【jyogar教授のアモリ通信359】  中国盛和塾  20220406

◎◎さん(^^♪


こんにちは。


SILアカデミー 1on1 オンライン顧問
jyogar教授の福島清隆です。【専門は物流です】

本日のテーマは「中国盛和塾」です。

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 TOP LEADER 日経トップリーダー 2022 1

中国・盛和塾の若手経営者座談会

 稲盛哲学に私たちがはまる理由

              P36~~P47

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 盛和塾は2019年末で、日本も世界もその総ての
組織が解散しました。
 現在は、その後継組織が地区ごとに「名前を変
えて」存続し、お互いに他地区と連携しながら活
動を継続しています。

が、まさか、まさか・・・中国だけは解散せずに
「盛和塾」の名前を名乗ったまま継続していると
は知りませんでした。
 多分、中国ならではの独特な事情があってのこ
とと、私は推察してます。考え過ぎかな?

 しかしながら、いつも「中国共産党」いわゆる
「中共」なるものに一定の警戒心を持つ私ですが
「中国」の総てがそうである訳でもありません。

 ここに登場する若手経営者が一定数、存在する
のも事実です。
「そりゃこのままでは日本は負けるはな・・・」
と改めて思います。 既に今、負けていると言っ
ていいのでしょうが・・・・・(💦)


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陳 淑林(チンシュクリン)
温州市で、約10年前子供向け室内娯楽施設
「妙妙楽」を開店。その後、大人も楽しめる「AP
エンタテイメントファクトリー」ブランドの施設
も展開。温州盛和塾副理事長も務める。40歳


趙 偉 (チョウイ)
2005年に「BSIEE本渋」ブランドを立ち上げ、若
い女性向けのアパレル事業をスタート。11年に
会社設立し、現在は全国に約300店を展開するま
でに成長した。40歳


黄 健 (コウケン)
2010年瀋陽市でレストランを創業。懐石料理やす
し、京料理などの日本料理を多地域で店舗展開し
ている。39歳


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陳 淑林(チンシュクリン)

私の実家はそれなりに裕福だったため、英国の大
学から戻ってきても、おしゃれに着飾っていい車
に乗り、ぜいたく品を買って、人から「いい人生
だね」と思われることがすてきなことだと勘違い
をしていました。10年前に今の事業を始めても、
最初の5年間は不真面目でした。店に行くのは月に
1度で、現場スタッフとの交流はわずか。でも5年
前にライバルが現れ、初めて危機感を覚えたので
す。
 空っぽの自分を変えたいーーー。
 そう思ったときに、以前にインターネット上で
稲盛先生の哲学を読んだ記憶がふとよみがえりま
した。それで温州にある盛和塾にまっしくらに向
かったのです。

● 怠け者の私を変えた

 人生と初めて向き合った私は、稲盛先生の
「人並み以上に努力しなさい」という言葉を聞き
心の底から反省しました。全く努力していないの
に会社が倒産しなかったのは奇跡だと思いました
 私は両親の誇りになっているだろうか。私は子
供の手本になっているか。私の会社にいる従業員
は未来を見ることができているか。毎日、自らそ
う省み、1日14~16時間、ひたすら仕事をするよ
うになりました。そうして今、少しずつ成長して
きたところです。
 家庭では子供たちも変わってきました。以前は
子供も浪費をしていましたが、一生懸命に働くこ
とは良いことだと理解し、毎晩本を読むようにな
りました。稲盛哲学は企業の成長だけでなく、人
生や家族の価値観を変えることを体験し、大きな
感動を憶えました。
 この経験を生かし、私は今、温州盛和塾の副理
事長として100人以上の起業家の成長をサポート
しています。稲盛先生の本を読むだけでなく、自
ら実践しようと話しています。行動することで社
内に文化が生まれます。恩返しの文化。努力の文
化、反省の文化。以前の中国企業にはあまりなか
った良心が育ってくるのです。


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黄 健 (コウケン)

