【アモリ通信270:不屈の路程:宗次德二】  20200708


福島清隆 さん

こんにちは。

SILアカデミー 1on1 オンライン顧問 福島塾
塾長の福島清隆です。
本日のテーマは「不屈の路程:宗次德二」です。

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 不屈の路程
 宗次德二 
 お客様に命を捧ぐ
 壱番屋創業者
   NIKKEI BUSINESS 2020.03.30
                      2020.04.06
                      2020.04.13
                      2020.04.20
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壱番屋創業者:宗次德二といっても、誰のことかわ
からない人でも、「カレーハウスCoCo壱番屋」と
いうのを知ってる人は少なくないと思います。
宗次德二氏は、あのカレーハウスCoCo壱番のオーナ
ー経営者(だった)人です。
数年前、宗次氏の講演を聴く機会がありました。
いつも感じる通り、コンサルタントや講演家の理路
整然とした話より、実績を残した経営者の実話の方
が常に面白く感じる私です。
同氏が、最初だったか最後だったか忘れましたが、
「皆さんはこんな昼間に、仕事もせずに私なんかの
話を聴きに来て、会社では一体、どういう方なんで
すか・・・」のような発言をさりげなくしていたこ
とが非常に印象的でした。
表現は違いますが、「稲盛和夫」が若き日に「本田
宗一郎」の講演を宿泊込みで、あるホテルで聞いて
いた時「高い金かけて、人の話を聴きにくるバカが
どこにいる。さっさと会社に帰って仕事をしなさい
」と、一喝されたのと意味は同じように感じました
日経ビジネスで宗次德二氏のシリーズがありました
ので、今回は印象的なところをいくつか抜粋するこ
とにしました。
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SERIES No.1
「教科書はお客様」で世界一のカレーチェーンに
*「カレーハウスCoCo壱番屋」(以下ココイチ)は
 2013年に、世界最大のカレー専門チェーンとして、
 ギネス記録に認定されました。店舗は現在、日本
 をはじめ、世界12カ国を合わせて約1500店に広が
 りました。国内のカレー専門店の中でも、壱番屋
 の次はいずれも数十店規模ですから、群を抜くナ
 ンバーワンといえるでしょう。
* パイオニアの有利な点は、奇策に頼らなくても
 正攻法の「王道」を愚直に貫いていければ勝ち残
 れるという点ではないでしょうか。
* 名古屋で喫茶店をやっていたころの話
 従業員が平気で私語をしたり、客席で昼食をとっ
 たり、常連客と話し込んでいて、他のお客様に
 目が届かない。テーブルや調味料には汚れが目立
 つ。こうした点を改善して、「居心地がいい」
 「家族や友人を連れてまた来たい」と感じてもら
 える店を作れば、十分競争できると思いました。
* 毎日およそ1000通のはがきを、会社の誰よりも先
 に、私が目を通します。この作業に3時間半かか
 る。それだけの時間を捻出するために、早朝に
 仕事を一通り片付けておく必要がありました。
 はがきを家に持ち帰って読むことも多く、内容に
 我慢できない時は、名古屋周辺の24時間営業の
 店に夜中でも車を飛ばして行って様子を確かめる
 こともしばしばでした。
* 2002年に53歳で代表取締役会長を辞めるまでの
 15年間、はがきは1日も欠かさずに読み続けまし
 た。会社を去る最後の日も、社員に見送られなが
 ら、1000通のはがきを持ち帰りました。それを
 すべて読み終えた時、やっと「経営者としての
 仕事を果たした」と思うことができて万歳三唱
