【アモリ通信456】 人民解放軍の異変

 

◎◎さん(^^♪

こんにちは。

SILアカデミー 1on1 オンライン顧問
ジョガーFの福島清隆です。【専門は物流です】

本日のテーマは「人民解放軍の異変」です。


TAIWAN VOICE REPORT vol29

藤井厳喜 × 林 建良

4つの異変で読み解く中国の今

「中国軍で異常事態発生」大混乱の粛清劇と
             アメリカの罠

本誌は会員制の雑誌です。
肝心の自分自身が事細かく読んでおりません。
内容的にも気が重くなるものの、ボリュームも
多い為、上記の部分を「引用レベル」で済むツ
モリ?で一部を箇条書きで記載します。

【人民解放軍の異変】 2023年8月2日配信

・7月31日、中国の軍で重要な人事異動があった
・今回の昇進は、ロケット軍の人事に関するもの
・2人の昇進があった。1人は王厚ヒンでロケット
 軍の司令官になった。もう一人は徐西盛で、ロ
 ケット軍の政治委員に任命された。
・政治委員の存在はあまり重要な内容ではないよ
 うに思われかもしれないが、時には司令官以上
 の権力を持つこともある。
・実際には、この発表はかなり異例である。
・中国人民解放軍内で何らかの変化が起きている
 に違いないと分かる。
・中国のロケット軍はもともと第2砲兵隊である
・第2砲兵隊は中国におけるミサイル専門の部隊
 であり、2015年に習近平の指示によりロケッ
   ト軍に昇格し、陸海空の3軍と同等レベルに位
 置づけられた。
・今回の人事異動の異例さは、新任の司令官の
 王厚ヒンが元々海軍出身であり、ロケット軍へ
 の異動は初めてであること。政治委員の徐西盛
 も空軍からロケット軍に転任している。
・ロケット軍は専門性が高く、他の軍種から移動
 してもほとんど貢献できないとされている。
・戦争が勃発すると、ロケット軍が中国において
 最初に行動する軍種になる。中国で最も多くの
 予算を割り当てられ優遇されている。習近平も
 この軍種を最重要視している。
・しかし、問題は新たな司令官の就任に関連。
・前任の司令官が解任されることになる。
・通常、軍のトップのポストに就くまでは、少な
 くとも2~3年の経験が求められる。1年半で
 交代することは非常に異例である。
・具体的に、ロケット軍司令官だった李玉超と、
 ロケット軍の政治委員だった徐忠波が解任され
 行方不明になった。さらに副司令官である呉国
 華は7月4日に亡くなった。
・さらに、ロケット軍内では現職および前任の将
 校つまり将官約10人が行方不明になっている。
・中国では腐敗や愛人問題などが頻繁に起こって
 いるが、軍や政府の上層部であれば、誰でもこ
 れらの問題を抱えている。従ってこれらの問題
 が直接の原因ではないと考えられる。
・何があったか? 情報漏洩の可能性がある。
・敵対国と関係があるということ。国家としては
 裏切り行為になる。
・李玉超司令官の息子がアメリカに留学している
 ことから、情報がアメリカの手に渡ったのでは
 ないか。もう1つは最先端兵器である東風27に
 関する情報が漏洩したというもの。
・中国のロケット軍は非常に特殊な存在である
・第1に、ロケット軍は専門家集団であり、中国
 の予算の大部分を占める部隊である。
・第2に、ロケット軍は中国の」軍におけるエリ
 ート意識が非常に強いという点。
・一般的に日本やヨーロッパ、アメリカではエリ
 ートは自分の責務を果たす意思を持っている。
・中国に限ってはそういう意識はほとんど存在し
 ない。自分の地位が高いからこそ、死にたくな
 いという考え方がある。自分が専門的な知識を
 持っているからこそ、犠牲になりたくないとい
 う思考もある。 
・第3に、実際に戦争が起こった場合、最初に動
 員されるのはロケット軍である。一度戦争が
 始まれば、ロケット軍が最前線になる。アメ
