【アモリ通信172:太平洋戦争の大嘘】   20180808

 
福島清隆 さん

こんにちは。

キャッシュフローコーチ &
   リスクマネージャーの福島清隆です。
本日のテーマは「太平洋戦争の大嘘」です。
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 太平洋戦争の大嘘
 47年隠され続けた元米大統領の告発
 日本人に告ぐーー
 真珠湾、原爆、ハル・ノート・・・
 その全てに日本人が
 信じ込まされたウソがある。
 藤井厳喜   ダイレクト出版
        \1980 +  税 
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アモリ通信は政治の話題を取り上げることあって
も程々にします。 深入りしません。
本書はタイトル通りの話題ですので、いつも以上
にザックリした内容にします。
1週間後は終戦記念日ですから、いくらか時節柄
合ってる話題ではあろうかと・・・・・
大筋で一部の内容をお伝えできればそれでヨシと
考えます。
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藤井厳喜  (ふじいげんき)
1952年東京都生まれ。ハーバード大学大学院政治
学科博士課程修了。
国際政治学者として活躍中。
未来を的確に見抜く力は国内外の専門家から高く
評価されている。
著書に「日本人の知らないアメリカの本音」
「希望の日米新同盟と絶望の中朝同盟」他多数。
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本書が明らかにする日米関係の歴史の闇とは。

昭和21年5月フ-ヴァー元大統領は東京にいた。
「太平洋戦争は、日本が始めた戦争じゃない。
あのアメリカの『狂人』の欲望が、日米戦争を起こ
させた」というと、マッカーサーははっきりと同意
した。

宣戦布告を求める議会演説に賛成したフィッシュ下
院議員は、後に「ハル・ノート」の存在を知って
激怒した。
「これは事実上の最後通牒であり、宣戦布告そのも
の。
これを突き付けられたら、どの国でも開戦せざるを
得ない。
ルーズベルトは国民を欺いた」。

など、フーヴァー元米大統領の証言を中心に、日米
戦争の歴史のタブーに迫る!
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  目次  (概略)

序章  フ-ヴァー大統領の『フリーダム・ビトレ
    イド』が明らかにしたルーズベルトの裏切
    り
第1章 日米関係前史ーー両国は衝突する運命だっ
    たのか?
第2章 日米戦争を起こしたのは誰か?
第3章 原爆を落とす必要があったのか?
終章  日米がもし戦わなかったら?
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『フリーダム・ビトレイド』
 ( 裏切られた自由 )
・この本は「本当のこと」、「知られてしまうとま
ずいこと」が書かれているので50年近くの間、
出版されなかった。
・アメリカ人が一般に信じている第二次世界大戦論
 いわゆる一般に言われているルーズベルト史観を
 真っ向から否定している内容である。
・アメリカをはじめとする連合国の歴史観
 日本の軍国主義、ドイツのナチズム、イタリアの
 ファシズムをやっつけたのは、全く正しい、正義
 の戦いであったのだ。
・大戦後、アメリカは超大国になったため、ルーズ
 ベルトを偉大な政治家であるとする見方が、現在
 のアメリカでも一般的である。
・このフーヴァーの本は、そのルーズベルト史観に
 真っ向から挑戦状をたたきつけた。
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第1章と第2章は割愛し、第3章と終章の小見出し
+αを記載します。
 
