【アモリ通信280:従業員を自分に惚れ込ませる】  20200916

 

福島清隆 さん


こんにちは。


SILアカデミー 1on1 オンライン顧問 福島塾
塾長の福島清隆です。  【専門は物流です】

本日のテーマは
   「従業員を自分に惚れ込ませる」です。

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 機関誌「盛和塾」特別版

   「体系的に学ぶ稲盛哲学」

  従業員を自分に惚れ込ませる

       P218~~P222

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さて、今回は私が「私淑する人」ベスト3のひとり
稲盛和夫氏についてです。

昨年解散した盛和塾の「機関誌」は生涯の宝物に
なると信じています。

上記の部分をそっくりそのまま転記します。


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〇 従業員を自分に惚れ込ませる

 しかし、そのように努めても、信頼していた従業
員が会社を辞めてしまうということがあります。そ
のようなことが、経営者にとっていちばん悲しいこ
とです。「この男こそは」と思って期待し、一定の
仕事を任せていた人間が、いとも簡単に辞めていっ
てしまう。社長としては、まるで自分を否定されて
しまったような思いさえします。
 「この社員は、今後も会社を支えてくれる」とあ
てにし目をかけていた男が、会社を見限って去って
いく。それは、真剣に日々経営にあたっている経営
者ほど、寂しくやるせない思いがするはずです。

 そのようなみじめな思いをしないよう、いや従業
員との強い絆に気付き、経営者として心から感動す
ることができるくらいの、心と心で結ばれた人間関
係をつくっていくことに、何としても努めていかな
ければなりません。

そのことを改めて痛感する出来事がありました。そ
れは、私がゼロから立ち上げたもう一つの会社であ
る第二電電が、新生KDDIとして五周年を迎えた頃の
ことです。

 京セラがまだ零細企業であった時に入社し、懸命
に働いてくれ、その後KDDIに出向し、経営幹部とし
て定年を迎えた、京セラやKDDIの発展に功労のあっ
た人たち四、五人が集まり、私たち夫婦を旅行に招
待してくれたことがありました。

 ゴルフをし、旅館で一泊するというスケジュール
でしたが、夜に謝恩会を催したいというのでお受け
して、お酒を飲みながらみんなとしみじみ話してい
たのです。その時私は、彼らに次のように言いまし
た。

 「名もない京都の零細企業であった京セラに、み
んな入社してくれた。当時、大学を卒業しながら、
零細企業の京セラに入ったということは、よほど他
にいくところがなかったのではないか。『割れ鍋に
綴じ蓋』と言うように、当時の京セラ」に似合った
者しか集まってこなかったはずだ。そんな出来損な
いの連中が集まり、懸命にがんばってこんにちの京
セラになった」

 そのように話したところ、彼らが言うには、やは
り当時は、「京都セラミックなどという会社なんて
聞いたことがない。その会社は大丈夫なのか。もう
少しマシな会社に行った方がいいのではないか」と
、友だちや家族から、真顔で心配されたそうです。

 しかし、彼らはこう言ってくれました。

「確かに、将来に不安もあったけれども、稲盛さん
にお目にかかり、この人だったらついていこうと思
い、ただその一心でがんばってきました」

 今は、彼らは相当の資産家になっています。上場
前は、京セラの株式を額面で分けていましたから、
それが化けて、今はみんな大資産家になっているの
です。だから、こうも言ってました。

「私は今六十五歳になりましたけれども、家内も子
どもたちも悠々自適で幸せに過ごせています。あな
たに出会えたことが、こんにちをつくったのです」
と、みんな本当に京セラで過ごした人生を喜んでい
てくれているのです。

 しかし、私は言いました。

「だけどな、あんたなんかが偉いんだよ。ボロ会社
の京セラに来て、なおかつ経営の経験も実績もない
三十歳そこそこの若造の私を信じて、苦労を苦労と
も思わず、ただ一心不乱についてきてくれた。だか
らこんにちがあるのだし、それは私があげたもので
はない。あんたたちが自分自身でつくってきたもの
なんだよ」

 すると、彼らはこうも言ってくれました。

「いえ、私たちは本当に幸せです。あの当時、少し
マシナ会社に入って、はじめは威張っていた連中の
中には、今では尾羽打ち枯らし、みじめな思いをし
ている者もいます。同窓会に出れば、そういう彼ら
から「おまえはええなあ、ええなあ」とうらやまし
がられます。誰に会っても、おまえは何と幸せな人
生だなと言われるのです。

