【アモリ通信118:日本は国債破綻しない】  20170719

 
福島清隆 さん


こんにちは。

参謀育成コンサルタントの福島清隆です。



本日のテーマは「日本は国債破綻しない」です。

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日本が国債破綻しない24の理由

「国の借金問題」という(嘘)は、

なぜ、広まったのか?

       三橋貴明

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一人の人物にあまり嵌まり過ぎないようにして
学ぶこと。

私がモットーとしていることのひとつです。

50代前半まで、どちらかというと、鬼籍に
入った方々や文献を含め、自分より年長の人々
から学ぶことが普通でした。


しかし、自分が歳を重ねるにつれ、自分より若い
人からも「私淑する人」を探し出すべきではない
か。

そう考えるようになりました。


三橋貴明氏が私にとって「私淑する人」であるか
どうかは別として、最初はちょっと受け付け難い
個性の持ち主に感じたのですが、現在では、この
人からも素直に学ぼう、そういう対象の一人に
しています。


前置きは程ほどにして、今回は国の借金問題。

そして多くの人が日本はいずれ破綻する、と簡単
に言うのですが、三橋貴明氏は、それを真っ向から
否定しています。


上記のテーマの論文の主要部分をほぼ転載すること
を今回のメルマガにします。


いつもより更に長くなりますが、ご容赦願います。

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◎ 日本が国債破綻しない24の理由
  ( 具体的に24上がってるかは定かではあ
    りません)


〇 日本は「国の借金」でなぜ破綻しないのか?

1.「国の借金で財政破綻するのでは?」
  「ハイパーインフレーションになるのでは」
  といった破綻論に関する質問が読者から繰り
  返し送られてくる。

2.三橋貴明がそれを否定しても、テレビや新聞で
  何度も「財政破綻論」に触れるので、再び不安
  に駆られる。

3.「財政破綻論」はいつから始まったか。

4.主に財務省が主導している「国の借金で破綻す
  る」というプロパガンダは犯罪的な嘘である。

5.というより、1997年以降の日本のデフレーショ
  ンの深刻化は、全てこの「嘘」に端を発してい
  る。

6.本格的に「嘘の財務破綻論」が蔓延し始めたの
  は、1995年、大蔵大臣武村正義が事実上の財政
  危機宣言を行い、消費税増税路線が事実上の
  コンセンサスを得たときである。

7.大蔵省やマスメディアが全面的に武村をバック
  アップし、「日本は財政危機」という認識が
  社会に浸透していった。

8.当時の橋本首相が大蔵省や武村らが主導する
  「財政破綻論」を無視したならば、我が国が
  デフレに陥ることはなかった。

9.日本のGDPは1000兆円を超え、所得と税収が
  伸び続け、財政赤字の問題など顕在化していな
  かったであろう。

10.国の借金問題、本当は全て嘘。

11.財務省が言う「国の借金」を一から考える。

12.「財政破綻」とは政府の債務不履行
   (デフォルト)だ。

13.政府が借りたお金を返済できなくなるか、
   もしくは利払いできなくなること。

14.国の借金とは? -> 政府の負債である

15.「国」でも「国民」でもなく「日本政府の
   借金」のことなのだ。

16.Government Debtについて、日本銀行は
   「政府の負債」という正しい用語を使い、
   財務省は「国の借金」と呼んでいる。

17.借金大国どころか、世界最大のお金持ち国家

18.「国の借金」とは、日本政府、日本の民間
   企業の集合体である「日本国家」が外国から
   借りているお金のことである。

19.日本の対外負債は2014年6月で504兆円ある。

20.「日本の国の借金は1000兆円を超す」はウソ
   なのだが、それでも現実に500兆円を超す。

21.しかし、我が国は外国からお金を借りている
   だけではない。
   外国に「貸し付けている」お金:対外資産
   がある。

22.日本の対外資産は826兆円というとてつも
   ない金額がある。

23.826 - 504 = 322兆円 純資産(対外純資産)

24.日本は「国家」としてみれば借金大国どころ
   か、世界最大のお金持ち国家である。

  (ちなみに世界で最も対外純「負債」が多い国
   貧乏国はアメリカである)


25.「国民1人当たり817万円の借金」を広める
   財務省記者クラブ

26.「国の借金約1038兆円、国民1人あたり817
万円1」を新聞記者に書かせる。

27.国民に妙な罪悪感を抱かせる。

28.「国の借金を将来に残すんですか?
   ツケの先送りをするんですか?
   あなたは悪い人ですか?」

29.「いや・・・わかりました。増税やむなし」

30.人のいい日本国民はそう返してしまう。

31.「政府の負債」は「国民の借金」ではない。
   政府の負債を「貸している債権者」こそが
   日本国民。

32.「お金を借りている」のではなく「政府に
   お金を貸している」のが日本国民である。

33.どのようにして日本国民がお金を貸して
   いるのか。

34.「自分は国債など買ってないし、政府に
   お金なんて貸してない」
   という人の間違い。

35.「誰かの金融資産は誰かの金融負債」

36.金融資産:現金・銀行預金・債券

37.100万円をあなたが銀行に預金したら
   それはあなたの「金融資産」だが、銀行
   にとっては「金融負債」

38.「銀行預金」とは銀行が国民、一般企業
   から「借りた」お金、すなわち
   「金融負債」なのだ。

39.何よりの証拠は、微々たるとはいえ、
   金利(利息)を払い、預金を下ろす時に
   きちんと「返済」してくれている。
   (そうでなければ債務不履行である)