 リカは「核兵器が使用される可能性があるから
 、最初に撃破しなければならない」となる。
 従って実際に戦争が勃発した場合、最初に犠牲
 になるのはロケット部隊である。そのため、ロ
 ケット軍は戦争になりたくないのである。
       (中略)
・今年(2023年)2月にスパイ気球事件が発
 生した。6月20日にバイデン大統領が募金パー
 ティーで「習近平は知らなかった」と公言した
・中国の気球を発射する部署には、ロケット軍と
 戦略支援部隊の2つが関与している。
 習近平を妨害する意図があった可能性がある
 もう一つの可能性は意図的に自分の情報をアメ
 リカに送ったということ。ロケット軍と戦略支
 援部隊のアメリカへの送りものであり、習近平
 は知らなかったという事実は確かである。
・さらに4月13日に、アメリカ国防省の機密文書
 が漏洩した。21歳のマサチューセッツ州出身
 の州兵です。国防総省が意図的にこの漏洩を行
 ったか可能性がある。国防省が彼を罠にはめて
 わざと漏洩させたと考える方が合理的
・今回の影響で、これから調査や粛清が行われる
 。ロケット軍と戦略支援部隊では、内部で大規
 模な粛清が行われると思われる。
・その影響は、1つ目として、みんな「明日は我
 が身」と思う。中国の軍の内部がかなり動揺す
 る。内部闘争も非常に激しくなる。密告もある
 。「あいつとあいつだ」となる。密告した方が
 得なので「この人だ」と密告が多発する。もし
くは逃げるのである。
・2つ目は習近平の地位にも動揺が生じる。
 習近平の権力が堅固であれば、一方的に粛清が
 行われるが、堅固でなければ、軍が反乱する可
 能性もある。実際、ロシアでは反乱が起きた事
 実がある。
・3つ目は。習近平が自身の身に何が起こるか分
 からなくなり、理性的な判断ができなくなる可
 能性がある。
・中国の経済の困難、若者の失業率の増加
 外国との関係悪化。習近平に権力が集中してい
 るので、彼が決断しなければ何も進展しない状
 況である。
・習近平が理性的な判断を欠く場合、なげやりに
 なる可能性もある。意図的に軍事的な行動を起
 こす可能性もある。
・これから恐らく、中国の軍の中はしばらく不穏
 な状態になるであろう。とすれば習近平政権そ
 のものも不穏になり、中国全体が不穏になる。
 そうなると東アジア全体も不穏になってしまう
 可能性がある。このことはずっと見守っていか
 ねばならない。


(私見)
未来の予測は難しいですね。そもそもその道の
専門家からして未来予測を外すことが少なく
ありません。

・中国は益々巨大化していき、世界の覇権国
になる
・中国共産党は崩壊し、中国はいくつかの国に
分裂して国力は低下する。

他にも予想はあるでしょうが、私はひたすら後者
に賭けてます。なコト言ってると、中国旅行をし
たらいつの間にか行方不明になるかもしれないの
で当分の間、中国旅行は決してしません(💦)

それを極端だ、偏っていると考える人は、現状認
識が甘い、正にノーテンキな人と少なくとも私は
そう判断します。

早く、時代が変わってほしいものです。

◎◎さんは、新聞、雑誌、TV等から
得られる情報とこの記事の内容とでギャップを
感じることがあるでしょうか。

私の知人で、かなり米国嫌いの方がいます。
それはそれで分からなくはないのですが、日本が
(今現在の体制の)中国の支配下に入ったら、
それがどんなに悲惨なことか。今の香港は昔の
香港ではなくなったことが理解できないのでしょ
うか。そういう認識はないと思われます。議論し
ても仕方ないことです。

ご意見をお聞かせいただければ嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

◎◎さんの幸運な日々を祈念します。

 
 
 

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