【アモリ通信433】 1日1話 20230913

◎◎さん(^^♪

こんにちは。

SILアカデミー 1on1 オンライン顧問
ジョガーFの福島清隆です。【専門は物流です】

本日のテーマは「1日1話 20230913」です。


1日1話

 読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書
   

       藤尾秀昭 監  致知出版社
              \2350 +税

    日本人の心を熱く燃やす第二弾


私の一番のお気に入りと言っていい程の書籍です

今回は、下記3話をご紹介します。


1月30日 小川三夫  鳩工舎棟梁
2月27日 門馬敬冶  東海大学野球部監督
4月19日 佐野俊二  カリフォルニア大学教授

1月30日 小川三夫  鳩工舎棟梁

不器用の一心に勝る名人なし

    (前略)

 器用な子は早く上達する。でもすぐ慢心して落
っこちたり、また上がったりで波を打ってばかり
です。不器用な子は、初めはなかなか芽が出なく
ても、何かを機にコツを掴んだ時は、そこからク
ッククックと伸びるね。
 だから「不器用の一心」というのがいいですね
西岡常一棟梁も「不器用の一心に勝る名人なし」
と言っていました。器用な子はその器用さに溺れ
る。何でもすぐ分かった気になるから、考えが浅
い。
 普通であればそれでいいんですよ。しかし、我
々のように、途轍もなく大きなものをつくるとか
そういう重い仕事を背負わされた時に潰れちゃう
んです。器用、不器用といっても、十年ぐらいの
修業をやるのであれば、そんなに大差ありません
。でも器用な子はそこまでいられない。大体にお
いてそういうことがありますね。

 うちには5年ほど前までは、弟子入りを志願し
てくる子が年に300人ほどいましてね。その中で
採るのは二人ぐらいなんですが、母親が「うちの
子は手先が器用だから、向いていると思います」
と言ってくるケースがあります。でも、何の訓練
もしていないのに器用な子と言われるのは、単に
頭のつくりが器用なんですよ。それはそんなに
褒められたことじゃないですね。そうやって考え
ると能力のある子はダメです。

2月27日 門馬敬冶  
     東海大学付属相模高等学校硬式
     野球部監督

「本気ですか」と私に詰め寄った選手

 2010年でしたけど、僕は一度、選手に詰め寄
られたことがあります。
 ある練習試合の後で「おまえら本気でやらない
んだったら、もう練習するな」と怒って立ち上が
って監督室に戻った時、キャプテンがやってきて
「僕は勝ちたいんです。だから相模に来たんです
。練習に出てください」と。「そうか、分かった
」と言ってグランドに向かおうとすると、彼がパ
ッと私の前に立ちはだかりましてね。「本気です
か」と詰め寄ったんですよ。「僕は監督が本気に
は見えない」って。

 東海大相模はよく甲子園に行ってるイメージが
ありますでしょう? だけど選抜には出ていても、
夏の甲子園に33年間行けなかった時期があるん
です。2010年、うちは春の選抜で優勝候補の
筆頭だったのですが一回戦負けをしました。僕が
キャプテンに詰め寄られたのは、その後しばらく
して行われた練習試合の後でした。
 キャプテンの言葉で僕の魂に火がつきまして、
3年生だけを集めて猛練習をしました。僕も3年
生も全員泣きながら練習しました。変わったのは
その瞬間ですね。33年の殻を破って夏の甲子園に
出場できたんです。優勝こそ逃しましたが、この
年は決勝まで進むことができました。
 だから僕は人間は本気になった瞬間、どんな
局面でも乗り越えられる、その時、人間同士の
本当の関わり合いができると信じています。大人
になると、どこかうまくやろうとして、なかなか
本気さは出せない。ところが、子供たちの本気さ
はとてつもないパワーを発揮するんです。

 もう一つ印象的な話があって、2010年の県大
会では、レギュラーの子2人が怪我をして出られ
なくなりました。その時、2年半一度もレギュラ
ーになれず試合にも出たことがない子がレギュラ
ーとして大活躍しました。夏の甲子園で一桁の背
番号をつけて頑張ったんです。レギュラーになれ
なくても、練習をとことんまでやる子でしたね。
室内練習場に蒲団を持っていって寝ていたと言っ
ています。