「それも、‎‎若い頃から夜もろくに寝ないで、休日も
満足にとらず、ただただ稲盛さんを信じて一緒にな
って懸命に働いてきたことが、こんにちのすばらし
い人生をつくってくれたのです」

 このように話してくれました。創業して間もない
未だ零細企業の京セラに入社してはみたものの、す
ぐに辞めていった人はたくさんいました。その中で
最後まで残ってくれた人たちが、四十年ほどたって
わざわざ謝恩会を開いてくれ、しみじみとこのよう
な話をしてくれるのです。

 ‭こういう人たちを、つくらなければならないので
す。このような人間関係を、経営者である皆さんが
企業内につくり上げていかなければならないのです
 社長であるあなたに惚れ込んで、どこまでもつい
てきてくれる人たちをつくり、そのようなすばらし
い人間関係をベースとして、会社を発展させ、彼ら
を幸せにしていかなければならないのです。

 これが、皆さん企業経営者の務めです。

 全幅の信頼を置いて、経営者であるあなたに従業
員がついてきてくれる、それは従業員が社長である
あなたに惚れ込んでいるということです。まずは、
従業員をして、社長である皆さんに心底惚れ込んで
もらわなければなりません。

 では、惚れてもらうためには、どうすればいいの
か。簡単なことです。己を愛していたのでは、誰も
惚れてくれません。己を空しくして、自己犠牲を払
って、従業員のことを最優先に考えるのです。そう
してあげるから、みんな惚れ込んでくれるのです。

「従業員に惚れてもらう」とは、言葉を換えて言え
ば、聞こえはよくありませんが、従業員をたらし込
んで、自分の共同経営者に仕上げていくことなので
す。そして、そのためには、経営者自身に自己犠牲
の姿勢が必要です。

 それは、従業員の誰よりも懸命に努力するという
経営者として仕事にあたる姿勢でしょうし、仕事が
終わった後に、わずかであっても身銭を切って、従
業員を労ってあげるといったような、相手を思いや
る姿勢でもあるでしょう。そのような自己犠牲をも
って、従業員の心を動かすことが、まずは前提です


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「稲盛和夫」という人物の名前は、かなり以前から
知っていました。二十年近く前、あるフォーラムで
来賓か何かで参加された稲盛氏に対して、司会者が
「何か失敗したことはありますか」という質問をし
た時の答えは「特にありません。成功するまで止め
ませんから」と、軽く答えていたのが印象的でした

 私自身は五十歳中盤過ぎになって、やっと稲盛和
夫という人物の書籍をじっくり読むようになりまし
た。その頃は、「この人はきっと建前でこういうこ
とを、おっしゃっているのだろうな」と、そう感じ
ていました。

 しかし、繰り返し、同氏の書籍に触れていく中で
いつしか、この人は本気で、本心でこういうことを
おっしゃっているのだなと、確信を持つようになり
ました。

 世の中には、立派なことを言ってるけれども、自
分自身の行動や考え方は、言ってることと矛盾する
し、それに気づいていない、結構、年齢を重ねた経
営者も少なくないように私は思います。


すぐ、余計なこと言ってしまう。
アンタが言うか・・・・とか  (苦笑&汗)

だって、知事をクビになって、最近ではTVでも
よく見かけるようになった、〇氏は、頭脳明晰は
間違いないのだろうけれど、人格的セコさは、未だ
に自分自身でも気づいていないように思われるし。

おいおい、そんなツマラン事例を上げて、話のレベ
ルを下げるんじゃないよ・・・・・・

確かに。



私が私淑する人ベスト3のひとり「稲盛和夫」。
同氏の教えを我が脳ミソに叩き込んで、真似は無理
でも、少なくとも、得意の「妄想」でそういう人物
になろうと思います。


オイオイ、お前はそういうレベルか!!!





福島さんは、「稲盛和夫」氏をご存知だと思
いますが、こういうタイプの経営者は好きですか、嫌
いですか。どちらでもないですか?

今の時代、これからの時代にでも合っている経営者だ
と思われますか?




ご意見をお聞かせいただければ嬉しいです。




最後まで読んでいただきありがとうございます。




福島さんの幸運な日々を祈念します。




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