【アモリ通信163:経営4話】   20180606

 
福島清隆 さん

こんにちは。

キャッシュフローコーチ &
   リスクマネージャーの福島清隆です。
本日のテーマは「 経営4話 」です。
-----------------------------------------
1.経営難の弱体チームはなぜ7カ月で
  再生したのか
2.入社15年で売上高7倍の娘婿
  「明るい承継」が経営力の源泉に
3.自分の思いは言行一致で伝達
4.社員大奮闘のイベントが今年で21年目!
  あえて「CSR」と呼ばない理由は?

  日経トップリーダー2018.3 
    ( P90~P101 )
-----------------------------------------
今回は上記の4話をご紹介します。
が、「1」のみを比較的詳細に書き、
あとはポイントのみにし、ご関心のある方には
pdfで原版をご紹介します。
1.特別企画 高田親子の人心掌握術 (4P)
2.星野佳路のファミリービジネス研究会
  「娘婿経営の強さ」      (4P)
3.澤田秀雄の変な経営      (2P)
4.エステー鈴木貴子社長の笑顔のリーダー学
                 (2P) 
---------------------------------------
1.特別企画  高田親子の人心掌握術
 経営難の弱体チームは、なぜ7カ月で再生したの
 か
・V・ファーレン長崎のJ1昇格が決まった時、
 「さすがジャパネットさん(運)をもってますね
 」と言って下さる方が多かったものの、丁寧にさ
 まざまなことに取り組んできたので当然の結果だ
 と思っている」 (高田旭人:高田明の長男)
・ジャパネットが引き継いだのは2017年3月
・22チーム中15位 1億3770万円の赤字
・累積赤字 3億2460万円
・それから7カ月後の「奇跡」は旭人氏主導の地
 道な取り組みの結果。
・父親の明氏に新生V・ファーレン長崎の社長就任
 を要請。 5月に全株式を取得して子会社化。
・株式の100%取得にこだわったのは「選手たち
 に株主の顔色をうかがわず、試合に勝つことに
 集中してほしい」という思いから。
・Vファーレンの社長は「長崎を一つにまとめられ
 る人は父しかいない。サポーターからの支持も厚
 く、父が試合会場に行くとアイドル並の歓声が上
 がるほど」ということで社長は初めから明氏に。
・その反面、高田氏が目立つクラブではなく、社員
 が主体的にミッションをもって前進していく会社
 に変えていく必要がある、と考えた。
 旭人氏が強化・育成。 明氏は運営、スポンサー
 行政対応。
・まず選手の不安を払拭
 明氏は選手の前で「自分たちがしっかりサポート
 するから安心して試合に専念してほしい」と明言
 旭人氏は環境整備に着手
   フリーキック練習用の壁を新しくした。
   練習用ユニフォームを1人につき3着用意。
   業務用の洗濯機と乾燥機をクラブハウスに。
   選手とは何度か食事に行った。
   試合前の送り出し、スターティングメンバ―
   のハイタッチにも参加した。
・持てる財産をフル活用
   健康食品メーカータニタと食生活サポート
   契約を締結。  
   寝具メーカー、エアウェーヴとは睡眠サポー
   ト契約を結びマットレスパッドとクッション
   を提供。
   選手強化は高木啄也監督や強化部の責任者と
   旭人氏が密にやりとりして決定。
   他チームで経験がある選手が「強烈なトレー
   ニングメニュー」と驚くくらい、チームは
   タフな練習を続けてきた。
   そういう土台があるからこそよりチームは
   強くなった。
・想像を超えると感動する
   シーズン終了後、選手全員を3人ずつくら
   いに分け、来期の目標について5分くらい
   ディスカッションをした。
   現状に満足することなく、高みを目指して
   もらうため。
   ほとんどの選手が「J1残留」を挙げた。
   旭人氏は「もう一つ聞くけど、来年どうし
   たら世の中の人を感動させられると思う?」
   と質問した。
   するとACL(AFCチャンピオンズリーグ)出場
   という答えが返ってきた。
   「だったらACLを目指そうよ。J1に残留す
   るだけでは誰も感動しない。
   みんなの想像を超えることをしないと感動
   は生まれないよね。
   J2の選手がJ1の選手になって、J1の
   選手がACLに出る選手になって、日本を代表
   する選手になってという夢を僕らで実現しよ
   う」 旭人氏はこう話した。
 旭人氏はVファーレンの売上を伸ばすことが第一
 の目的ではない。
 リーグ優勝や日本一というレベルにとどまらない
 唯一無二のチームをつくることを目指している。
------------------------------------------
高田親子については以前のアモリ通信でもご紹介し
ています。
「天才で直感肌」の父親と「東大卒で理論家」の
息子。(ついでに人格も間違いないでしょう)
事業承継にこれほど「理想的?」な例は極めて少な
いでしょうから、「参考にならない」等と言ってし
まっては身も蓋もありません。
それにしても、「なるほど」、「立派」と、私の単
細胞脳は高田親子の手腕に脱帽してます。
Vファーレン長崎がJリーグでも優勝し、ACLにも出
場し、日本を代表する選手も育ち、Jリーグで常に
優勝を争うチームとなり、唯一無二のチームへと
変貌していくかどうか、大いなる楽しみとなりまし
た。(今期はまだ苦戦してるようですが・・・)
-------------------------------------------
2.星野佳路のファミリービジネス研究会
  「娘婿経営の強さ」

