【アモリ通信162:新人 vs 先輩】  20180530

 

福島清隆さん

こんにちは。

キャッシュフローコーチ &
   リスクマネージャーの福島清隆です。
 
本日のテーマは「  新人 vs   先輩  」です。
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  何でもランキング
  新人 vs  先輩  会社でびっくり!
  NIKKEI  プラス1  2018年3月24(土)
  新社会人にとって職場は知らない常識ばかり
  驚くのは彼らを迎える先輩、上司も同様だ
  双方にびっくりした経験を聞きランキング   
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今回は上記日経新聞の記事を纏めます
なお調査対象は20代と30代から50代の2つ
の年齢層で約500名ずつの合計約1000名。
協力企業
日本能率協会マネジメントセンター
リクルートマネジメントソリューション
ジェイフール  以上3社
          ( )内は回答者数
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◎ 新人のおどろき
1位   (386)
発言や休暇は空気を読んでから
・新社会人が最も戸惑うのが自由に発言したり休暇
 を取ったりしにくい組織の雰囲気
・会議では「余計なことを言うと変な空気になる」
               (27歳女性)
・「事前の根回しで方向性が決まっている」
               (29歳男性)
・「有休があるのに取ってはいけない暗黙のルー
  ルがある」        (26歳女性)
・「休むときは1人1人に理由を説明しなければ
  ならない」        (25歳女性)

2位   (279)
仕事のマニュアルや説明がなかった
・実社会では手順が文書で示されないまま取りかか
 る仕事も多い
 マニュアルに慣れた新社会人の戸惑い
・「文字で見た方が覚えやすいのでやりづらい」
               (28歳女性)
・「マニュアルがないことでミスが改善されない」
               (29歳女性)

・「いちいち口で説明して非効率」
               (28歳女性)

3位   (165)
台風・大雪でも出勤する
・「少子化が進み、子供たちは学校でもお客さん
 扱い」    (リクルート関係会社 K氏)
・自分の都合より組織や取引先を優先する発想に
 切り替えるのに苦労するようだ
・「大きな地震があったが出勤した」
               (29歳男性)
・「台風直撃でも定時に出勤した」
               (25歳女性)

4位   (117)
・かつて宴会への出席が半強制的だった時代の
 反動からか、後輩を飲みに誘うことに二の足
 を踏む先輩が増えている
・一方で若い世代は「飲みに誘われない」
 と物足りなさを感じている  (26歳女性)
・もっとも、先輩からは「世間話をしたら『予定が
 なければ飲みに行きませんか』と言われ、世の中
 のイメージと異なりびっくりした」
               (37歳男性)
・先輩が遠慮し過ぎている側面もあるようだ
 
5位   (111)
・働き方改革で定時に帰る職場が増えたが、それで
 も新社会人から見るとまだ無駄が多いと見えるよ
 うで、「残業が美徳と思っている先輩が多く、ち
 っとも効率を考えて仕事をしない」
                (29歳女性)
・「低賃金だったので、残業代で稼ぐために定時過
 ぎまで残る先輩がかなりいた」 (26歳女性)
・上記2例は、若者が意外と冷静に先輩の懐事情を
 見通していることが浮き彫りになっている事例

6位   (100)
データに基づかないアナログな判断が多い
・企業はデータを分析して合理的に判断していると
 思っている (若者の場合)
・社会人になって「個人の直感的な対応が最終的な
 対応策になることが多い」ことに驚く
                (28歳男性)
・「長く仕事をしているのに説明が下手だったり、
 機器が使いこなせなかったりする」という先輩の
 ソフトや機器の習熟不足を嘆く (26歳男性)

7位   (98)
プライベートのことを聞かれない
・同僚の個人情報をむやみに共有しない職場が増え
 てきた
・「彼氏がいなくても聞かれないのでほっとした」
                (28歳女性)
・「セクハラを意識してなのか、飲み会でもプライ
 ベートの話には触れないし、触れたとしても男性
 同士だけ」          (24歳女性)
 
8位   (93)
服装がカジュアル

8位   (93)
女性が少ない

10位  (87)
下積み時代を武勇伝のように語る
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◎  先輩のおどろき
1位   (260)
友達感覚で話しかけてくる
・今の20代が育った家庭や社会は上下関係が昔ほ
 ど明確でなく、「友達感覚でなれなれしいときが
 ある」           (43歳男性)
 
・「何でもマジですかと返してくる」
               (44歳男性)
・「まじめな話をしている時の受け答えが軽い」
               (41歳男性)
・日本能率協会マネジメントセンターのS氏曰く
 「ITの進化で連絡を取りたい人とは直接つながる
 ため、場や状況をわきまえる経験が少ないことも
 一因」

2位   (175)
プレゼンなど人前で話が上手

・国際化の流れを受け、黙って教わるスタイルが主
 流だった日本の教育現場でも、自分の意見を人前
 で話したり討論する機会が少しずつ増えている
・「会議で突然指名されても堂々と意見を言う」
               (55歳男性)
・「自分が同じ年の頃はそんなにはきはき答えられ
 なかった」         (40歳男性)
・上記のような好印象を抱く声が多かった
 
