【アモリ通信134:爆買いされる日本の領土】   20171108

福島清隆 さん


こんにちは。


キャッシュフローコーチ &
   参謀育成コンサルタントの福島清隆です。


本日のテーマは
  「 爆買いされる日本の領土 」です。

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  爆買いされる日本の領土

  宮本雅史  著 角川新書

( TOPPOINT 2017.9  P7~P10 )

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今回はちょっとドキッとする話というか、冗談じゃ
ないよという話です。

確かに、ノ~テンキでいられない、あっては
ならない話題の一つだと思います。

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「一部中国メディアの間では、北海道は10年後に
は中国の32番目の省になると予想されている」と
話していたが、改めてこう断言した

「中国は、北海道を20年前から、沖縄は25年前
から狙っている」

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いきなりTOPPOINTに記載されてある最後の部分を
書いてみました。

中国という国に対する評価印象も人により様々だと
思います。

事の良し悪しは別として、日本との比較で、国家
レベルで考えると、「長期戦略」に関しては、明ら
かに中国に軍配が上がるように私には思えます。


政治的発言は程ほどにしますが、尖閣列島の問題で
かって鄧小平が「棚上げ論」を唱えました。

「この問題は棚上げして、将来の人々の判断に委ね
よう」

そういう趣旨であったかと思います。

しかし、個人的な独断と偏見で言えば、これは
「この問題は現状では棚上げしよう。しかし、将来
中国がもっともっと国力が増し、また日本が弱体化
した時、日本から実力で奪い取ればいい」

そういう本音が隠されている。
私はそう判断しています。


国際関係は、お行儀のよさだけで生きていけるもの
ではないはずで、経済力、政治力、軍事力の強さが
求められます。

そういう話は、おいといて・・・・(汗;;;)

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話をTOPPOINTのサマリーに戻します。


近年、北海道では、森林や農地、観光施設など
広大な不動産が、中国資本に買い取られる事態が
相次いでいる。

ある酒席での元高級官僚のつぶやき

「メディアが取り上げないから、日本人は全く
知らない」
「大がかりに買収されている。自治区だってでき
かねない勢いだ」

・北海道・日高山脈の西側に広がる農村地帯
・平取町豊糠(ひらとりちょうとよぬか)
・標高約250mの山間の集落
・人口わずか25人
・K社(本社・兵庫県)の子会社E社が村ごと買収
・K社:業務用スーパーを全国展開する会社
・E社:農業生産法人(北海道むかわ町)
・豊糠地区の農地約219haのうち約123haを買収
・過疎化が激しい山間の農地が農業法人に大々的
 に買収され、住民は潤い、農産物の生産に弾み
 がつく・・・ハズだった。
・ところが、K社は中国と関係が深い企業だった
・買収された土地はいまだに草ぼうぼうで耕作さ
 れていない
・地元の人の憶測は?
・農地を荒れ地にしておいて、何年も放っておけ
 ば、勝手に木が生えてくる
・農業委員会に申請して、地目を「雑種地」に
 変更するつもりではないか
・雑種地であれば、誰でも自由に売買できる
・それに地目を変更すれば、住宅や工場を建てら
 れる


(中国人専用ゴルフ場)

・札幌市街地から約50km
・羊蹄山の麓にある喜茂別町(きもべつちょう)
・町の77%が森林で重要な水源地でもある
・麓の丘陵地にプライベートゴルフ場が広がる
・中国人のためのゴルフ場
・元々はマンションディベロッパーが造成
・同社の破綻後、中国の投資会社が買収
・買収後は札幌の現地法人が運営
・中国人オーナーは年に1,2回顔を出す程度
・誰が責任者はわからない状態
・伊達市の「トーヤレイクヒルズゴルフ倶楽部」
 もよく似た状態
・ゴルフ場はすでに整備されてあるので改めて
 開墾する必要がない
・しかも、農業に必要な川や池、水路などがある
・水源地があるのですぐにでも農作物を作れる
・中国資本は近年では、ゴルフ場を農業用地に
 転用する目的で買収したり、その土地の持つ
 特徴を生かした幅広い買い方をしている



(自己完結型定住型生活へと向かっている)

・中国資本は国際的リゾート地・ニセコとその
 周辺から全道を視野に、水源地や資源がある
 場所を狙うように放射線状に手を伸ばしている
・しかも、買収の規模が100ha単位と大きい
・中国人が1か所に住み着く可能性がある
・喜茂別のゴルフ場も豊糠の農地も、共通して
 いるのは森林や山に囲まれているので外から
 は見えず、入り口が一か所なので、閉鎖すれば
 誰からも干渉されない
・こうした土地は、整備されており大きな川が
 流れているから自己完結して住める
・自治区としてアンタッチャブルな集落ができる



