【アモリ通信171:種子法廃止】   20180801

 
福島清隆 さん

こんにちは。

キャッシュフローコーチ &
   リスクマネージャーの福島清隆です。
本日のテーマは「 種子法廃止 」です。
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 日本を破壊する種子法廃止と
         グローバリズム

 このままでは食の安全保障が外資に壊される!
 (世界を飲み込むグローバリズムと種子戦争)

  彩図社  ¥1500+税  三橋貴明
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今回は「種子法律止」がテーマです。
上記の著書をサマリーしたいところですが、かなり
タフな内容なので、ネット上の他の情報も含めて
あくまでも大筋でポイントを列記します。

2018年6月1日の新聞に
「バイエルのモンサント買収承認」
「農薬世界4強時代に」
という記事がありました。

初めに結論ありきかどうか分かりませんが、上記の
著書のP253に下記のように記載されてあります。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
例えば、モンサントが遺伝子技術を使い、我々の
「子供」に確実に病気をもたらす穀物を開発したと
しよう。
子供が病を負い、パニックに陥った我々の下に、
バイエルが言うわけだ。
「この薬を飲めば、助かりますよ」
無論、上記の「ビジネスモデル」は筆者の想像に
過ぎない。
とはいえ、この手の信じがたい「ビジネスモデル」
であっても、利益のみを追究するグローバリズム
により推進されてしまうというのが、現実の世界
なのだ。
病をもたらす穀物と、病を癒す薬の組み合わせ。
素晴らしく「利益」になる、最高のパッケージだ
まさに「マッチポンプ」であり、これ以上に継続的
な利益を獲得できるモデルは、筆者には想像できな
い。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ネットで「種子法廃止」で検索すると、諸々の情報
を入手できます。
多くの情報の中から、下記の記載をコピペします。
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www.jacom.or.jp/column/2017/11/171130-34142.php
■「種子法廃止で、どうなる?国民生活」
*そもそも種子法とは?
 米麦・大豆の種について国が予算措置をして、
 都道府県が優良な品種を開発し、安く安定的に
 農家に供給することを義務付けた法律です。

*なぜ、つくられた?
 米麦のような基礎食料は人の命の源で、さらに
 その源が種なので、国や県が責任をもって農家に
 良い種を安く提供し、国民への主要食料の安定供
 給を図るのが不可欠という考えから制定されまし
 た。

*今回、廃止になる理由は?
「民間企業の参入を促進して生産資材の価格を下げ
 るため」というのが表向きの理由ですが、安く供
 給するために、国と県が携わってきたのをやめた
 ら、種の価格は上がってしまうのが当然の帰結で
 す。
 一方、関連法で、これまで県が開発した種の情報
 は民間に提供しろと義務付けていますので、グロ
 ーバル種子企業は、材料をただで入手して、遺伝
 子組み換えなどをして、独占的な販売権を得て、
 高く売って利益を得られます。
 これを可能にしてあげることが本当の目的ではな
 いでしょうか。

*なぜ、議論もなく、突然、あんなに急いで決めた
 のか?
 ちゃんと議論すると、たいへんな問題だとわかっ
 てきて反対が強まるので、他の法案とセットで、
 一連の法案の中に滑り込ませて、急いで採決して
 しまった、ということでしょう。

*きっかけは、やはり、アメリカの圧力があったの
 でしょうか?
 合理的推測として、そう考えるのが自然だと思い
 ます。

*廃止になって、どんな影響がおこる? 
 プラスの点と、マイナス面は?
 米麦の種子の値段が高くなるので、その分、農家
 経営にはマイナス。できた作物価格も上がるので
 消費者にもマイナス。
 グローバル種子企業にとってもうかる遺伝子組み
 換えの種などしか販売されなくなり、在来の多様
 な種資源が失われ、消費者も選択の幅がなくなっ
 ていきます。
 不作が生じると全滅して基礎食料の国民への供給
 ができなくなるリスクも高まります。
 プラスの面はグローバル種子企業がもうけられる
 こと。

*長い目で見ての生活への影響は?
 対策法はある?
 一部の種子企業によって米麦のような主要食料の
 生産と消費がコントロールされ、生産者も消費者
 も遺伝子組み換えでないものを選択できる余地が
 減っていく可能性があります。
 つまり、グローバル種子企業に国民の命が操られ
 てしまうということです。
 遺伝子組み換えに不安をもつ消費者は、生産者に
 働きかけ、在来の多様な種を守って、生産・消費
 していくための消費者と生産者と道県行政による
 強固なネットワークを形成する必要があります。
 また、以前に日本で、グローバル種子企業が日本
 のある県の農業試験場と遺伝子組み換えのコメの
 共同開発・商品化を試みましたが、58万人もの
 反対署名が集まり、断念した経緯があります。
 このような消費者による意思表示が最終的には
 事態を変えられることを忘れてはなりません。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
http://biz-journal.jp/2017/06/post_19331.html
安倍政権、米の安定供給を放棄…専門家の議論なし
突然の種子法廃止が波紋
(一部転載)

