は住宅を買う意思決定が早すぎる。
「男子一生の仕事」とはよく言ったもので、
30代前半で家を持ち、
大きな借金を背負い込んで、
一生払い続ける人が多い。
だが、そんな国は世界で日本だけである。


81
死ぬ時までに貯蓄を全部食いつぶして
ゼロにしよう、と思った途端に
目の前に広がる世界はゴージャスである。


82
オフなのに計画を立て、
その通りに実践するなんて息苦しい、
オフぐらいはいい加減に過ごしたい
という人がいるかもしれないが
間違いだと思う。


83
私がアフター5の過ごし方として
ぜひとも注目してほしいと思うのは、
「家庭の定期点検」、
すなわち家族が抱えている問題について
定期的に語り合う時間だ。


84
自分の時と同じように
「いい学校からいい会社」という
レールを敷こうとする。
昔の”成功の法則”で
子供の将来を期待するのは罪作りでもある。


85
親が反対しても子供はやる。
むしろそれを前提に
親子の対話を活発にしたほうが、
親のためにも、
子供のためにもなるのではないか、
と私は思っている。


86
親は子供に「お金」を使うのではなく、
「時間」を使うべきである。


87
私に言わせれば、
奥さんに見栄を張っているような男は、
もともとダメだと思う。
そんな家庭はすでに崩壊しているも同然だ。
自分がどういう人生を生きたいかを
奥さんに話せないような夫婦関係だったら、
私なら別れることを選ぶだろう。


88
今を楽しめない人は一生楽しめない。
現時点で好きなことがやれていない人は、
第二の人生でもやっぱりできないのである。

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抜きん出るほどに頭脳が明晰な人々は、敢えて爪を
隠さないように思えてなりません。

IQは高いけどEQは・・・と言っても、なんか負け惜
しみのような気がしなくもないのですが。

そんな感想はいいとして、私が大前語録からベスト
1を選ぶとしたら、下記です。


72
人間が変る方法は3つしかない。
1番目は時間配分を変える、
2番目は住む場所を変える、
3番目は付き合う人を変える、
この3つの要素でしか人間は変わらない。


長かった単身赴任を終えて、定年退職の1年前から
毎日を自宅で過ごすようになった時、まだ自分の人
生は先が長いと、勝手に決めていました。

そんな時、「人間が変わる方法は3つしかない」と
いう彼の言葉に妙に納得し、今でもそう思ってます

私にとっては数ある「名言」の中のひとつです。




福島さんは「大前語録」からなにかひとつ
チョイスするとしたら、どれを選択されますか。




ご意見をお聞かせいただければ嬉しいです。




最後まで読んでいただきありがとうございます。




福島さんの幸運な日々を祈念します。




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