 私は稲盛さんの思想を今も学んでいますが、盛
和塾に参加した期間は比較的短く、1年にも満た
なかったはずです。自分の体験から、人を知るに
してもどこかの組織に入るにしても、必ずしも早
ければ早いほどいいというものではないと思いま
す。人生の中で一番必要なタイミングで踏み込め
ばいいのでしょう。
 稲盛先生の哲学的思考は、中国の国学(中国古
来の伝統的な文化・思想)の知恵に由来するもの
だと思います。でもなぜ、盛和塾の方法で勉強し
たら実践に転化しやすくなるのでしょうか。それ
は古代の賢人たちの中で、人生の考え方をビジネ
スと組み合わせて使う方法を、ビジネスの観点か
ら語った人はいなかったからです。
 例えば「老子」は皇帝の為に書かれたものです
し陽明学もそれをどのようにビジネスに結びつけ
るかは語っていません。これに対して、稲盛先生
は経営者の経験を国学の概念と組み合わせて成功
し、その教えを広めることで、社会に変革と定着
を進めたのです。
 私の会社には、国学の思想や仏教の教えは元か
ら浸透していたのですが、盛和塾の勉強を通し、
多くのことが明確になり、再確認できました。例
えば、使命の力についてです。使命というものは
触ることも見ることもできませんが、探索するこ
とが重要です。使命と目標の違いは何かというこ
とも社内で議論しています。
 私たちの使命は、従業員の人生の後半を前半よ
り幸福にすることです。社内では1970年以降に生
まれた世代が多く、人生の半分を生きた段階です
 一人一人の従業員が自分の前半生より幸せな後
半生を送れるようにしたい。
 だから、私たちの店舗は都市の品位向上に資す
るためにオープンする。特に地方都市では、店が
そこに住む人々を明るくするものでなければなら
ない。建築様式も料理のポジショニングもそうい
う観点で創造しています。利益のことは二の次で
す。目に見えないビジョンやミッションを利益の
前に置くと、無限のエネルギーとパワーが生まれ
てくるのが分かります。
 私は、飲食業は人生で2回目の起業なんです。
その前は別の業界にいました。今は「刀を研ぐ十
年」だと思っています。多くの日本企業は一世代
あるいは数世代にわたって刀を研ぎ続けているの
ではないかとさえ思います。
 わずか1年かけて刀を研ぐのと。三代かけて刀
を研ぐのとでは絶対に比較になりません。経営の
哲学を毎日毎日、繰り返し実践することには深い
意味があるのです。

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趙 偉 (チョウイ)

● 「経営四聖」を愛読

私が日本の企業家のことを勉強するようになった
のは、比較的早い方だと思います。20代のときに
日本企業家の本を読みました。豊田喜一郎さんの
ほか、稲盛先生を含む日本の「経営四聖」(注:
松下幸之助氏、盛田昭夫氏、本多宗一郎氏、稲盛
和夫氏の4人のことを、中国ではそのように呼ぶ
)たちのことを書いた本です。
 経営四聖の本を読んで、彼らの生涯の事跡を知
り彼らが成長してきた理由が分りました。中国国
内でもよく知られている孫正義さんの本も愛読書
です。
 2020年には鍵山秀三郎さん(イエローハット創
業者)の「掃除道」(中国名も同じ)、秋山利輝
さん(秋山木工社長)の『一流を育てる秋山木工
の「職人心得」』(中国名『匠人精神』)も読み
ました。
 とても感慨深かったです。
 日本企業が私に与える印象は、第一に非常に親
しみを感じることで、第二に強い職人精神がある
ことです。整然と明瞭に仕事を管理していて、同
時に文化の伝承も重んじています。
 中国は早足で発展していますが、私たちは日本
企業から学び、精細な管理と職人精神を私たちの
起業に導入しなければなりません。どうやって私
たち中国企業の品質を向上させるかを考える必要
があると思います。
 日本には非常に多くのケースがあります。例え
ば「蔦屋書店」、そして服飾業界が注目している
「ユニクロ」「無印食品」。偉大な企業、優秀な
企業になりたかったら、これらは備えなければな
らない精神、もしくは能力だといえます。
 稲盛先生は19年末に、全世界の盛和塾を閉め、
中国の盛和塾だけ残されました。これは中国のす
べての企業に対する愛情だと思います。私たちに
とって一番重要なのは、盛和塾をいかに中国に根
づかせるかです。
 稲盛哲学を学んで気づいたのは、当たり前です
がこの哲学は日本から輸入したものなので、それ
ぞれの時代の日本の文化・環境の影響を受けてい
ます。
しかし、今の中国の文化・環境に稲盛先生の哲学
をまた将来の中国の発展とも融合できるでしょう
 そうして本当の意味で稲盛哲学を企業に根づか
せることができます。

