【アモリ通信277:ホリエモン:お金の正体】  20200826

福島清隆 さん


こんにちは。


SILアカデミー 1on1 オンライン顧問 福島塾
塾長の福島清隆です。
本日のテーマは「ホリエモン:お金の正体」です。


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 99%の人が気づいていないお金の正体

   堀江貴文  

 税金 投資 仮想通貨 クラファン サブスク
 年金制度 セルフブランディング 
 ほか全32テーマ

 貯める人ほどバカをみる!

 お金を貯めるな、信用を貯めろ!

・「お金の本質 = 信用」である
・消費税は20%にすべき
・貯金より投資、投資より起業


          宝島社  1200円 + 税

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ホリエモンはあまり好きな男ではないのですが、
一目置く男には違いない。
「一目置いてるってことは、好きだということじゃ
ないですか」
もし、そう言われてら、面倒くさいので、「そうで
すね・・・」くらいにしときます (笑)


さて、早速内容に入るとして、全5章からいくつか、
これはと思うところを抜き出してみようと思います


第1章 お金とは何か
第2章 お金の「常識」は間違いだらけ
第3章 国がやることは信じるな
第4章 マネー革命が始まっている
第5章 信用があればお金はいらない

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第1章 お金とは何か?

  03 お金の正体  
    信用さえあれば全財産を失っても
    ノーダメージだ

・一般的にお金が「果たしている」3つの役割
 ① 価値の交換ができる
 ② 価値の保存ができる
 ③ モノやサービスの価値の尺度になる
・1本のタバコ、1冊の本が「お金」の代わり
 になる
・僕は2011年6月から1年9か月、長野刑務所に
 服役していた
・アフガニスタンやイラク、シリアといった危険
 地帯を取材する戦場ジャーナリストは、マルボロ
 をワイロ代わりに差し出すと効果てきめんだと聞
 く
・娯楽の乏しい刑務所では、1冊の本が一種の疑似
 通貨として機能する場面さえあったかもしれない
・服役中、いわゆる「市場経済」から完全に切り離
 された特殊な空間にいた僕は、お金がいかに空虚
 な存在であるか、改めて実感したものだ。
 一方で、友人や知人とのつながりは誰にも奪われ   
 ることがないものだった
・お金は信用を数値化したものにすぎない。もちろ
 ん、ないよりあった方がいいが、お金を稼ぐこと
 に集中する以上に、周りの人からの信用を貯める
 努力を重ねた方がいい
・信用がジャブジャブ贅沢に溜まっていれば、極端
 な話、お金も仕事もあとから自然とついてくるも
 のなのだ。


第2章 お金の「常識」は間違いだらけ

 06   貯金 
     貯金なんてしてお金を「遊ばせておく」
     のはアホらしい 

・ZOZOの創業者の前澤友作さんが銀行のATMで手持
 ちの通帳に記帳したところ、残額が963億9000万
 以上あったと話題になった
・僕の銀行口座にある残高はいつも数百万程度だ
・お金を「遊ばせておく」のはあまりにアホらし
 いことだと考えるからだ
・学校ではけっして教えてもらえないことだが、
 本当に貯めるべきものは(信用を紙や金属に置き
 換えただけの)お金ではなく、信用そのものなの
 だ。信用とは一種の無形固定資産。君たち自身に
 周りから信用があれば、その信用はお金に換える
 ことができる。
・1万円札をいくら積み上げたところで、信用を買
 うことはできない。親や教師の言う「いざという
 とき」に備えたいのなら、社会的信用を上げてお
 くことこそが、最大のリスクヘッジになる。
・「貯金=美徳」は政府と金融機関のプロパガンダ


 08 保険
    保険料を支払う君たちは思いっきり
    ボッタクられている

・僕に言わせてみれば、生命保険も住宅ローンも
 「情弱(情報弱者)向けビジネス」以外の何もの
 でもない 
・生命保険の本質とは他人の不幸に賭けるギャンブ
 ルなのだ。当たるか当たらないか予測がつかない
 ものに、毎月お金(保険料)」を支払うのはバカ
 バカしい
・日本にはほかにも巧妙に設計された情報弱者向け
 ビジネスがある。宝くじなどのギャンブルだ
・日本の刑法では賭博行為が禁じられているものの
 競馬は「競馬法」、ボートレースは「モーターボ
 ート競争法」、宝くじについては「当せん金付証
 票法」という特別立法によって例外的に認められ
 ている。これらはどうみてもギャンブルだし、ボ
 ートレース場や競馬場に来ている客は完全に鉄火
 場(賭場)に来ている感覚なのに、お目こぼしに
 あずかっているのだ
・生命保険や住宅ローン、宝くじといった歩留まり
 が悪い金融商品に手を出す。これではいつまで経
 ってもお金を稼ぐことなんてできやしない。 
・重要なのは世間的な「常識」に振り回されないこ
 と、自分でいちいち事実について調べる癖をつけ
 ることである