第3章 原爆を落とす必要があったのか。
・日本は終戦のために水面下で動いていた。
・無条件降伏の要求が、戦争を無駄に長引かせ、
 より残酷なものにした
・ルーズベルト大統領3つの大罪
 ①日米戦争は、時のアメリカ大統領フランクリン
  ・ルーズベルトが日本に向けて仕掛けたもので
  あり、日本の侵略が原因ではない。
 ②41年の日米交渉では、ルーズベルトは日本側
  の妥協を受け入れる意図は初めから全くなかっ
  た。
  彼は日本側の誠実な和平の努力をことごとく潰
  した。
 ③45年に原爆を投下せずに日本を降伏させるこ
  とができた。
 「原爆投下の罪は、アメリカ人の良心の上に重く
  のしかかっている」とまでフーヴァーは言って
  いる。
・広島・長崎への原爆投下がなくても、日本は降伏
 していた。
・原爆投下は、新世界におけるアメリカの覇権を
 誇示するものだった。
・日本に無条件降伏を呑ませるための切り札。
   原爆  ソ連の対日参戦
・トルーマンが、ソ連対日参戦の前に戦争を終わら
 せたかった理由。
   そのほうが事後処理がはるかに簡単だから。
・徹底抗戦を叫ぶ陸軍統制派は、社会主義革命を望
 んでいた。
・和平を訴える「近衛上奏文」のもうひとつの
 危機感
・イギリスは、伝統的な外交政策バランス・オブ・
 パワーに徹すべきだった。
・日本は、大局観に基づく知恵を持っていたか。
・第二次世界大戦は、世界の構図をどう変えたのか
・余りに大きかったイギリスの勝利の代償。
・第二次世界大戦の本当の勝者は誰か
   アメリカは代償は大きかったが世界一の超大
   国になったので一定の意義があった。
   その後、ソ連との冷戦という厄介な問題を抱
   えることにはなったが。
   イギリス・フランスなど植民地宗主国は国力
   を著しく低下させた。
   欧州諸国の多くは、戦勝国となったものの、
   国土を戦場とし、多くを失った。
・最大の犠牲者を出したソ連が、第二次世界大戦で
 得た最大の成果
   ソ連は大戦で死者2000万人以上を出した
   しかし、スターリンにとっては国民が何人死
   のうが関係ない。
   共産主義の世界的な大進展やソ連の強大化が
   現実になった。
   ベルリンからピョンヤンに至るまで制覇でき
   たので大勝利であろう。
・チャイナを労せずして得た毛沢東
   スターリンについで儲かったのは、毛沢東の
   共産党。
   アメリカはチャイナを自分たちのマーケット
   にしたいと思って日本に戦争を仕掛けた。
   アメリカは蒋介石への支援を徹底してやるべ
   きだったが、90年代まで何も得ることがな
   かった。
   アメリカにとっては非常にばかばかしい結果
   になった。
 
終章   日米がもし戦わなかったら?
・世界地図は全く異なるものになっていた。
・日本はイギリスとの戦いだけなら勝機があった。
・ヨーロッパは、ナチス・ドイツとソ連の支配が
 温存された。
・大英帝国の運命を握っていたのは、ドイツではな
 く日本だった。
・チャイナは分断国家となっていた。
   日本が満州を守れなければ、満州からチャイ
   ナ北部はソ連が毛沢東を支援して共産主義と
   しての中華人民共和国ができたかもしれない
   その他の地域は英米派が蒋介石を支援して
   中華民国政府ができていたら揚子江から南は
   支配していたであろう。
   日本は南京を首都にする政権を支えていた。
   日米戦争がなければ、日本は南京周辺で利権
   と影響力を維持していたことでしょう。
   チャイナはこの場合は3分割されていたでし
   ょう
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歴史は勝者によって書き換えられると言われます。
また、中国の三国志には、三国志演義というものが
あり、前者が正史。後者は小説とされてあります。
しかし、もっというと「本当の現実」というものが
あり、これは誰も分からないと。
要するに3つあるということです。
NHKの大河ドラマにしても、もちろん他のドラマに
しても、「視聴率」が低ければ成り立ちませんの
で、「ドラマ仕立て」になるのはやむを得ないと
私は思います。

「太平洋戦争の大嘘」につても、ルーズベルトと
いう人物に対するイメージが随分、変わりました
それほど関心のあった人物ではありませんが、
「ルーズベルト史観」なるものの「大嘘」を知る
ことになり、歴史は作られるものという認識を更
に強くしました。

それでも過去は過去ですから、どうこういっても
始まりません。

しかし、日本という国は過去の歴史に学ぶことな
しに、今後も外交では同じ過ちを繰り返していく
のではないか。
そんな悲観論をなかなか否定できない自分がいま
す。

「これからの時代は、大きな戦争は起こらない」
ある著名な国際エコノミストはそう説いています
それはそうであってほしいと思うものの、日本は
米国、中国、ロシア他の国々から翻弄されずに済
むのでしょうか。

私は少なからぬ不安と疑問を感じてしまいます。
基本、楽観論者を努めているのですが・・・(汗)
 

福島さんは、「ルーズベルト史観」なる
ものをご存じだったでしょうか。

ルーズベルトが、偉大な政治家というより、
どちらかというとずる賢い政治家であったと思
われますか。
(もっとも、政治家はそれくらいでないと務まら
ないかもしれませんが・・・・・)
 

ご意見をお聞かせいただければ嬉しいです。
 

最後まで読んでいただきありがとうございます。
 

福島さんの幸運な日々を祈念します。
 
 
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