3位   (172)
プライベートを優先する
・仕事をしていると、締め切りに間に合わせようと
 して残業が生じることも多い。
・新入社員は自分の都合より顧客との関係を優先す
 る生活に慣れていないため、「トラブルが発生し
 て大変な時に平気で休みを取る」(43歳男性)
・「男同士で月1回行く飲み会に誘ったら、きっ
 ぱり断った」         (54歳男性)
・上記のようにアフター5の付き合いの悪さを残念
 がる声もあった

4位   (159)
周りと競わない
・「覇気がなく平均で満足している感じがする」
               (47歳男性)
・「頑張っても人とそんなに差が開かないと言われ
 やる気をなくした」     (29歳女性)
・「働き方が変わろうという時代に、残業を惜しま
 ず責任を負って働く管理職を目指すのが当然との
 考えは無理がある」
          (某人事会社社長 T氏)

5位   (146)
手取り足取り教える必要がある
・「1から10まで伝えないと理解しない」
              (34歳女性)
・「先輩の仕事ぶりを盗もうという姿勢がない」
              (55歳男性)
・高校・大学を通じて何でも手取り足取り丁寧に
 指導を受けてきた若者が多い」
              (45歳男性)
・以上、少子化の影響で社会人になるまでの教育
 が丁寧過ぎた、との見方

6位   (144)
仕事への不満を隠さない
・仕事に慣れていない新人は強いストレスにさら
 される。ただ、先輩たちにとってストレスは自分
 で折り合いをつけるものという意識が強い
 従って下記のように感じる。
・「何の努力や工夫もなくできないと平気で言う」
              (35歳男性)
・「先輩から技術面の指導が少ないことも影響し
 ている」         (R社 K氏)

7位   (126)
職場の固定電話を率先して取らない
・「電話を取らないのが自分の若いころと一番違
 う」            (44歳男性)
・「外線への掛け方がわからなかった」
               (27歳女性)
 (最近は固定電話がない家庭が増えている)
 (機器としての使い方に不慣れな一面がある) 

8位   (120)
ネット検索が速い

9位   (102)
宴会で最初からビール以外を飲む

10位  (76)
配属後もSNSで同期とつながっている
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「1年目に身につけるべき能力は」
仕事への姿勢
   新人 13%   上司 28.9%
知識やスキル
   新人 33.5% 上司 16.3%

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これってうちだけ? 変わった習慣
・1時間に1回の体操タイム
             (20代、女性)
・全員で昼寝       (50代、男性)
・月に1回の大掃除    (20代、女性)
・誕生会でケーキを食べる (50代、女性)
・朝礼でハッピーなできごとを全員が発表
             (40代、女性)
・朝礼で「挑戦しましょう」とみんなで言う
             (20代、女性)
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今回は新聞記事をほとんどそのまま纏めました。
それぞれ納得する部分や個人的に少し違う感覚を
抱くものもあります。
たとえば、大きな地震での出勤や、台風での定時
出社はほとんど全ての若者にとって驚きなのだろ
うか?   (新人のおどろき)

会議で突然指名されても堂々と意見を言う。
      (先輩の驚き)
そういう人もいるには違いないが、概してそうい
うものだろうか。
確かに、平昌オリンピックの日本選手選手は殆ど
の選手が、饒舌だった。

あくまでも、ある一定のレベルの若者が・・・
という気もしなくないのだが、それは自分の感覚的
誤りかもしれない。

今は、若い世代から高齢者まで、必ずしも絞り込ま
ずに、あらゆる世代の人々と自然体で付き合える機
会を意図的に求めている。
そんな中、やはり若い世代との触れ合いは楽しい。
特に20歳前後の学生との触れ合いは楽しい。
彼らが育った背景は明らかに自分の世代と異なるけ
れども、異星人と付き合うほどの違いがあるものか
どうか。
世に言われていることは少し誇張した部分があるか
もしれない。
大抵の若者は、皆、それなりに責任感はあり、真面
目で夢を持って生きていこうとする人々も決して少
なくはないと思う。

「意図的に悲観論を煽る」という風潮は昔も今も一
部に見られる現象ではなかろうか。
誰しも10年経てば10歳年を取り
30年経てば30歳年を取り・・・その積み重ね
 
今回のテーマを纏めて、単なる世代間のちょっと
したギャップくらいにしか自分には感じられない
ような気がしてきた。
 
福島さんは今の若者(20代前半まで)と
それ以上の世代とは、根本的に異なっていると思わ
れますか。

彼らが、40歳、50歳、60歳以上になった世の
中は、現在とは根本的に異なる価値判断で動いてい
くと思われますか。
 

ご意見をお聞かせいただければ嬉しいです。
 

最後まで読んでいただきありがとうございます。
 

福島さんの幸運な日々を祈念します。
 
 
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