第3章 国がやることは信じるな

   15  税金
     高齢者に「忖度」するのはやめて
    消費税は20%まで上げていい

・日本の法人税と所得税は諸外国に比べて高すぎる
 1984年はなんと43.3%もあった。現在は23.2%ま
 で下がったものの、シンガポールの17%、香港の
 16.5%に比べるとまだ高い。
 しかも香港では、課税所得が200万香港ドル(約
 2800万円)以下なら軽減税率が適用され、法人税
 率はたったの8.25%で済む。
 88年度の日本の住民税・所得税の最高税率は、合
 わせて76%にものぼった。現在では55%とだいぶ
 低くなったが、それでも高額所得者は不満だろう
・僕の提言はこうだ。直接税(=法人税や所得税)
 は段階的に引き下げ、その代わりに間接税(=
 消費税)を20%程度まで引き上げるのだ。
・ハンガリーの消費税率は世界最高の27%。北欧
 諸国は24~25%と税率が高い。その代わり、高
 負担高福祉で手当てが充実している。直接税に
 比べ、広く薄く徴収する間接税の税収が最も安
 定していることは、ヨーロッパ諸国が証明して
 いる
・また法人税と所得税を思い切ってカットすれば
 日本国内に企業を誘致できる。すでに日本の会
 社を含む、多くの企業が、税率が低い香港やシ
 ンガポールに拠点を移している。
・政治家は「シルバー民主主義」からの脱却を。
 有権者のボリュームゾーンは高齢者。さらに
 若者の投票率は低いが、高齢者は生真面目に
 投票所へ出かける。
 リタイアした老人の多くが消費税アップに不満
 を持つ。自民党は支持層からの反発を怖れ、
 なかなか増税に踏み切れないのである。それと
 同時に、年金や医療など高齢者向けの政策は手
 厚いが、若者や子育て世代への手当は後回しに
 されるというカラクリも存在する
・政治家は勇気をもって「シルバー民主主義」
 から脱却してほしい。税金という最大のタブー 
 にメスを入れ、本当の意味での「社会保障と
 税の一体改革」を実行する。こうすることで
 初めて、自民党トップは「歴史に名を残す」
 ことができると思うのだ


第4章 マネー革命が始まっている

  19  技術革新
    お金革命や仕事革命を生んだ
   アイフォンという名のイノベーション

・携帯電話やポケベルに比べて、アイフォンは恐ろ
 しいまでに使い勝手がよかった。
 そればかりではない、ジョブスは誰もが直感的に
 なんとなく操作できるようにアイフォンを設計し
 ペラ1枚のトリセツすらつけなかった。乳幼児が
 適当にいじっても、You Toubeの動画にアクセス
 できるようにしたのだ。
・この「手のひらサイズのパソコン」は僕の仕事
 のやり方に革命をもたらし、これ1台で宇宙に
 ロケットを飛ばす費用さえ稼ぎ出せるようにな
 った。仕事革命、お金革命が起きたのだ
・インベンション(発明)だけでは世の中は変わ
 らない
・インベンションとイノベーションがあいまって
 初めて、世の中は音を立てて動き始める
・パソコンやインターネットというインベンショ
 ンが出てきても、ブロードバンドというイノベ
 ーションがなければ社会には定着しなかった。
・スマートフォンに音楽やゲーム、カーナビ機能
 やキャッシュレス決済まで、あらゆるサービス
 をヒモづけるイノベーションがなければ、アイ
 フォンが世界の仕事とお金の流れを変えること
 はできなかっただろう


 22 You Tube
      ポジティブな感情でみんながつながる
   シェアリング・エコノミー 

・実はユーチューバー歴10年の僕
・かくいう僕も2009年から動画配信に挑戦してい
 る。「ホリエモンチャンネル」を続けてきた
・19年9月に1人語りのスタイルで時事ネタをバサ
 バサ斬リまくる動画配信を始めたところ、これ
 が大ブレイク。  (以下略)
・ちなみに僕の場合、1回再生されるごとに、
 0.5円くらいの収入になる。この数字に動画の
 再生回数を掛け算してみてもらえば、だいたい
 どれくらいのお金が入ってくるのか見当がつく
 と思う(ちなみに、今では月数百万回の再生回
 数のようです)

・変人とオタクはユーチューバーになれ
・イノベーションと熱狂をビジネスに昇華できる
 人は、「普通の人」とどこが違うのか。
 周りの空気を読まず、自分のやりたいことを
 トコトン突き詰める。変人と言われようがオタ
 クと蔑まれようが、一つのことに徹底的にハマ
 りきる。そして、何十、何百という次なる課題
 に熱中し続ける。こういう人が、You Tubeのよ
 うな分野でオンリーワンとして抜きん出る時代
 なのである。


