【jyogar教授のアモリ通信376】  現代中国 7つの裏側 ②     

◎◎さん(^^♪

こんにちは。

SILアカデミー 1on1 オンライン顧問
jyogar教授の福島清隆です。【専門は物流です】

本日のテーマは「現代中国 7つの裏側 ②」です。


現代中国 7つの裏側

危機を知る台湾からの警告

台湾独立建国連盟
    日本本部委員長    林 建良

【実録】テスラが嵌った中国進出の落とし穴
   外資企業をはめる”盗賊の原理とは”

(2021年9月7日配信 P99~~P102)


7月13日に「現代中国 7つの裏側」を配信し
たばかりです。

それでも非常に面白いと思うので、更に追加で
情報発信することにしました。

あまり関心のない方はスルーを・・・・(💦)


習近平の3期目を阻止しようとする
            多維新聞網論説
   (2021年9月7日配信)

(前略)

(全文抜粋)

テーマからして非常にインパクトがありました
 それは「中国共産党の指導者の引退は、一体誰
が決めるのか」というもので、これは衝撃的なテ
ーマです。なぜなら、習近平が3期目をやるとい
うことはみんなわかっているわけです。
 本人の口から公に表明したことは一度もありま
せんが、彼が3期目を狙っていることは周知です。
これはある意味「習近平、あんたは一体いつ引退
するのか?」と聞いているようなテーマなのです

この論説の中には、彼の言葉を使って彼の3期
目をけん制するような表現がかなりありました。
 毛沢東は一応終身制で、全然引退しないという
ことでしたけれども、1980年に鄧小平は「これは
良くない。やはり指導者の任期制を導入しなけれ
ば、国にとって良くない。しかも独裁はダメだ。
集団指導体制にしなければいけない」と言いまし
た。

まさに、今の習近平はそうではありません。集
団指導体制ではないですし、かれが独裁していま
す。当時、鄧小平は「党と国のために、終身制を
排除しなければいけない。引退するきちんとした
決まりを作らなければいけない」と言いました。
しかしながら、実は中国共産党の綱領の中では、
中国共産党の最高指導者である共産党総書記の任
期は決まっていません。

ですから、当時の鄧小平は自ら引退の意志表明
をしてその前例を作り、その後の江沢民、そして
胡錦涛も自ら引退することを表明せざるを得なく
なりました。それからは1期5年、2期10年、2期ま
でというのが暗黙の了解になりました。

(一部要点)

・この論説で習近平を褒め殺しと言っていい内容
・習近平は胡錦涛が引退する時「博大胸懐」「高
 風亮節」とたたえた
・「この引退はわが党とわが国のためになってい
 る。だから素晴らしい人間だ」
・「博大胸懐」:非常に心が広い
・「高風亮節」:気高く節操がある・非常に高尚
  で尊敬できる人間
・『多維網』は「あなた自身が言ったことじゃな
 いか。そう言ったあなたは3期目にしがみつく
 のか」と、暗にそう言ってます。

(以下全文抜粋)

『多維網』は、6月10日にやはり習近平を牽制
する論説を出しました。その時の論説は「誰が党
中央を監督するのか」というテーマでした。党中
央というのは習近平のことですから、「誰が習近
平を監督するのか」ということです。表面上は「
わが党は民主的な監督機能がきちんと働いている
。西側の民主国家と全く同じ、もしくはより民主
的だ」と言ってますが、暗に「誰も習近平を牽制
できないということはないぞ」と、警告していま
す。

この論説は、今までの権力闘争のような新聞の
記事や写真の大きさ、席の順番などよりも、非常
に露骨に「3期目はもうやらせない」と批判して
いるわけで、アンチ習近平派がのろしを上げてい
るような論説です。

なぜ今になってこのような激しい攻防になった
のかというと、習近平本人、習近平派もアンチ
習近平派もお互いに負けられない局面に向かって
きているからです。習近平がもし3期目をやらな
い場合はどうなるでしょか? 江沢民や胡錦涛、
あるいは鄧小平と同じように引退しても、悠々自
適に平穏な隠居生活を送ることはできません。

なぜなら、彼はこの10年間ものすごく大勢の
敵を作ってきました。その敵の生命、財産、一族
を全部奪ったわけですから、引退して周りに守る
人間が存在しなくなったら、真っ先に彼の命を
取りに来ます。習近平が引退するということは
イコール自分の命、一族の命、財産を全部失うこ
とになりますから負けられないのです。

