【アモリ通信166:二人の二刀流】  20180627


福島清隆 さん

こんにちは。

キャッシュフローコーチ &
   リスクマネージャーの福島清隆です。
本日のテーマは「 二人の二刀流 」です。
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 「ベーブルース VS 大谷翔平」
タイトルはこの方がインパクトがあるかもしれま
せん。
ただ、二人を比較して優劣をつける訳ではないので
初志貫徹です(^^♪ 

大谷翔平が大リーグでどこまで活躍を続けるか
本当に楽しみです。
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この原稿を最初に仕込んでるのが4月末。
配信予定日は6月27日。
日本はもちろん、全米でも驚くような活躍というか
結果を残している大谷翔平。
あちらでは「ベーブ・ルースの再来」などと評価さ
れているようで「スゴイ」の一言です。

実のところ、私はべーブルースが「二刀流」であっ
たことを知りませんでした。
知っていたのは、ホームランの714本ばかりです。
彼は打者と投手として下記の記録を残しています。

【打者】
年       球       試       打       本       打
                                塁      
度       団       合       席       打       率
1914    BOS     5       10      0       0.2
1915            42      103     4       0.315
1916            67      150     3       0.272
1917            52      142     2       0.325
1918            95      380     11      0.3
1919            130     542     29      0.322
1920    NYY     142     616     54      0.376
1921            152     693     59      0.378
1922            110     495     35      0.315
1923            152     699     41      0.393
1924            153     681     46      0.378
1925            98      426     25      0.29
1926            152     652     47      0.372
1927            151     691     60      0.356
1928            154     684     54      0.323
1929            135     587     46      0.345
1930            145     676     49      0.359
1931            145     663     46      0.373
1932            133     589     41      0.341
1933            137     575     34      0.301
1934            125     471     22      0.288
1935    BSN     28      92      6       0.181
通算:22年  2503    10617   714     0.342

【投手】
年       球       登       勝       敗       勝
度       団       板       利       戦       率
1914    BOS     4       2       1       0.667
1915            32      18      8       0.692
1916            44      23      12      0.657
1917            41      24      13      0.649
1918            20      13      7       0.65
1919            17      9       5       0.643
1920    NYY     1       1       0       1
1921            2       2       0       1
1930            1       1       0       1
1933            1       1       0       1
通算:10年  163     94      46      0.671

国籍      アメリカ合衆国
出身地     メリーランド州ボルチモア
生年月日    1895年2月6日
没年月日    1948年8月16日(53歳没)
身長      6' 2" =約188 cm
体重      215 lb =約97.5 kg
選手情報   
投球・打席   左投左打
ポジション   投手、外野手
初出場     1914年7月11日
最終出場    1935年5月30日
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ざっくり言うとベーブルースは、
・1914年に19歳で二刀流でデビューした。
・2年目には、打者で本塁打4本、打率315
       投手で18勝した。
・1915年から1918年までは投手として
 毎年2桁の勝利を記録した。。
・1918年から1934年までは打者として
 毎年2桁の本塁打を打った。
・1919年(24歳)からは打撃に重きをおき
 引退前の1934年(39歳)まで毎年20本
 以上の本塁打を打った。
・1920年(25歳)以降は投手としての登板は
 激減し1922年から1929年までは全く
 登板していない。
・生涯記録は打者として通算22年で、
      本塁打714本、 通算打率342
      投手として通算10年で
      勝利94勝 敗戦46 勝率671
‌基本的に1920年(25歳)からは完全に打者
に重きをおいたと思われます。
https://1lejend.com/c/YyJr/OepE/5ExdK/ベーブ・ルース  
上記でベーブルースについて詳しく知ることが
できます。
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さて、我らが大谷翔平はどうでしょう。
https://1lejend.com/c/YyJr/OepE/5ExdK/大谷翔平
彼の詳細についても上記で確認できます。
オープン戦では厳しい評価だった彼が、本番では
御承知の通りの大活躍。
何にしても、世の中は実績で手の平を返したように
評価が変わるものです。
彼の投打の大活躍を見ると、本当に素晴らしい。
ずっとずっと・・・・・素晴らしい活躍を続けて
ほしい。
が、本当にこのままでいいものだろうか。
ずっとずっと、「大活躍し続ける」ことができる
のだろうか?

・高校までなら、投手で4番はいくらでもいる。
 大学ではあまり聞かないが、ましてプロならどっ
 ちか一つに絞らなきゃ・・・そんな甘いもんじゃ
 ない
・あのベーブルースでさえ、25歳以降はほぼ打者
 に専念している。
・大谷は今23歳。
 今シーズン、どんな結果を出すか分からないが、
 やはり25歳くらいにはベーブルースと同じよう
 にどちらかを中心にすべきではないか。
・そうでないと、やはりケガが心配で、折角の天才
 が短命に終わりかねない。
私の凡人脳、単細胞脳はやはり基本はどちらかを
中心にという考え方が勝ってしまいます。
これに反して・・・・・
『今の時代、大谷が打者でホ-ムラン10本以上。
投手として10勝以上を大リーグで10年以上続け
たら、それがどんなに素晴らしいことか、キミは分
かっているのか。
「記録」よりも「記憶」 ここぞという時の勝負が
大切だ。あの長嶋茂雄を知ってるか。
大谷は二刀流という新しいジャンルを開拓したんだ
ぞ。並の人間にできることじゃないんだよ。
このまま二刀流でいいではないか。
ド素人が分かったようなことを言うんじゃないよ
・・・!!!』

そういうお叱りを受けるのでしょうか?
 