 をして床に就いたのを覚えています。
* 独立前に働いていた大和ハウス工業の同僚で、
 私の一目惚れでした。妻がいなければ、ココイ
 チの成功はないし、そもそも接客業に挑戦しよ
 うとは思わなかった。以前「8割は君のおかげだ
 」と伝えたら「9割の間違いでしょ」と訂正され
 たので、それから、9割は彼女の力ということに
 しています(笑)
* 夫婦で手塩にかけて育てた会社ではありますが
 私は経営者やオーナーとして君臨するつもりは
 全くありません。「なんでそんなにサッパリと
 会社から離れられたんですか」とよく尋ねられ
 ますがね。必死で働き続けて経営者としてやり
 切ったし、信頼できる後継者も育った。その他
 に執着することなんてありませんよ。(談)
SERIES No.2
 ハードワークは社長の「特権」
* 経営者として働いた28年間、私は仕事漬けの
 日々を送りました。睡眠時間は4時間ほど。
 床に就くのは深夜ですが、24時間営業の店では
 その時間も働いている従業員がいますから、
 「お先に」と心でつぶやいてから布団に入る。
 もちろん朝は眠いですよ。でも社長ですから
 それくらいは経営の厳しさと比較したら何でも
 ないことです。
* 誤解を恐れずに言えば、経営者は「夢」を追っ
 てはいけません。
 世の中には大きな夢を語る社長が多く、むしろ
 それができない経営者はダメだという風潮すら
 あります。しかし、こういう人ほど、実体が追
 い付かずに、経営者の自己満足で終わってしま
 うケースが多い。企業のトップが追いかけるべ
 きなのは、大げさな夢ではなく、具体的な目標
 です。私はわずかずつでいいから前年よりも売
 上と利益を伸ばすことを目指し、達成してきま
 した。
* こんな毎日を送ってきたので、私には交友関係
 を広げるための休日のゴルフや夜のお付き合い
 などに割く時間は一切ありませんでした。28年
 の経営者生活で、友人は1人もつくらなかった
 「仕事一辺倒では寂しくないですか」と言われ
 ることもありますが、私に”遊人”が増えたら
 誰かの役に立って、喜んで貰う機会が減ってし
 まう。
  日々たくさんのお客様が来てくださって、そ
 れをお迎えする多くの従業員もいますから、友
 人がいなくても寂しくなんかありません。そう
 やってこつこと努力して目の前の目標を追いか
 けているうちに、振り返ったら「夢」のような
 成長が手に入っていた。それが私の経営者人生
 です。 (談)
SERIES No.3
「800勝2敗」を実現した仕組み
* ココイチが成長できた理由は、特別な味でも、
 素晴らしい立地でも、破格の安さでもありませ
 ん。お客様の要望に真摯に耳を傾け、真心をこ
 めてもてなすことに最もこだわった。突き詰め
 れば、この1点に集約されます。
* 多くの飲食店は、集客策として値引きなどのキ
 ャンペーンを実施するものですが、私はやりま
 せんでした。値段をいくら下げたところで、お
 客様の満足度は思ったほど高まらず、効果も
 持続しないからです。
  代わりに私が徹底させたのは「掃除」です。
 ココイチでは、店内は言うに及ばず、市街地の
 店なら向こう三軒分の20~30m分、郊外の店なら
 周囲200mほどの範囲のごみ拾いや草取りをルー
 ルにしていました。
* ココイチのFCオーナーになるにはまず、社員と
 して働き、心構えや店舗運営の基礎を身に付け
 てもらいます。技量に応じた、9等から1等ま
 での等級制も設けました。独立資格を得るには
 3等級以上が必要で、最低2年、平均で4~5年(
 当時)はかかります。不器用でも頑張る人は見
 放しませんから、10年かけて独立して繁盛店を
 作ったオーナーもいます。今のココイチの大半
 の店は、このブルームシステムから巣立った
 FC店なのです、(談)
SERIES No.4
 「日本一の事業承継」はなぜできた?

