【アモリ通信299:危ない会社】  20210203

 

◎◎さん(^^♪


こんにちは。


SILアカデミー 1on1 オンライン顧問 福島塾
塾長の福島清隆です。 【専門は物流です】
本日のテーマは「危ない会社」です。

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 危ない会社の見分け方
 与信管理で債権の焦げつきを防ぐ

 NIKKEI TOP LEADER 2020.10

P14~~P25

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コロナ禍で企業経営は大変です。
この記事がアップされている頃、どれくらいの企業
が残念な現実に遭遇したかわかりませんが、そんな
中、こういうタイトルをテーマにすることに冷徹さ
を感じなくもないのですが、それはそれとして、今
回は上記記事からポイントをまとめます。

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〇 3日以内の催促をルール化(P16~)

規則があれば営業担当者も安心
A社の場合

一、信用調査会社の評点が49点以下の会社とは基本
  的に取引しない。

二、入金が遅れたら、本社から営業担当者にメール
  を送り、3日以内に支払いを催促して解決する。

三、支払い遅延が2回続いたら、取引をストップす
  る。

四、取引先に不穏な動きがあった場合には日報に書
  いて情報共有する。

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〇朝礼で毎日入金を確認 (P18~~)

入金を朝礼で毎日チェック
C社の場合

一、毎朝朝礼で、入金があったかどうかを経理が読
  み上げ、異常があれば営業担当者が即、催促す
  る。

二、社内基準に基づき、取引先をランク分けし、そ
  れに応じた与信限度額を設ける。

三、顧客の取引先に業界で手堅いと評判の会社が入
  っているかどうかを確認する。

四、3回、支払い遅延があったら取引を打ち切る。

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〇 独自の計算式で限度額を算出  (P20)

① 「月間平均売上高」「自己資本額」「運転資
  本額」の3点から与信限度額を算出する。
        (事例:省略)

② 信用調査会社の評点を基にしたランクで与信
  限度額を算出する。
        (具体例:省略)

③ ①の数値が不明な場合、年間売上高と売掛金
  最大期間から算出する。

  年間売上高×(売掛金最大期間÷365日)
  = 与信限度額

  例) 年間売上高500万円、
     売掛金最大期間60日の場合、

  500万円×(60日÷365日)≒80万円が、
  2ヵ月(60日分)の最大与信限度額(2ヶ月分
  の月商)となる。

【総合判断】

①~③の方法で社内で与信限度額(最多与信額と
最小与信額の範囲内)を算出し、経営者像や自社
物件の有無なども加味した上で総合的に与信限度
額を確定する。

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〇 「まさか」に陥らないために  (P21~~)

* いざというときのために交わしておく

     売買取引契約書 
  第〇条 (解除および期限の利益喪失) 
       (以下略)

* こんな社長は要注意! 
  危ない社長の3大要素

一、計数に弱く、数字で語れない

二、将来の大きな話ばかりをして足元を見ていない

三、人情味に厚過ぎ、厳しい事業ができない


*  現場はこんな情報に注意!
  まだある危ない会社の兆候

一、業界内で悪い噂が流れている

二、顧客の主要販売先の倒産に伴う債権の焦げつき
  が出た(連鎖倒産のリスクあり)

三、モノやサービスの大安売りが始まった、又はそ
  の噂がある

四、見知らぬコンサルタントが社長室に出入りして
  いる(整理屋に引っかかっている可能性が
  ある)

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〇 危ない会社を見極める十カ条 (P24~~)

第一条 新規の取引先を開拓する際は、各種登記簿
    を確認する。

    商業登記簿、不動産登記簿、動産譲渡登記
    簿、債券譲渡登記簿を確認する


第二条 信用調書を取り寄せる

    企業の業績の推移や決算書、倒産危険度、
    取引先などを見るために必要


第三条 社長が計数に明るく、財務が健全である
    か確認する

    業績がたとえ悪くても、挽回策をトップ
    が数字で語れるかどうか


第四条 経営者に熱意があるかどうかを調べる

    既製品のシェア拡大でなく、新製品・サ
    ービスへの開発意欲があるかどうか


第五条 後継者がいるかどうか見極める

    後継者の不在や重要な役員が辞職してい
    る場合は要注意 


第六条 社内の格付けに応じて与信限度額を決め
    る

    与信での調査結果で取引先をランク分け
    し、それに応じた与信限度額にする


第七条 顧客とは売買取引基本契約書を結ぶ

    会社の基本スタンスを示し、営業担当者
    の行動基準ができる意味で重要


第八条 顧客の変化を見逃さないようにする

    売り上げや利益の変化、自社の取引額と
    のバランスを定点チェックする


第九条 入金確認を確実に実施する

    入金の遅れがないか絶えずチェックし、
    異常があれば催促するルールをつくる


第十条 支払い条件の変更・延期があったら
    取引を再考する

    資金繰りがひっ迫している状態なので、
    注意が必要

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アモリ通信では「日経ビジネス」からテーマを
選ぶことが少なくありません。ただ、日経ビジ
ネスの場合、中堅企業以上、大企業に勤務する
ビジネスマン向けの話題が多いようにいつも私
は感じています。

そればかりではいけないので、逐次、
    「日経トップリーダー」
からもテーマを選択するようにしています。

この月刊誌は、確実に中堅・中小・零細企業の
経営者にも向いていると思います。

今回の場合、潰れまいと必死でもがいてる企業
に対して、上位にある企業が冷徹に接している
イメージを私は持ってしまいました。

そういう感覚じゃ・・・イカン・・・かな?

それはそれとして、コロナ禍を乗り越えた、新
しい企業経営のあり方が定着してほしいと願っ
ています。


◎◎さんは、今回のテーマを企業経営者
であれば、どのような立場で捉えておられたで
しょうか。

「当たり前のこと」 そんな感じでしょうか?

ご意見をお聞かせいただければ嬉しいです。


最後まで読んでいただきありがとうございます。


◎◎さんの幸運な日々を祈念します。

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