 25  合法カジノ
   カジノ合法化に反対しながら
   パチンコや競馬はスルーするバカ

・超VIPは飛行機代も宿泊費もタダで「ご招待」
・井川意高(もとたか)さん(大王製紙の元会長)
 はバカラで1勝負3000万円を賭け続け、最終
 的に106億8000万円をスッた
・井川さんのような超VIPには、カジノ側がファ
 ーストクラスやビジネスクラスの航空チケット
 を無料で確保してくれ、空港には黒塗りのリム
 ジンが出迎える。ホテルはスイートルームを
 タダで提供してもらえる。超VIP客は、ザラ場
 のトントン利益を一瞬のうちに黒字に転換する
 巨額のお金を落としてくれるのだ
・「ギャンブル中毒者が増える」「治安が悪化す
 る」とカジノ誘致に反対する日本人は、海外
 カジノの実態に関してあまりに無知だ。油田を
 所有するようなレベルの中東の超VIP客にとっ
 て、日本のカジノで1億、2億負けようが誤差
 の範囲。彼らにとって、ギャンブルはただの
 暇潰しであり娯楽だ。また、先述したとおり、
 大多数の一般客はエンタメや観光とセットで
 カジノにやってくる。だから治安が悪化するわけ
 がない
・パチンコや競馬はスルーしてカジノだけ反対する
 のは矛盾している
・カジノを拠点にじゅやんじゃんインバウンドを
 日本に呼びこめばいい


第5章 信用があればお金はいらない

  26 クラウドファンディング
    お金が余っているという人が
    世の中にはいくらでもいる

・クラファンで集めたお金でロケットが空を飛ぶ
・13年には、津田大介さんと東浩紀さんがチェルノ
 ブイリ原子力発電所を取材しに行くプロジェクト
 を立ち上げ、600万円以上もの取材資金がクラフ
 ァンで集まった。取材費が乏しいフリーランスの
 ジャーナリストや、インディーズ(独立)系の
 映画監督が、ネット上で100万円単位の資金を
 集めて記事を書いたり作品をつくったりできるよ
 うになった
・僕が北海道大樹町で挑戦しているロケット打ち上
 プロジェクトでも、クラファンを利用して資金を
 集めている
・「打ち上げに失敗して炎上したロケットの破片を
 プレゼント」(5万円)というシャレのきいたコ
 ースを設けたら、これがけっこう人気を集めた
・「ロケット発射ボタンを押す権利」(1000万円)
 にも申し込みがあった。本当にありがたいことに
 2000万円を超える金額が集まった
・ネットという技術革新によって、顔の見えない者
 同士が直接つながる「ピア・トゥ・ピア」が実現
 した。クラファンで1000万円単位の資金が集まる
 となると、上場企業や投資ファンドの存在意義は
 遅かれ早かれ消えてなくなる
・ネットの本質の一つには「中抜きを省く」という
 ものがある。なるほど、ネットが個人と個人を
 ダイレクトに結びつけてくれたおかげで、お金も
 手間も省けるようになった。
・そして、この風景にはどこか既視感がある。
 そう、僕たちは「物々交換」という商取引の原点
 に再び立ち返っているのだ。


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「福島さんは、アモリ通信でホリエモンをよく取り
上げるので、ファンなんですね」と言われたら、
面倒くさいので」「ハイハイ」と答えようかと思っ
てます。、(最初に言ってたか・・・笑)

それにしても、大した男だなとは思います。

ただ、99.9%の凡人が、ホリエモンと同じ感覚でビ
ジネスに取り組んだら、「ほぼ全滅」なのではと?

数回前のアモリ通信で松下幸之助さんの「真似と参
考」とかをご紹介しました。あの時の内容を、ちょ
っと思い出しました。


「シルバー民主主義からの脱却を」には、お年寄り
の仲間入りに驀進中の私にとっては、オイオイ程々
に、といいたくなるものの、彼のような人物でなけ
れば言えない話かとも。


他にも「参考」になる考え方はたくさんあります。


最後の、

そう、僕たちは「物々交換」という商取引の原点
 に再び立ち返っているのだ。

という部分が個人的には本書で最も「なるほど」
と感じました。

これからも、年に1回くらいは、ホリエモンの著書
を読もうと思ってます (笑)





福島さんは、ホリエモンが好きですか、
嫌いですか。どうでもいいですか(笑)


今回、ご紹介した内容だけでも、「参考になる」
と思われた部分があったでしょうか。





ご意見をお聞かせいただければ嬉しいです。




最後まで読んでいただきありがとうございます。




福島さんの幸運な日々を祈念します。




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