* 目指したのは「継栄」
* 元気な50代に、なぜそんなにあっさりと引退で
 きたのか良く尋ねられますが、社長業をやり尽
 くした思いと、何より、私より優秀な後継者が
 育ったからです。
  02年に社長を任せた浜島俊哉君(19年から取
 締役会長)は、19歳で1号店にアルバイトとし
 て入ってきました。頭角を現したのは21歳で、
 4番目の尾西起店の店長を任せたときです。
 (中略:いろいろと努力が結局、閉店した過去
 苦労話)
* 本気で頑張ってきた失敗は糧になります。閉店
 の1年後に、初の家族向け大型店舗の店長を任
 せると、見事に軌道に乗せ、その後の成長の礎
 になった。能力だけでなく、仕事にかける情熱
 や人間的な器などを考え合わせて、経営者とし
 て私を上回っている。そう思えたので、バトン
 を渡しました。
* どうやって後継者を育てたのかよく尋ねられま
 す。しかし、私は彼らを育てたつもりはありま
 せん。私の背中を見ながら、彼らが育ったんで
 す。
* 私たち夫婦はお客様と従業員のために会社の
 先頭に立って必死で働いてきました。日本のど
 の経営者よりも早く起きて働き、毎日店を見に
 行って現場主義で物事を判断し、コツコツと努
 力して毎年少しずつ増収増益を重ねて会社を大
 きくしました。私たちの後ろを一緒に走ってき
 たら、気づけば創業者をいろいろな意味で超え
 る経営者が育っていた、ということでしょう。
* 毎日、食うや食わずの極貧生活から何とか抜け
 出した15歳の時、ラジオから流れるメンデルス
 ゾーンの「バイオリン協奏曲ホ短調作品64」を
 聴いて、クラッシクのとりこになりました。
* 07年には、音楽家の活動の場をつくるために、
 28億円の私財を投じて、名古屋でクラッシック
 専用の「宗次ホール」を開業し、年間400回近
 いコンサートを開いてきました。
* 振り返れば本当に幸せな経営者人生です。
 お客様に喜んでほしい。頑張る人を支えたい。
 その一心でここまで歩いてきました。執着する
 ものは他にありません。残りの資産は私が最期
 を迎えたら、すべて各方面に寄付します。支援
 先のリストも既に用意しあって、妻も賛成して
 くれています。
* これからも未来をつくる若い人たちを応援する
 ために頑張ります。壱番屋時代には毎朝4時10分
 に起きて働いていましたが、今はさらに磨きが
 かかって3時55分に起床しています。
 「サーゴーゴー」ってなもんですよ (談)
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なんという余裕というか、達観しているというか

『誤解を恐れずに言えば、経営者は「夢」を追っ
 てはいけません。 (中略)
 しかし、こういう人ほど、実体が追い付かずに
 経営者の自己満足で終わってしまうケースが多
 い。企業のトップが追いかけるべきなのは、大
 げさな夢ではなく、具体的な目標です。』
『こんな毎日を送ってきたので、私には交友関係
 を広げるための休日のゴルフや夜のお付き合い
 などに割く時間は一切ありませんでした。
 28年の経営者生活で、友人は1人もつくらなか
 った』
『代わりに私が徹底させたのは「掃除」です。』
『本気で頑張ってきた失敗は糧になります。』
『私は彼らを育てたつもりはありません。私の
 背中を見ながら、彼らが育ったんです。』

他にもピンとくる言葉に溢れています。
誰かの理論を分り易く説明するだけの経営コンサ
ルタントや講演家では、永遠にこういう人には敵
わない、と、私は自分に言い聞かせています。

 イツカ  カナラズ ジブン  モ  コウイウ  ジンブツ ニ ナロウ
  ト 妄想  ダケハ  シッカリ  維持 シテ オコウ 

福島さんは、ココイチの創業者:宗次德二氏
を御存知だったでしょうか。
また、こういうタイプの人物であることを知ってお
られたでしょうか。
こういう人物の生き様をどのように思われるでしょ
うか。

ご意見をお聞かせいただければ嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

福島さんの幸運な日々を祈念します。

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