そして最大の問題は、同種子法廃止によって、
消費者の生存に必要な稲、麦、大豆の安定的供給を
図るための、優良種子の生産・普及に支障をきたし
かねないという点にある。
さらに、外資系企業参入や遺伝子組み換え稲などの
登場で、食料安全保障の根幹、つまり食の安心・
安全の基礎が揺らぐリスクも高まる。
これは国民・農家の財産であり、数少ない遺伝資源
の確保という国の責務を放棄するという点からみて
も、極めて無責任な態度ではないか。
今回はその問題を整理して報告したい。
 
地域品種の存続が危機に
廃止法案成立前の4月10日
東京・永田町の国会前での種子法廃止反対のデモに
続き、衆議院第一議員会館で「主要農作物種子法
廃止で日本はどう変わるか」と題して、講演会・
意見交換会(主催:全国有機農業推進協議会、
日本の種子<たね>を守る有志の会)が開かれ、
200人ほどが参加した。
 
冒頭、その呼びかけ人の一人、山田正彦・元農林
水産大臣(弁護士)は、次のように危機感を露わに
した。
「(政府は、)廃止法案をいきなり出してきた。
種子法が廃止されれば、モンサントなど外資系の
参入や遺伝子組み換え稲などの問題で、大変なこと
になりかねない」

講演会で講師の西川芳昭・龍谷大学経済学部教授は
「種子が消えれば、食べ物も消える。そして君も」
との研究者の言葉を紹介し、こう強調した。

「遺伝資源は人類共通の遺産であり、国民が何を食
べ、農家が何をつくるかを決める食料主権は、基本
的人権のひとつだ。
ところが、種子法廃止に当たり、食料主権について
はまったく議論されていない」
「種子法で、地域に合う稲などの品種が育成されて
きたが、地域品種の種子生産は量が限られ、民間企
業の参入は収益上、考えにくい。
種子法廃止で都道府県が関与しなければ、地域品種
が存続の危機に直面する」

(以下略)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

過日、某講演会でこの問題に詳しい方が、大筋で
上記のような内容を説き、危機感を募らせていまし
た。
私自身の反応は「種子法廃止」という言葉は知って
いましたが、マスコミでそれほど大きく報道されて
いたようにも思えず、問題そのものが、自分では
どうにもならないくらいの大きなテーマなので、
「ふ~ん、そうなのか・・・・・」
くらいのレベルで受け取っていました。

今改めて、三橋貴明氏の著書やネットからの情報で
学び直して、トンデモナイ事態になっているのだな
と再認識しました。
しかし、それでもあまりに問題が大き過ぎて
どうにもなりません。
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もう一度、冒頭の書き込みの一部を転載します。
 
2018年6月1日の新聞に
「バイエルのモンサント買収承認」
「農薬世界4強時代に」
という記事がありました。
 
子供が病を負い、パニックに陥った我々の下に、
バイエルが言うわけだ。
「この薬を飲めば、助かりますよ」
この手の信じがたい「ビジネスモデル」であっても
利益のみを追究するグローバリズムにより推進され
てしまうというのが、現実の世界なのだ。
病をもたらす穀物と、病を癒す薬の組み合わせ。
素晴らしく「利益」になる、最高のパッケージだ。

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日本の政治が米国に支配されている現実のひとつ
ということでしょうか。
(ちなみにモンサントは本社アメリカ、バイエルは
本社ドイツの企業です)
政治家もそもそも分かっていないのか、どうしよ
うもないから取り上げていないのか?
あまり政治には深入りしませんが・・・・・

だから何も食べない。 否、自給自足で無人島で
生きていきます。
という訳にもいきませんね。

個人レベルでは規則正しい生活、食生活、適度な
運動。そして好みのサプリを摂取する
そんなところです。
どうにもなりません。
 
 
福島さんは「種子法廃止」が齎す問題点を
ご存じだったでしょうか。

この問題に対して、個人としてどう対処すればいい
とお考えでしょうか?
 

ご意見をお聞かせいただければ嬉しいです。
 

最後まで読んでいただきありがとうございます。
 

福島さんの幸運な日々を祈念します。
 
 
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