![]()
◎◎さん(^^♪
こんにちは。
『数字と人を育てる経営を、あなたの会社に。
「数字と心」が経営の両輪です。
ペンタゴン・メソッド』
本日のテーマは
『立場は新入社員、意識は社長』です。
1日1話読めば心が熱くなる
365人の生き方の教科書
10月12日 上甲 晃
志ネットワーク「青年塾」代表
立場は新入社員、意識は社長
新人研修で、松下幸之助は仕事をする上での
二つの心構えを説いた。「君の立場は一新入社
員やな。しかし、意識は社長になれ」
新入社員とかサラリーマンだと思って働いて
いると、意識まで雇われ人、使われ人になって
しまう。だが、社長の意識になると、同じもの
を見ても景色が違ってくる。松下電器製のネオ
ンの一角が消えていたとしよう。一社員の意識
だったら消えていることに気づきもしない。「
消えてるな」としか思わない。無関心である。
しかし、社長だったら絶対にこういう。「おい、
うちのネオンが消えとるぞ。直せ」と。つまり、
当事者意識に変わるのだ。
その日以来。私の意識はずっと社長だった。
経営方針発表会の前日には、誰に言われたわけ
でもないのに、もし自分が社長だったらどんな
方針を発表するかを考え、それを書いて当日に
臨んだ。そうすると、「なるほどな。社長はい
まそんなふうに考えとるんか。そういう見方も
あったか」と自分との差に気がつく。ただ受け
身で社長の話を聞き、ノートに写すだけでは得
られない学びである。
あるいは、松下幸之助が現場視察に訪れた時
など、大抵の人は畏れ多くて後ろに下がるが、
私は逆に松下幸之助の後ろにピタッとつき。何
を質問するか、どんなことを指摘するか、どこ
を見ているかを徹底して研究した。胡麻を擂る
わけでもなんでもない。その一挙手一投足から
経営者としての物の見方、考え方を盗み取ろう
と必死だったのである。
もう一つの心構えは、「上司は使うもんや」
と言うことだ。私が松下電器での31年間を心か
ら楽しく過ごせたのは、徹底して上司を使って
きたからだろう。自らに強い思いがあると上司
を使える。しかし、強い思いがないと上司に使
われてしまう。
一年間の研修を終え、私は本社報道部に配属
された。そこで、毎朝同じ人ばかり課長に叱ら
れていることに気づいた。私から見たら真面目
に仕事をしているあの人がなぜいつも叱られる
のか。じっと観察してわかったのは、言われた
ことだけをやっているから叱られるということ
だった。
言われたことだけをやっているうちは受け身
になる。これは精神衛生的に極めてよくない。
自分から提案しよう。そう思い、例えば社内報
にアメリカの記事を掲載する際、従来は電話で
聞いて書いていたのだが、「それじゃあ、本当
の記事は書けません。大事なことは現地に行っ
た方がいいんじゃないですか。課長、私に是非
行かせてください」と切り出した。
すると、課長は、「そんな急に言われても、
俺も行ったことがないからな」と言う。そうな
ったらこっちのもので、「課長、先日の件は進
めてくれましたか」と主導権を握ることができ
る。このように。とにかくやりたいことを自分
から提案していたため、私は新入社員の頃から
上司に命令されて仕事をした記憶がない。
(私見 2)
あまり「いいことではない」ことは書くべき
ではないと思うものの、「大抵の凡庸な組織」
では上甲氏のような人物は「変り者」「生意気」
と評価され、埋もれてしまうか、活かされない
ケースの方が多いのではないかと私の場合は
感じてしまいます。
幸い、上甲氏はそれなりの規模の企業と、自
分の想いを受け入れてくれる組織文化や上司に
恵まれていたという要素が大きいかったのでは
ないでしょうか。
「俺も行ったことがないからな」で終わってし
まい、何度努力しても難しい場合の方が多いの
ではないでしょうか。
この話は、組織の長たる「社長」こそが自社
の組織文化を冷静に見極める格好の話題では
ないかと私は思いました。
◎◎さんは、部下から、海外出張を提案
された時、(もちろんその時の状況や内容により
ますが)、前向きに考える意識を持てるでしょう
か?
ご意見をお聞かせいただければ嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
◎◎さんの幸運な日々を祈念します。
【SILアカデミー ペンタゴン・メソッド】
https://www.sil-ms.jp
【50秒動画 SLBテンプレート&ペンタゴン・メソッド】
https://www.sil-ms.jp/173749.html
【SLBテンプレート 26】
https://note.com/sil5853/n/n44c9f5393e3c