40.銀行はなぜ、本業を顧みず、国債を買う
   のか。

41.銀行は国民からお金を借りる(預金を
   集める)ことが商売ではない。

42.預金(金融負債)として借り入れた
   (預かった、ではない)お金を、別の
   誰かにより高い金利で貸し出し、金利を
   得ることである。

43.今の日本のデフレ下では企業が‎‎設備投資を
   しない。家計はローンを組まない。
   中小企業には不良債権化を恐れて銀行がお金
   を貸さない。

44.様々な理由で、銀行から民間への「お金の
   貸付」という流れが細ってしまっている。

45.これを「民間の資金需要がない(=お金
   を借りる理由がない)と表現する。

46.毎日「貸し付けられる」預金を銀行は誰かに
   借りてもらわなければならない。

47.「銀行の金融負債である預金」を誰も借りて
   くれなければ銀行は利払いが発生するだけで
   倒産してしまう。

48.だからこそ、銀行は国債を購入し、政府に
   お金を貸し付けるという形で銀行預金を運用
   している。

49.日本のデフレは深刻で民間の資金需要が少な
   いため、大きな「日本円」の借り手は、
   事実上、日本政府以外にない。

50.結果として、日本政府は人類史上屈指の
   低金利で国債を発行できている。

51.「日本政府にお金を貸している債権者」の
   過半は国内の金融機関である。

52.しかし、金融機関は自己資本を日本政府に
   貸し付けているわけではなく、あくまで国民
   の銀行預金の運用先として国債を購入して
   いる。

53.日本国債は、誰がどれだけ買っているか。
    (2014年6月末)

   国内銀行     34.04%
生損保      22.80%
社旗保障基金    8.04%
日本銀行     18.66%
年金基金      4.13%
海外        4.11%
家計        2.50%
民間非営利団体   0.44%
その他       5.28%

54.日本国民は債務者ではない「債権者」
   である。

   日本国民は「莫大な借金を負っている」
   のではない。

   むしろ、巨額のお金を日本政府に
   貸し付けている「債権者」こそが日本国民
   である。

   日本の赤ちゃんは生まれながらにして
   800万円の借金を背負っているのではなく、
   800万円の債権者である。

   「ウソ」に騙されてはいけない。

55.例えば、日本国債の所有者の多くが外国人
   で、金利が世界最低で「なかった」として
   も、日本政府の債務不履行という
   「財政破綻」は起き得ない。

56.理由は、「日本が独自通貨国で、かつ国債
   の100%が自国通貨建て(日本円建て)
   であるから。

57.なぜ、日本国債は100%日本円建てなのか?

58.日本国民が銀行に預金した日本円を、政府
   が借り、国内で支出する。

   外貨建ての商品やサービスを購入する必要は
   ないため、国債は100%日本円建てとなる。

59.日銀が国債を買い取れば、政府の借金は
   実質的に「棒引き」となってしまう。

60.日本政府は「日本銀行」という子会社を
   持っている。
   日本銀行の株式の55%は日本政府が所有。

61.親会社と子会社の間のお金の貸し借りは
   連結決算のルールで「相殺」されてしまう。

62.現在、黒田日銀は猛烈な勢いで日本円を
   発行し、銀行などが保有する国債を買い取っ
   ている。

63.「53」の「国内銀行」が保有する国債が
   「日本銀行」に移転されている。

64.結果として、政府の実質的な負債が「減少」
   を続けている。

65.政府が過去に借りたお金の借用証書である
   国債が、日本銀行に買い取られると、政府
   は実質的に」「借金棒引き」となってしま
   う。

66.政府は日本銀行が保有する国債について、
   未来永劫、放置を続けても構わない

67.日本政府は日銀保有の国債に利払いを続け
   ているが、日銀の決算が終わると、
   「国庫返納金」として返還されている。

   国債の利子が「政府=>日銀=>政府」
   と行って帰ってきている。

68.政府は「借金棒引き」が目的で日銀に国債
   を買わせているわけではない。

69.通貨を発行する仕組み上、国債を買い取ら
   ないわけにはいかない。

70.日本銀行が日本円を発行する際には、
   銀行が保有する国債を日銀が買い取り、その
   代金を支払う形で「新たな日本円」が発行
   される。

71.日本銀行の役割の一つは、日本円の通貨発行
   である。

   日本銀行はその存在理由から、日本国債を
   買い取り、「親会社の借金を棒引き」に
   しないわけにはいかない。



(結論)

「世界で最も国債の金利が低い」

「政府にお金を貸しているのが、日本国民」

「国債が100%日本円建てで、政府は日本銀行を
 子会社として持っている」


上記三つの理由から、
  「日本政府の財政破綻の可能性はゼロ」
なのだ。


自国通貨を発行できる政府が、自国通貨建て国債
の債権不履行を起こすことなど、ありえない。



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個人的にはまだまだ100%理解したとは言えない
のですが皆様はどうでしょうか。


私は他人様にしっかり説明できるようになろうと
思い、敢えてメルマガにし、サマリーにしてみま
した。




福島さんは、今回の結論を、このメルマガ
を読むだけでご理解いただけたでしょうか。

まだまだ説明が不十分でしょうか。


また三橋氏の論点に疑問があれば是非、ご教示
下さい。




ご意見をお聞かせいただければ嬉しいです。




最後まで読んでいただきありがとうございます。



福島さんの幸運な日々を祈念します。

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