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◎ 日本企業の強みは何かか

      (前略)

 中国の経済発展に伴い、中国は単なる日本企業
の生産拠点ではなくなった。これからは抜きつ抜
かれつの良きライバルとして歩んでいく。そうし
た新しい関係性を築く上で、そもそも日本企業の
優位性はどこにあるのか。
 その1つが経営哲学だろう。とどまるところを
知らない稲盛哲学の拡大、稲盛氏をはじめとする
「経営四聖」の人気を見れば、戦後日本の経済成
長の土台となった経営哲学が我々の財産となって
いると分る。
 哲学に基づいた経済成長、経済戦略、人々の生
活。渋沢栄一の「論語と参盤」を見事に両立させ
てきたことが日本企業の強みの1つである。今回
40歳前後の中国盛和塾3人の座談会を主催し、そ
う確信することができた。
 私たちは自信を持っていい。そして、どうすれ
ば社会と社員の物心両面をさらに幸福にできるか
を追求したい。

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(私見)

 日頃から一党独裁の中国共産党(中共)に対
する警戒を怠らないように、アモリ通信でも、
度々、情報発信している私です。
 しかし、中共と中国を一緒にしてはいけない
とも思っています。(ただ、中国の一般の人々
は、面と向かって中共に逆らえない、適応せざ
るを得ないという現実はありますが・・)


 私が中国ビジネスにどっぷりつかっていたの
が、2002年~2007年の間の実質5年間でした。
 すでに15年程の時間が経過してしまいました
が、当時以上に、日本と中国の国力は逆転して
いると思います。それを自覚できていない日本
人が未だに多すぎるのかもしれません。

 中国人民14億人。
 生粋の中共の人々が1億人近くいるとか。
 今回の3人のような優れた経営者が1億人?
 残りの12億人はどういう人たちでしょう?

「中国」を考える時、警戒すべき「中共」。
むしろ見習うべき「前向きで優秀な中国人」。
そして残りの「12億人はどんな人々か」
そんな単純な振り分けでは済まないにしても、
今のままでは、益々、中国にやられるなと
私は感じてしまいます。

『私たちは自信を持っていい。そして、どうすれ
ば社会と社員の物心両面をさらに幸福にできるか
を追求したい』

この言葉を支えに、日本人はもっともっと
目を覚ますべきだと私は痛感してます。

◎◎さんは、今回の3人の経営者のように
日本から素直に学び日本を追い越していきたいと
考える経営者や一般の人々が1億人はいると思わ
れますか?

 中共の人々が1億人近くいて、日本を属国化・
破滅させていきたいと考える人がいると思われま
すか。

 残り12億人の中国人の方々は、平均的には
どのような考え方であろうかと思われますか?

そんな単純な図式では判断できないとお考えで
しょうか?

(追記)
なぜ、中国だけは元々の盛和塾が残っているのか。
「稲盛和夫氏が中国だけは残した」というのは個
人的には疑問です。何か知っておられる方がいた
ら教えてください。
 

ご意見をお聞かせいただければ嬉しいです。


最後まで読んでいただきありがとうございます。


◎◎さんの幸運な日々を祈念します。

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