大谷翔平の二刀流に対する賛否両論が同じく
Wikipediaにありますのでサマリーしてみます。
【二刀流賛成派】
・長嶋茂雄
 ピッチャーという意見だったがスケールが違う。
 モノが違うということで二刀流の継続を勧める。
・王貞治
 200勝、2000安打のどちらかといわずに
 両方達成してほしい。
・落合博満
 せっかく自分がやりたいといってるのだからその
 芽を摘むことはない。結果責任は自分が取ればい
 い。
・松井秀喜・田中将大
 本人の意思を尊重。可能なら両方続ければいい。
 いずれどちらかに決めるならそれもいい。

【投手専念派】
・野村克也
 当初は二刀流に否定的だったがあまりの活躍に
 翻意。しかし、その後自分が監督なら文句なく
 投手にすると。打者はいつでも転向できるが
 投手は身体のどこかが故障したら終わり。
・ダルビッシュ有
 ナンバー1になれる可能性があるなら投手。
 MLBに行きたいときは二刀流は絶対足をひっぱ
 る。
・高橋直樹
 大金を出す選手にMLBはそんなリスキーなことは
 しない。DHは最も年俸の高いスラッガーが打
 つ。早々に打者は諦めるべき。

【打者専念派】  
・イチロー
 バッターをやればいいのにと思いました。
 彼ほどのバッターはなかなかいない。
 ピッチャーをやって翌日に外野をやれるなら両方
 やっていい。
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で、結局、私はどう思うか・・・・・
(素人考えで僭越ながら・・・・・・)
大谷翔平は基本は投手をベースにすべきではないか
と思います。
160キロを出せる投手などなかなかいるものでは
ありませんから。
幸い指名打者制のある(ア・リーグ、ナ・リーグ
どちらでしたか?)で監督も気を使って使ってくれ
ています。
そもそも、試合にレギュラーとして出場できること
自体素晴らしい。
投手をベースに、休養をしっかりとって、可能な時
は指名打者として出場できる現在の環境は、今の彼
にとって最高なのかもしれません。
打者として振るわないときは、たっぷり休養をとれ
ばいい。
投手として振るわないときは、「基本は投手がベー
スである」という自覚をもって休養しながら復活に
かければいい。
そうであれば、打者で本塁打10本以上、投手とし
て10勝以上を10年継続する事も可能かもしれな
い。

本当の二刀流という新たなジャンルをベーブルース
を越えて大谷翔平が初めて確立するのです。

ん~~~~~、どうでしょう???

そうであれば本当に素晴らしいのですが、身体への
負荷からくる蓄積疲労、怪我が心配です。
今のままでは短命に終わってしまうのではないかと
 
『歴史に残るのはやはり「記録」であって「記憶」
ではないぞ。ベーブルースの投手としての94勝
なんてキミは初めて知っただろう。
大谷が大リーグで通算100本塁打と100勝、
したらもちろん、それはとてつもなく偉大なこと
なのだが、ちょっと醒めた目で見ればそんな平凡
な記録、ほとんどの人の記憶には残らないぞ。
「二刀流でその結果を残したから偉大だ」なんて
大谷を知らない未来の人からは評価なんかされな
いよ。
どちらかに絞ったら結果的に「偉大な記録」を残
せる選手になる可能性は高まると思う。
今のままではイチローは偉大な記録を残した選手
として歴史に刻まれるが、大谷はそうはならない
バッターはきっぱり諦めるべきだよ』

なんとなくそんな声が私には聞こえてしまいます。

私の凡人脳、単細胞脳は彼の素晴らしさに驚嘆する
と同時に、やはり余り無理をしてほしくない。
チームが監督が彼を大切に使ってほしい。
決して酷使してほしくない。
短命で終わってほしくない。
そういう気持ちで一杯です。
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このメルマガを配信する前、案の定、大谷は故障者
リストに入ってしまいました。
肘の痛みは大事には至らないようではありますが。
彼はまだ23歳とか。若さで乗り切れるのでしょう
しかし、肉体は正直です。
無理してほしくない。
べーブルースは25歳で基本的には打者専任です。
引退前2,3年で少し投手も兼任したようですが。

大谷は25歳くらいでは基本的に「投手」に専念
すべきではないか。
私はどちらかというと、野村克也氏やダルビッシ
ュ有氏、高橋直樹氏の投手専念派と同意見です。
ベーブルースの時代と違って「指名打者」があり
ますから、今の活躍は本人にとっては理想的なの
かもしれませんが。
評論家の張本氏が「代打なら」とか言ってるらし
いです。
それも適切なアドバイスのように私には思えます。
肉体への疲労の蓄積、怪我のリスク他を考えれば、
彼が少しでも長く大リーグでプレーし、偉大な
選手になっていくには「基本は投手専任」ではな
いのか。
私はそう考えます。
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福島さんは大谷翔平の二刀流をどう思われ
ますか。
二刀流としての記録と記憶を残してほしい。
打者に専念して偉大な記録をめざしてほしい。
投手に専念して偉大な記録をめざしてほしい。
その他???
 
ご意見をお聞かせいただければ嬉しいです。
 

最後まで読んでいただきありがとうございます。
 

福島さんの幸運な日々を祈念します。
 
 
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