【アモリ通信184:切ない男性脳】  20181031

 

福島清隆 さん

こんにちは。

キャッシュフローコーチ &
   リスクマネージャーの福島清隆です。
本日のテーマは「 切ない男性脳 」です。
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  キレる女 懲りない男
  --男と女の脳科学ーー
  黒川伊保子  ちくま新書 \740+税
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一年に一度はざっとでもいいから読もうと決めてい
る同書。
ぼやっとしてたら今年も終わってしまう。
ということで今週、早読みでナントカ (汗)
これは過去のアモリ通信でも2度取り上げました。
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【アモリ通信016:キレる女 懲りない男】
 20150722
https://1lejend.com/c/T9rk/OPdG/5ExdK/
(ユーザー名:silms503  パスワード:amr50722)
 
【アモリ通信092:男性脳 vs 女性脳】 
 20170118
https://1lejend.com/c/T9rF/OPdG/5ExdK/
(ユーザー名:silms503  パスワード:amr70118)
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「懲りない男」の私は今回3度目をアップします。

AIに関する興味が尽きないのは過去、何度か触れ
てきました。
が、そもそもAIってのは男性脳なのか女性脳なの
か?

脳科学者の説に詳しい訳でも何でもありませんが
著者は最初にその違いを認識したうえで、若き日
に人工知能(AI)の研究に携われたようです。

ま、難しい話はおいといて。
女性脳に対する男性諸氏が肝に銘じておくべき
結論のひとつ。
  「じっくり話を聴いてあげる」
(うなづきながら、真摯に聴く。
 これができればバッチシでしょう (笑) )
カミさん相手に「うるせなぁ~、オレ、今日
疲れてんだよ・・・」と、毎日のように嘯いてる
アナタ・・・・・ちょっとヤバイです (マジ)

特に男性で女性脳について知りたい方は、本気で
同書をお読みになることをお勧めします。
ちなみに本書を私は娘に「貸し出して」いたので
すが、「返却拒否」にあい、アマゾンで中古本で
再購入しました。
商品代98円+配送料350円=448円でした。
新品とほぼ変わりない状態のものが届きました。
 
さて、3回目の今回は、女性脳もさることながら
「懲りない男」に焦点を当てて、
 第三章 切ない男性脳 (男性脳の取扱説明書)
                [トリセツ]
についてポイントを纏めてみます。

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◎ 男性脳は、目の前のことに頓着しない
・男性の最大の特徴は、女性脳に比べて、右脳
と左脳の連携が悪いことである。
・男性脳は「目の前のこと」のためになんかで
 きていないのだ。女性脳から見て鈍感に見え
 るのは、だから、しごく当然のことなのであ
 る。

〇 男性脳トリセツ1
  思いやりで、愛を測らない
 察して、フォローしてくれること。優しい共
 感のことばをかけてくれること。私たち女性
 は、これを「思いやり」と呼ぶ。
 しかしながら、残念なことに、男性脳には、
 この機能はついていない。標準装置ではなく
 経験で培うオプション機能なのである。
 だから、思いやりなんかで男性脳の愛を測ら 
 ないことだ。

〇 男性脳トリセツ2
  不満があったら、率直に言ってみる
 男性脳は、女性脳ほどに、とっさに相手の
 事情を見計らわない。男性脳は、事実、無頓
 着だ。女性はその無頓着さを信じられず、深
 読みして、無駄なストレスを溜めこむことが
 ある。
 プライベートなら、「こんなことするなんて
 (してくれないなんて)、私を軽んじてる証
 拠だわ」と感じるそのときだ。
 
◎ 男性脳は、フェアである
・男性脳は、目の前の人の事情も頓着しないが
 自分の事情もいっそう頓着しない。
・理由は、高い空間認識力によって「遠くのも
 のほど」気になる習性があるからだ。(空間
 認識力の高さについては、後述する)

