【アモリ通信411】 JR東海はなぜ事故が多い

◎◎さん(^^♪

こんにちは。

SILアカデミー 1on1 オンライン顧問
ジョガーFの福島清隆です。【専門は物流です】

本日のテーマは「JR東海はなぜ事故が多い」です。


 「葛西の呪縛」と安全軽視の社風
 JR東海はなぜ事故が多い
P86~~P87  選択 1

三万人のための情報誌  
2023 VOL.49 NO.1

 
 今回は「選択」からテーマを選びました。
 こんな内容をメディアに晒して「名誉棄損」で
訴えられるリスクがあるのではないかと、常々、
疑問を感じてしまう「選択」という雑誌です。

 出版社もプロでしょうからそういうリスクは
承知しているでしょうけれど、逆にそんな心配は
いらないということなのでしょう。

 まずは内容をご確認ください。


「葛西時代の歪みが露呈した」
 経済紙の鉄道担当記者はこう警鐘を鳴らした。
 また、某紙経済部記者」は懸念を漏らす。
「”脱葛西”を模索している中で、緩みが出て
きたのではないか」
「葛西」とは言わずもがな、長らく東海旅客鉄
道(JR東海)の「ドン」であった葛西敬之氏のこ
と。12月18日」に発生した東海道新幹線の停電事
故が浮き彫りにした同社の問題点について、いず
れの記者も2022年5月に亡くなったドンに原因を
求めた。すでに鬼籍に入ったにもかかわらず、そ
の影響は色濃く残る」。これが、ドル箱である新
幹線の安全運行にも影を落としかねないというか
ら看過できない。

○ 非を認めない企業体質

 師走の日曜日の昼間に発生した停電事故は深刻
なものだった。18日の12時58分、豊橋駅~名古屋
駅の上下線で停電が発生し新幹線の運行を停止。
その後、上り線の運転を再開させたがすぐに停ま
り、運転見合わせ区間は徐々に拡大していった。
最終的に再開されたのは17時で、各地の駅やホー
ムには客がごったがえし大混乱。その日のうちに
ダイヤは正常化せず、駅に停まった列車で一夜を
過ごす羽目になった乗客もいた。

       (中略)

● 杜撰すぎる安全確認

 葛西氏がJR東の元社長松田昌士、JR西のトップ
だった井手正敬氏とともに「国鉄改革三人組」と
呼ばれたことは有名だ。三人とも、各社の絶対的
リーダーとして君臨したが、18年に返上するまで
28年もの長きにわたって代表権を持ち続けたのは
葛西氏だけである。
 同氏の次の社長に就いた松本正之氏は「ポスト
葛西」になると目されたが、すぐに実権のない
副会長職に追いやられた挙げ句、NHKの会長とし
て放り出された。後を継いだ山田佳臣氏は、リニ
ア事業の採算性に疑問を投げかけるなど「反葛西
」と目される動きも見せたが、最終的には大人し
くなってしまう。その後は現会長の柘植康英氏が
就き、現在の金子慎社長に繋がるが、「いずれも
葛西チルドレン」(前出関係者)だ。

一部には「柘植会長が路線転換を図っている」
(前出経済部記者)といった声もある。また「
22年の人事は金子社長が6年目も続投し独自色を
出した」(前出関係者)との指摘も出ている。し
かし、内情を知るある関係者は後継社長候補を
社外に放逐し「サプライズ」とされた22年の人事
についても、「かなり病気が進行していた葛西氏
が了承していた」と打ち明ける。つまり最後まで
「脱葛西」はできなかったのだ。

 話を今回の停電事故に戻す。JR東海は、最初に
列車がストップして、わずか24分後に「安全が確
認された」として上り線の運行を再開した。しか
しその後になって現地確認で、ちょう架線の断線
が判明し再度運行を停止したという。運転を再開
させた当初の「安全確認」があまりに杜撰だ。今
回のケースではちょう架線が切れて垂れ下がって
おり、状態によっては上り線を通過する列車に接
触する危険性さえあった。「運行を優先し、安全
を軽視した」という謗(そし)りは免れない。

 今回の原因は、直前の点検作業での初歩的な見
落としの可能性がある。東海道新幹線では10年10
月にも架線が切れる事故があった。この時は、車
両のパンタグラフのボルトをつけ忘れるというお
粗末な理由だった。かねて「JR東海は東や西と比
較して技術力が低い」(前出業界関係者)との指
摘がある。その一因となっているのが現場への過
度なプレッシャーだ。

JR東海は懲罰的処遇によって現場を締めつける
ことで有名。社員研修からして「軍隊染みている
」(前出経済部記者)といい、これもまた「葛西
イズム」の一端だ。JR東や西では国鉄時代の流れ
を汲む左派色の強い労組が残っていたが、東海で
は早々に切り崩されて従順なJR連合系労働組合が
大半を占める。過激労組員が少ないのは良いこと
かもしれないが、それが社員締めつけの結果であ
れば印象は変わってくる。

 今回の事故では、列車に積まれた非常用バッテ
リーが社内空調などには使えず、乗客が寒さに震
える一幕もあった。大量輸送を担う交通インフラ
としては大きな欠陥だ。「ドル箱」である東海道
新幹線は、開業から60年近くが経過した。盛土な
どの老朽化も懸念されており、安全対策は喫緊の
課題。そのためにも現経営陣には、染みついた社
内風土を変える責任がある。しかし彼らの背には
最大の「負の遺産」であるリニアが重荷としての
しかかる。葛西氏の「呪縛」というトンネルの出
口は見えない。


「選択」という会員制の月刊誌を読んで、度々感
じることですが、生々しく特定の人物を「こき下
ろして」、名誉棄損か何かで訴えられることはな
いのだろうかと。

 葛西敬之という人物については全く知りません
ただ、本稿を読んでその独裁専制ぶりはなんとな
く想像できます。鬼籍に入った人物ならまだ、叩
きやすいのかどうか。
 しかし、正義感ぶって非難するのもいいのです
が、実際問題として自分自身がその組織にいたら
「辞めるか適応するかの二者択一しかないだろ」
と、悲しい組織人の性でしょうか
 
 ま、そんな話は程々にして、リニアについては
私自身、日本の国土の狭さには必ずしも向いてい
ないのではないか・・・と、思います。

 中国大陸、アメリカ大陸、アフリカ大陸・・・
それくらいの規模でこそメリットがあるのでは。
 日本国内で実験線として普及させ、海外に輸出
する、とかなんとか。そういう考え方を何かで読
んだことがある様な気がします。

 20年、30年、あるいは50年、60年、もっと言え
ば、100年単位でイノベーションがどのように発
達するかわかりませんし、100年後は今の中年以
降の人間はほぼほぼ生きていませんし、誰にも分
かりません。

 ただ、それでもやはり個人的な直感では、
日本ではリニアは必要ないような。

 三菱が小型ジェットから撤退したとはいえ、
「空を安全に速く、そして省エネで飛べる。」
「大量輸送も小型輸送も空を使う」

海外の広い大陸なら、と言ったものの、それでも
私には、長期的には「空を使うこと」が時代の流
れではないかと思えます。

 またまた、本論とは違う話になってしまいまし
た。  (苦笑)

◎◎さんは、JR東海は事故が多いという
印象をお持ちですか。
かって、葛西敬之という独裁専制君主が君臨し
誰も歯向かえない組織であったことをご存知
だったでしょうか。

そういう人が、大なり小なり、あちこちいる
現実をどう思われますか。

ご意見をお聞かせいただければ嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

◎◎さんの幸運な日々を祈念します。

 
 
 

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