・日本の上場同族企業の業績データ分析。
  ① 創業者 ② 創業者と血縁のある後継者
  ③ 創業者と血縁のない親族 (多くは娘婿)
  ④ 雇われた経営者
 創業者の次にいい成績を上げているのが③の
 娘婿パターン。
 なぜ実子より優秀なのか。
 そこで注目したいのが鳥越淳司さん
 実質的な創業者の娘婿として入社15年で会社
 の売上を7倍以上にした。
 娘婿経営の源泉を探る
-------------------------------------------
3.澤田秀雄の変な経営   第15回
ハウステンボスの再建に携わった当初、社員に伝え
ることを3つのシンプルな言葉に絞った。
(1)掃除をしよう
(2)明るく元気に仕事をしよう
(3)経費を2割下げ、お客様を2割増やそう

・飲み会を侮るなかれ
 社員とのコミュニケーションは朝礼や会議だけで
 はなく、飲み会やパーティを用意することも大切
 HISグループは毎年1回、海外拠点を含む支店長ク
 ラス以上の全幹部をハウステンボスに集めた会議
 「ワールドコンベンション」を開いている。
 普段会えない幹部との交流で、酒も入れながら
 虚心坦懐に意見を交わす。
 ふとした瞬間に飛び出す情報が大切で、すぐ問題
 がないかチェックし、トラブルが深刻化するのを
 防ぎます。
------------------------------------------
4.エステー鈴木貴子社長の笑顔のリーダー学

・エステーは毎年8月、ミュージカル
 「赤毛のアン」を全国8都市で上演します。
 単なる”冠協賛”ではありません。
 全国8都市の市民の皆さんと社員が作り上げる
 一大イベントです。
・おじの鈴木喬会長が社長時代に始めたこの活動
 は、今年21年目を迎え、昨年は1万7000
 人の招待枠に17万6839通の応募がありま
 した。
・社員にとって年に一度のミュージカルは、お客
 様と直接触れ合う貴重な機会です。
 感謝の気持ちをこめて精いっぱいのおもてなし
 をする。
 来場者にとっては、会場にエステー社員が立っ
 ているのと、無関係のアルバイスタッフが立っ
 ているのとでは全く違います。
 「エステーさん、ありがとう」というお客様の
 声が、社員のモチベーションを高めています。
・CSRの専門部はない
 エステーの社内では、社会貢献事業に対し
 「CSR(企業の社会的貢献)」という言葉を
 使いません。
 なぜなら、社名のエステーは、SERVICE(サー
 ビス/奉仕)のSとTRUST(トラスト/信頼)のT
 からなる言葉。
 社会に奉仕し信頼を得ることは、エステーにと
 って企業活動に付随する責任どこか、本業その
 もの。
-----------------------------------------
上記4話をもっと詳細に読んでいただくには
本メルマガにコメントをしていただくか、あるい
は「パスワード希望」とだけ書いて返信してくだ
さい。
下記の記載をパスワード付きで送信させていただ
きます。
全12ページのpdfを確認できます。
----------------------------------------
経営4話
https://1lejend.com/c/YC7L/DiUf/5Exd8/
ユーザーID    nikkei
パスワード  
---------------------------------------
 
福島さんは高田親子がVファーレン長崎を
アジアで戦える強豪チームとなり、唯一無二の
チームにまで育て上げることができると予想され
ますか。
私は既にそれを信じてます。
 

ご意見をお聞かせいただければ嬉しいです。
 

最後まで読んでいただきありがとうございます。
 

福島さんの幸運な日々を祈念します。
 
 
******************************************
      Amazon・Kindle 【アモリ通信】
 最新配信版:第16弾
 ヒュッゲ:全10話(151~160)
 https://1lejend.com/c/YC7a/DiUf/5Exd8/
 2017年度配信版:全51話 (90~140)
 https://1lejend.com/c/YC7v/DiUf/5Exd8/
 2016年度配信版:全51話:(39~89)
 https://1lejend.com/c/YC7p/DiUf/5Exd8/
 2015年度配信版:全38話:(1~38)
 https://1lejend.com/c/YC7k/DiUf/5Exd8/
******************************************
SILマネジメントサポート 代表  福島清隆
・オフィシャルサイト:https://1lejend.com/c/YC7F/DiUf/5Exd8/
・お問合せE-mail: info@sil-ms.jp
------------------------------------------
Copyright(C)2015 SILマネジメントサポート
All Rights Reserved.
 
 
 

お問い合わせ・ご相談

ご不明な点などございましたら、お気軽にお問い合わせください。

SILマネジメント株式会社

お問い合わせ・ご相談はこちら