一方、アンチ習近平派はどうなるのでしょう
か? 習近平政権のもとで、中国はまさに文化大
革命前夜のような様相です。もし彼の3期目にな
ったらどうなるかというと、もっとすさまじい
粛清をもう一度やります。ある意味、毛沢東が
文化大革命を発動したのと同じような闘争がまた
始まるわけです。今までせっかく汚職してため込
んだ日本円にすれば何兆円単位の、外国に隠し持
ったり、企業に投資している財産が、命も含めて
全部パーになってしまいます。

両方とも命がけです。負けた方は必ず粛清され
ます。中国共産党の本質とはこういうものであり
、暴力団の闘争より残酷です。暴力団だって、あ
る一定の掟は守られます。しかし、中国共産党の
闘争というのは、超限戦の発想を考えれば分るよ
うに、何のルールも、何の掟もありません。どの
ような暴力団、犯罪者よりも残酷です。

では、われわれにとってはどのような結果にな
った方がいいのでしょうか? 僕は習近平に勝っ
てほしくて、習近平の応援団長になりたいと思っ
ています。なぜなら、以前『Taiwan Voice』でも
話をしたことがあるように、習近平は「仮面を被
っていない悪魔」です。
 
 習近平の脅威、彼がやろうとしていることは、
ほかの中国の独裁者よりも分かりやすい。実際、
習近平政権になってから、一帯一路の政策や戦狼
外交、軍拡路線など、すべての民主国家陣営、
西側陣営に警戒されるものになりました。彼と
協力するということは基本的にできないと、ほと
んどの国々がそう思うようになったわけです。
これは習近平のおおきな功績です。

【一帯一路】
中国がアジア、中東、ヨーロッパ、アフリカに向
けて行う融資の名のもとの植民地政策。125か国
が参加している。

【戦狼外交】
中国の報道官や大使、メデイアなどが繰り広げる
攻撃的な言動。英語でWolf warrior diplomacy
と呼ばれる。

習近平が政権を続けて担当した方が、中国の崩
壊が近くなります。今回の『多維網』は、おそら
くアンチ習近平派の心情を代弁していると思いま
すが、しかし習近平に頑張って欲しいです。
習近平、頑張れ。 (了)


(私見)

なんとも、衝撃的というか、刺激的な内容です。

・習近平が3期目をやらずに引退しても、悠々自
 適とはいかず、彼の命が奪われ、一族も財産を
 失う。

・なぜなら、これまで敵の生命、財産、一族を全
 部奪ったから。

・習近平の3期目になったら、文化大革命のよう
 にもっとすさまじい粛清をもう一度やる。
 政敵は、今までせっかく汚職してためこんだ何
 兆円もの外国に隠した資産や、企業の投資が命
 を含めて全部パーになる。

・中国共産党の本質とはそういうものであり、暴 
 力団の闘争より残酷である。

・習近平は「仮面を被っていない悪魔」である。
 習近平のやっていることは、他の中国の独裁者
 よりも分かりやすい。

・一帯一路、戦狼外交など、すべての民主国家陣
 営、西側陣営に警戒されるもにになった。

◎ 習近平が政権を続けて担当した方が、中国の
  崩壊が近くなります。
  習近平、頑張れ。


林建良氏の予想通りというか、シナリオ通りに

「習近平3期目の政権となる」
「これまでよりもっとすさまじい粛清が始まる」
「民主国家、西側陣営から更に警戒される」
「中国共産党は崩壊し、習近平は命を失う」

となるのでしょうか。

「習近平、頑張れ」 
林建良氏一流の皮肉でしょう。


比較するものではないにせよ、習近平やプーチ
ンがやって来たことに比べれば、日本の政治家の
置かれている立場は、暢気で平和なものでしょう
ね。失脚しても、自分の命と一族を含めて財産を
奪われるようなことはないでしょうから。

所詮、緊張度が違う訳です。

決して、そのような世の中が好ましいとは露ほ
ども思いまっせんが、ロシアも中国も、早く本当
に民主化してほしいものです。

プーチンが年内に失脚するのかどうかわかりま
せん。通常の報道に反して、ロシアはウクライナ
侵攻で目的を達成しているという分析もあります

プーチンも習近平もこの年末に、今のポジショ
ンにいるのかどうか私には全く分かりません。

それでも、少なくとも、数十年単位での長期
展望では、世の中は平和になっていくと信じます

日本人は、ずぅ~~~と、平和ボケでいられる
のカモしれません。  (苦笑&💦)

◎◎さんは、この年末、プーチンも習近平も
今のポジションにいると思われますか?

ご意見をお聞かせいただければ嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

◎◎さんの幸運な日々を祈念します。

(追記)
この原稿を仕込んで数週間後、何と安部元首相
の衝撃的な事件がありました。
 想定外にしても余りにショッキングな事件で
あり、日本にとっても大きな損失です。
 それが分らない人が少なからず存在するのも
情けない話です。
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