(実態の見えない土地売買)

・日本の土地制は所有権は永久かつ不可侵の権利
・土地の所有者は相手が国でも対等以上に所有権
 を主張できる
・民法162条は所有権の取得時効を定めている
・他人の不動産を実際に占有した場合、その不動産
 が他人の所有物であることを知っていた時は20
 年、所有者を知らないときは10年で取得できる
・しかも、日本の場合、国籍を問わず誰でも土地を
 取得できる
・さらに、土地を売買しても、登記簿の記載変更は
 義務ではない
・登記をせずに転売が繰り返されると、真の所有者
 が特定できなくなる

『国籍を問わず、自由に取得でき、しかも登記の
 義務はない。隣の土地が、いつ、だれに買収され
てもわからない。そんな笑えない現実があるのだ』



(李鵬の「日本消滅」発言)

・李鵬首相(当時:20年前)の発言
・「日本という国は40年後にはなくなってしまう
 かもわからぬ」
・2005年5月9日、国交省と北海道開発局が
 主催する「北海道夢未来懇親会」が開かれた
・北海道チャイナワーク張相律代表が登壇
・「北海道人口1000万人戦略」という基調講演
・張代表は北海道の人口を1000万人増やせる
・その戦略として
・①農林水産業や建築業を中心に海外から安い
  労働力を受け入れる
・②北海道独自の入国管理法を制定し、海外から
 人を呼び込む
・③授業料の安い様々な大学を設立し、世界から
 学生を募集する
・北海道に限定し、ノービザで観光を実施、観光客
 を増やす
・住宅など不動産を購入した裕福な外国人には住民
 資格を与える
・札幌中華街を建設し、国際都市の先進地域として
 地位を確立する

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上記の「北海道夢未来懇親会」での発言を聴いて
「それはいい考え方だ」などと評価する日本人が
どれくらいいるのでしょうか?

何でも、程度、節度の問題です。

私は決して日本は鎖国をした方がいいとは思いま
せん。同時に、種の繁栄の為には、外部からの血を
入れなければ、衰退、滅亡していくと信じます。

が、それも程度、節度の問題でしょう。

今回のテーマを単純に読んでいくと、いづれ北海道
は中国になり、北海道のみならず、日本全体が、
「中国になる」とまで言い切らないにしても
「中国の属国」になってしまうのではないか。

少なくとも私はイヤです。

移民問題が深刻な問題を伴うのは、欧米の現実を
見れば明らかです。

よく日本は保守的である云々の説を聴きますが、
それがあるからこそ、日本の文化が守られ、日本人
の感性が守られているのではないでしょうか。

もちろん、これも程度、節度の問題です。

日本人と外国人の双方の血を引き継いだ子供が、
小学校、中学校、高校で日本人として教育を受け
日本人の感性で育っていくことに私は大賛成です

が、そうでない外国人が飛躍的に増加していき、
日本の人口減がこれで解消されるなどという意見が
あれば、そういう考え方には私は大いに抵抗したく
なります。


以前テーマに挙げた、「逆植民地政策」などは
決定的に回避した方がいい政策と私は考えます。


私が私淑する著名な国際エコノミストのH氏は、
国力の強さとは「経済力、政治力、軍事力」だと
説いています。

なるほどと私は実感しています。

日本は中国・韓国・北朝鮮に翻弄され続けるの
ではなく、主導権をもって他の大国とも堂々と
対峙できる国であってほしいと願っています

少し別な話になったかもしれませんが、中国を
はじめとして、海外資本に安易に土地を買収されて
いるようでは大変なことになりそうです。


誰と誰が不倫だの、離党だの新党結成だの・・・

見直すべき法律を早急に整備してほしいものです。

ここだけ読んで、そんな評論家では・・・
と感じる人もいるのでしょう。

そういう人も結局は同じだと思います

厳しい現実です。




福島さんは中国人による、日本の土地の
買収をどう思われますか。


廃れゆく限界集落を救うにはやむを得ないと
考えるのでしょうか。

私は大いに疑問です。


あえてざっくり言えば、何度も言うように私は
その「比率の問題」だと考えます。



ご意見をお聞かせいただければ嬉しいです。




最後まで読んでいただきありがとうございます。



福島さんの幸運な日々を祈念します。



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