4月19日 佐野俊二 カリフォルニア大学教授
     サンフランシスコ校外科学教授

自分をどんな環境に置くか

 僕がいつも思うことは、医者の世界というのは
野球と一緒で、ナチュラルタレントのある人間は
たくさんいるんですよ。「こいつは才能がある」
とか「こいつは手先が器用だ」とかいうのはいっ
ぱいいる。
だけど実際にその中で、本当にいい心臓外科医
になっているのはほんの一握りですよね。
 野球でも十年に一人の逸材と言われる選手が
毎年のように出てくるじゃないですか。でも、そ
の中のほとんどは一軍にも入れない、スターにも
なれない。なぜそうなるかと言えば、才能があっ
ても努力しないからですよ。自分に才能があって
何をやってもピッとできてしまうから、それ以上
の努力をしなくなるんです。
 やはり伸びる人間というのは、性格がいいと僕
は思うんですよ。それなりの才能があって、なお
かつ人の言うことを何でも聞いて、もっと努力し
ようとする。それっていうのは、素直な人間でな
いとできないですからね。
 あとは自分をどんな環境に置くかだと思います
僕がいたメルボルン大学王位小児科病院には、
世界中から選りすぐられた連中が来ているわけで
すよ。しかも彼らの多くは隠れた努力をしていま
した。その一端を垣間見た時に僕は思いましたね
「このままだったら、自分はどう考えてもこいつ
らに太刀打ちできんわ」って。
 やはり世界に出ると自分より出来る人間はいっ
ぱいいることがわかりますから、そういうところ
で揉まれたほうがいいですね。日本の狭い中だけ
でやっていると、少しできたくらいですぐに天狗
になってしまう。それでは伸びないですよ。とに
かく自分を揉まれる環境に置くこと。そうすれば
伸びていく可能性は高まると思います。才能プラ
ス環境です。

 あと一つはもうハングリー精神ですよね。満た
された連中は、やっぱり苦労しない。一所懸命
やってる人間は、いろんな意味で苦労をしていま
すよ。
 僕自身も、「先生はいいですよね、ラッキーで
」って言われています。でも、その時に選ばれる
だけの努力は私はちゃんと示しててきた。引き立
てられるというのは、それだけの努力をして、そ
れが認められたことになるのだから、そういった
地道な努力をするというのは、すごく大事やね。


何の訓練もしていないのに器用な子と言われるの
は、単に頭のつくりが器用なんですよ。それはそ
んなに褒められたことじゃないですね。そうやっ
て考えると能力のある子はダメです。

彼がパッと私の前に立ちはだかりましてね。
「本気ですか」と詰め寄ったんですよ。
「僕は監督が本気には見えない」って。

日本の狭い中だけでやっていると、少しできたく
らいですぐに天狗になってしまう。それでは伸び
ないですよ。とにかく自分を揉まれる環境に置く
こと。

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(私見)
せっかくいい話ばかりなのに、最近あった、
ちょっと下らない体験が脳裏から離れない。

きっと〇氏は、「小さな組織でお山の大将として
紆余曲折はあったにしてもやってこれてるので、
上から目線が染みついていて、万事が自分本位
の考え方になってしまっているように思える。 
より大きな組織に関わろうとしないのであろうし
より大きな人脈を構築することもできないだろう
 しかし、本人は現状で至って満足なのでは?」

「1日1話」には「私淑する人」と言っていい
レベルで自分の知らない人が山ほどいる。

が、世の中には「疑問符はつくがなんとかやって
いけている人」も少なくない。

「お前が言うか・・・・・」といわれたくないの
で、深入りはやめておこう(💦)

◎◎さんは、
・能力のある子はダメです。
・「本気ですか」と詰め寄ったんですよ。
・少しできたくらいですぐに天狗になってしまう
上記3つの中でなら、どれがビビッと心に響く
でしょうか?

ご意見をお聞かせいただければ嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

◎◎さんの幸運な日々を祈念します。

 
 
 

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