【アモリ通信431】  アトツギ起業

◎◎さん(^^♪

こんにちは。

SILアカデミー 1on1 オンライン顧問
ジョガーFの福島清隆です。【専門は物流です】

本日のテーマは「アトツギ起業」です。

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 NIKKEI TOP LEADER
特集 アトツギ起業
    後継者が企業を成長させるための
    4つのヒント

  自社の存在価値を再定義
      P18~~P21
  ワークスマイルラボ (岡山)


時代に合わせて事業を発展させた
ワークスマイルラボの歴史

1911年 岡山市で文具の卸とノート卸の製造
     販売業「石井弘文堂」として創業
1969年 「石井事務機センター」に社名変更。
    株式会社として法人組織に変更
1981年 キャノン販売(現キャノンマーケティン
    グジャパン)と取引開始。OA機器の
    売上が伸長
2003年 通販業者名での成長に押され、
     業績が下降線をたどり始める
2006年 現社長の石井聖博氏が入社
2009年 リーマンショックのあおりを受け、
     経営危機に陥る
2010年 金融機関の支援を受け、5カ年での
    経営改革を開始。社有地を売却
2011年 当時の主力社員の多くが退社
2015年 石井聖博氏が4代目社長に就任
2016年 働き方改革サポートなどを手掛ける
    「ワクスマ」の事業を開始
2018年 ワークスマイルラボに社名変更

石井聖博社長 インタビュー

 家業は入社時から大変な状況でしたが、3年
ほどたった頃には後継者としての意識も芽生えま
した。とある経営者養成のための研修に参加した
いと父に伝えると、費用が150万円と高額だった
のに「行ってこい」と快く送り出してくれた。で
も、1年の研修を終える直前に「(会社は)もう駄
目だ」と父から告げられました。
 銀行には返済の見通しをお願いしに行ったとき
銀行の担当者は私の方を見て「やりますか」と
聞いてきました。後継者としての覚悟を問われて
いたのでしょうね。
 心がくじけそうになった時期もあります。
2011年の夏、不渡りを出す寸前で、手形を落とす
5日前に倉庫付きの社有地を売却できました。
炎天下で社員にも秘密のまま、倉庫の掃除をして
いる自分が惨めになって、会社を辞めようかと思
い詰めました。けれど、そのときに余った現金
300万円はITツールのコンサルティングなど新規
事業の立ち上げに生かせました。これが後年の
事業の発展につながっています。
 けれど、新しい商材を考えても父は「そんなも
ん売れるか」「事業は急に変えてもうまくいかな
い」といった具合に頭ごなしに否定してきました
 他方で支援してくれていた銀行には新たなビジ
ネスモデルへの転換を促してくれていたので、
最終的には会社が変革に向かって一丸となるため
父に社長を交代してもらました。
 自社が提供する価値が変わると、顧客からの
見方も変わります。他から仕入れた商品の売買
では差別化が難しいでしょう。でも、ワークスマ
イルラボの働き方を自社でも取り入れたいと思っ
てもらえたら、他社の商品と比較されることはあ
りません。
 かつて私は事務機器販売業の先行きをネガティ
ブに見ていました。商品を売る場所は無数にある
ので、ある意味なくなっても困る人はいないので
す。でも、会社を再建していく過程で強みがある
と気づけました。業歴が長い会社は地域に根ざし
た顧客があり、社長同士のつながりも強い。
そして、リアルな顧客対応にたけていること。
そして、これらの強みを生かすためには、売る価
値と売り方の両方を変える必要がありました。
 当社の経験を他の企業にも共有したいと考え、
22年9月、全国の事務機器販売業と地方企業にサ
ービスを売りたいITベンチャーの橋渡しとして
「中小企業働き方支援協会」を立ち上げました。
25年までに200社の加盟が目標です。
今後は全国にある同業と一緒に業界を盛り上げ
たいですね。 (談)

いしい・まさひろ
1979年、岡山市出身。現キャノンマーケティン
グジャパンを経て、2006年に石井事務機器
センター(現ワークスマイルラボ)入社。15年
から現職

   【第二創業成功の要因】

1.自社の価値を再定義した
  顧客が求めているのは「オフィス用品」
  ではなく、その先にある「より良い働き方」
  であると石井聖博社長は考え、事業内容
  の変更に着手した。

2.事業モデルと社内の改革を同時に進めた
  「働き方改革の支援」を商材とするに当た
  って、自社の働き方や人事制度にもメスを
  入れた

3.老舗として培ってきた資産を生かした
  創業100年の老舗として、岡山市内だけ
  でも1000社の販売網を持つ。長年取引の
  ある得意先などから受注しやすい体制がで
  きていた。


「オフィス用品」 ーー> 「より良い働き方」
ーー> 「働き方改革の支援」

(私見)
ビジネスモデルが「目に見えるハード」から
「目めに見えないソフト」に変わって、ちょっと
まだ分かりにくいのが正直なところです。

「販売業」そのものを総て止めてしまった訳では
ないようなので「当社の経験を他の企業にも共有
したい」として立ち上げた「中小企業働き方改革
」というのが当然、ミソなのでしょうね。

『ワークスマイルラボの成功要因は自社の価値
を再定義した上で、老舗としての資産は活用
したという2点に集約される。これらは後継ぎ経
営者が事業を新たなステージにアップデートする
ための参考になるはずだ」
とのことです (^^♪

◎◎さんは、「第二創業」という
ご経験がおありでしょうか。企業経営者でなく
ても、「転職」でも考え方が通じる部分がある
かもしれません。
「第二創業成功の要因」について如何思わ
れますか?

ご意見をお聞かせいただければ嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

◎◎さんの幸運な日々を祈念します。

 
 
 

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