〇 男性脳トリセツ3
  優先順位で、愛を測らない
 女性脳は、大切な人のことを、常に最優先に
 思う。 (中略)
 男性脳の優先順位は、女性脳のそれと逆。
 遠くの縁ほど時間を割く。だから、優先順位
 で愛を測らないことだ。「男友達との飲み会
 を、彼女との約束よりも優先する」ようにな
 って初めて、本当の「俺の女」になったって
 ことだもの。

〇 男性のトリセツ4
  提案は、フェアな複数候補の態にする
 私たち女性脳にとっては、フェアな複数提案
 も、数値化してグラフにすることもばかばか
 しいのだけれど、それじゃなきゃ男性の目に
 とまらない。
     (中略)
 何度も言うが、男性脳相手に「なんで、わか
 ってくれないの?」と嘆くのは無駄である。
 わかる手法をとらなくてはならない。

◎ 男性脳は、空間認識力が高い
・男性脳は、空間全体を一気に把握して、その
 広さや構造を理解し、自分の位置を測る。
 この能力の高さによって、地図は読めるし、
 車の縦列駐車は得意だし、複雑な図面を書き
 複雑な機構を組み上げる。
 その能力は、見えない空間にもおよび、数学
 空間や宇宙空間も楽しむことができる。
・男性脳の空間認識力の高さは、右左脳の連携
 が悪いことに由来する。

〇 男性脳トリセツ5
  愚痴や指図で追い立てない
 私たち女性脳に「無駄話」という時間が一秒
 もないように、男性脳の「ぼ~っと時間」も
 一秒たりとも無駄じゃない。そもそも、脳は
 無駄なことなどしないのである。

〇 男性脳トリセツ6
  家事の全容を理解させる
 主婦業のこと。この国の男子は、どうも、
 この仕事の全容が見えていないようだ。
 そこで提案。
 家事を手伝ってほしい、あるいはせめて主婦
 の仕事を理解してほしい、と思ってる方は、
 漠然とそれを主張するのではなく、家事労働
 のすべてをリストアップして、その全貌を知
 らしめよう。
 そして、してほしいところにだけ「レ」をつ
 けておくのだ。 
 
◎ 男性脳は、とりとめもない話に耐性が低い
・女性脳は、一説には一日に約二万語も脳裏に
 浮かぶとも言われ、そのうち六千語ほどしゃ
 べらないとストレスが溜まるという。
 ということは「結論から簡潔に述べる」よう
 な「無駄な」ことはできない。
 それじゃ六千語しゃべりきらないうちに夜を
 迎えてしまうことになる。
 つまり「さっさとゴールを目指したい」男性
 脳と、「そう易々とゴールになんか駆け込む
 わけにはいかない」女性脳が会話をするのだ
 から、男女の会話がそうそう気持ちよく推移
 するわけがない。

〇 男性脳トリセツ7
  結論から言う、数字を使う
 男性脳に「デキる女性」だと思わせる話法に
 は、ポイントが二つある。
 一つは、結論から言うこと。
 二つ目は「理由は三つあります」「ポイント
 は四つあります」のように、最初に情報の属
 性数をしらせておくことだ。
 
◎ 男性は、頼んだものを取ってきてくれない
・男性脳は、全体を把握し、「全体の中の自分
 」という捉え方をするので、客観性が高く、
 フェアな感性を持ちやすいのだ。
 「まばらに、空間全体を把握する」のに忙し
 く、目の前のものがとんと目に入ってこない
 そうして、女性脳は、目の前に穏やかに存在
 する大切なもののわずかな変化も見逃さず、
 男性脳は、空間の奥行から近づいてくるもの
 に素早く気づくのである。
 危険察知に必要な能力を、私たちは分け合っ
 持っているのである。
(私見:ちなみに私は冷蔵庫の中を見て、あれ
 がないこれがない、とカミさんに不満を言う
 たびに、目の前にあるでしょ、どこ見てるの
 といつも怒られてます・・・トホホ)

〇 男性脳トリセツ8
  ものを取ってと頼むのは必要最小限にする
 あるとき、脳の性差を話題にしていたある学
 会で、ドイツ人の女性研究者が、こんな発言
 をしていた。
 「私には一人の夫と、三人の息子がいる。あ
 る時、腹に据えかねたことがあり、離婚しよ
 うと思ったのだけど、決心できなかった。
 理由は、私がいなくなったら、四人の男性脳
 が、どうやって探し物を見つけだすのだろう
 と思ったら、不憫になったから」
 ドイツの冷蔵庫でも、夫は「ちょっとした何
 か」が探せないらしい。
 そのくせ、賞味期限切れの食品だけは、探し
 だしてくるのでむかっとするそうだ。
(私見:息子三人が娘三人である違い以外は、
 我が家と全く一緒のようです。
 否、私一人が困るだけか・・ヤバイ、大汗)
 
◎ 男性脳は、序列を気にする
・女たちなら、上層部の音頭取りが無くても、
 勝手に当たり前にしていることを、男性たち
 はしないできたのだ。
 そのプライドと美学に、私は敬意を表さずに
 いられない。だからこそ、妥協のない商品が
 出来上がってきたのだろう。
 この脳だから奇跡も起こす。
 宇宙創成の秘密も暴き、月へ行くロケットも
 創りだす。
 一方で、やっぱりばかばかしいと思う気持ち
 も否めない。
 女性から見たら、男性脳型の職場には、「ホ
 ースがあるのに、バケツリレーをしている」
 ように見えることが多々ある。
 向こうの部長と直接談判すればいいものを、
 稟議書にして、そこまで律義に回す必要があ
 る? というようなことが。

〇 男性脳トリセツ9
  秩序を、安易に乱さない
 女性脳は、序列にこだわり、職域や肩書を容
 易に超えない男性脳の気持ちを、理解してあ
 げないといけない。
 経験豊富な主婦なら、「夫の本棚」や「息子
 の机」に安易に手を付けないように(良かれ
 と思って整頓すると、ときに逆上されるから
 )、人間関係の秩序についても、乱すことは
 慎重にした方がいい。

〇 男性脳トリセツ10
  兄を立ててやる
  今のお母さんは、男の兄弟の育て方が下手
  だ。男性の教育学の専門家が、そんなこと
  を話してくれたことがある。
  男兄弟の育て方に悩む相談が多いのだとい
  う。
  この方は、「母親が兄弟の序列をつけない
  のがいけない」とおっしゃった。
  「ご飯を出す順番を、長男、次男の順に固
  定してやりなさい。男は、今日と明日で順
  番が違うのが最も神経をやられる。
  次男は最初から二番目なので、大丈夫なの
  です」と。
  私は脳科学上、これに大いに賛同した。

〇 男性脳トリセツ11 
  夫を立てると、息子の成績が上がる法則
◎ 男性脳は、先が見えない事態に弱い
〇 男性脳トリセツ12
  細かいゴール設定とその確認を怠らない
◎ 男性脳は、責務を遂行し続けた相手に愛着
  がわく
〇 男性脳トリセツ13
  死ぬまで、頼りにする
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ちょっと長くなったので、最後はカットしまし
た。
(書いた方が良いような気もしますが?)

要は、男女脳の違いがあっても、最後は女性の
立場から、「男性脳には責務を果たさせた者が
勝ち」(そういう表現はありませんが)と言っ
てるようです。
ただし、嘘でもいいから「あなたがいなきゃ、
生きていけない」何かを見つくろってあげてほ
しい。で、頼りにして、都度、感謝する。

との事です(^^♪
 
 
福島さんはAI云々言う前に、男女脳の
違いについての認識から始めるべきではないか
という筆者や私の考え方をどう思われますか?
 

ご意見をお聞かせいただければ嬉しいです。
 

最後まで読んでいただきありがとうございます。
 

福島さんの幸運な日々を祈念します。
 
 
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