【アモリ通信263:日本人の起源】  20200520

 
福島清隆 さん


こんにちは。


キャッシュフローコーチ &
   リスクマネージャーの福島清隆です。

-----------------------------------------

新型コロナウイルスで世の中が大変な状況にある
現在。
アモリ通信を通常通り水曜日午前11時3分に自動
配信していいものか躊躇する気持ちがありますが
これまで通り、継続させていただきます。

-----------------------------------------

本日のテーマは「日本人の起源」です。

--------------------------------------

「日本人の起源」「日本文明の研究・古代編」

              三橋貴明

       Provided by  経営科学出版社

--------------------------------------

必ずしも三橋貴明という人物のファンという訳では
ありませんが、それにしてもこの人よく勉強してい
る。

本作は「基本的には誰かの原稿を自分の理論のよう
に展開しているのではないかと個人的に推察」して
いますが、ある意味それは誰しも同じこと。

本論で伝えたいことを要約します。

が、少し長すぎて、端折って・・・・・それでも長
くなるのですが、要は・・・・・

「日本人の祖先は、遠い遠い昔、大陸から日本列島
に渡ってきて、日本に住みついたのだろう」

そんな単純な「思い込み」が必ずしもそうではなく、
日本人の祖先は、「北から、西から、南から渡来し
てきて、日本人として定着していった」

ということのようです。


退屈された方は、スルーを (汗;;;)

-------------------------------------------

第3章 日本人はどこからきたのか?   
  〜科学的に証明された日本人の誕生秘話〜


なぜ私がこれを語りたいかというと、今でも日本の
歴史学会、マスコミを中心に、「もともと 日本列
島に縄文人という人たちがいた。その後、西暦でい
うと紀元前200年~300年ぐらいに、 中国大陸から
朝鮮半島を伝って渡来人という人たちが大挙してや
ってきた」と言われています。 「数百万人」と言
う人がいます。 「民族的な入れ替わりが起きてし
まった。われわれの先祖というのは実は渡来人です
」というでたらめを言っている人が多数派なので
す。 これは科学的な根拠は一切ないのです。歴史
の教科書などを見ると、縄文人が例えば私みたい
な濃い顔の人で、弥生人が渡来人系ということで
大陸風の細い目の人たち、というような書かれ方を
しているのですけれども、同じです。 基本的には
縄文人も弥生人も、日本人ということなので、同じ
人たちです。 「それ、本当にうそなの」と思われ
た方も結構多いと思います。 そのぐらい、これが
あたかも常識のように広まってしまっているから
です。 特に悪いのはNHKです。問題なのは
NHKと教科書です。

          (中略)

つまり、「われわれ日本人は結局中国人の子孫です
」とか、あるいは「天皇、皇統は朝鮮半島 から来
たのです」という、こういうでたらめをみんなに広
めてしまって、日本人の祖国に対する誇りであった
り、あるいはその歴史自体を奪い取ろうという、そ
ういう政治的な意図が見えます。 これはもう間違
いなく見えます。

           (中略)

人類がアフリカからどのようにこの地球上に移動し
ていったか、というのを大ざっぱに書いた グラフ
なのですけれども、このMap of Human Migration
(マップ・オブ・ヒューマン・マイ グレーション
)の冒頭にこういう文章があるのですけれども、
日本語訳はこうです。 「約6万年前、人間がアフ
リカを初めて出た以降から今日まで、遺伝子の足跡
が残されています」 本当に残されているのです。
 主にY遺伝子で分かるのです。 「現代人の遺伝マ
ーカー(生物個体の遺伝的性質)の外観と頻度をマ
ッピングし、古代の人類が、いつ世界のどこを移動
したか、チャートを作成しました。この偉大なる
移動により、最終的に アフリカの小さなグループ
の子孫が、地球の最も遠くまで行きつくことにな
りました。」具体的には例えば南アメリカの南端
や、パタゴニアやニュージーランドなどです。
「私たちの種が、アフリカ産です。アフリカは、
私たちが最初に進化した場所であり、地球におい
て時間の大半を費やした場所でもあります。」
そうなのです。

        (中略)

ということで、人類の進化と移動の歴史をたどって
みたいのですけれども、もともと約240万年前から
180万年前という、もう気の遠くなるような昔に、
ホモ・ハビリス、「器用な人」という 意味なので
すけれども・・・・・、

                (中略)

約47万年前、ネアンデルタール人が枝分かれしまし
て、その後、ホモ・サピエンスがアフリカを出てき
まして、しばらくネアンデルタール人とわれわれの
先祖ホモ・サピエンスは共存したのではないかと言
われていますが、ネアンデルタール人は絶滅したと
考えられています。

        (中略)

つまり約20万年前は、人類、ホモ・サピエンスは
全員アフリカにいたのです。

        (中略)

その後、約7万年前からアフリカのホモ・サピエ
ンスがユーラシアへの移動を開始しました。
 これが本格的な出アフリカ、われわれの本格的な
先祖です。
それでアラビア半島からユーラシア各地へ拡散して
いくのですけれども、Y染色体、今日のメインキー
ワードですね。

        (中略)

約5万年前に人類の一部がオーストラリアに到達し
ましたけれども、当時のオーストラリアは ニュー
ギニアと1つの大陸だったので、陸続きで行ったよ
うです。 約1万4,000年前から1万3,000年前、
人類の一部が北アメリカ大陸に入ったのですが、
当時は ベーリング海峡はなかったですから、これ
も多分陸続きで行きました。 1,000年以上かけて
南米南端のフエゴ島に到達しました。 その後も
拡散は続きまして、約5,000年前から、日本の南
の台湾からオーストロネシア祖族の 拡散が始まり
ました。

         (中略)

先ほど言いましたけれども、人類の移動が始まった
ころというのは世界の大陸というのはかなり地続
きの部分がありまして、例えば今のインドネシア、
これはマレー半島とつながっていまして、スンダ
ランドと呼ばれていました。 さらにはニューギニ
アとオーストラリアがつながっておりましてサフル
ランド、ベーリング海峡はベーリンジアです。

         (中略)

日本でいうと、日本列島は完全にユーラシアとくっ
ついておりましたが、オホーツク海がオホ ーツク
湖だったのです。 ということで、北も南も西も
全部地続きだったのが当時の日本列島なのです。
沖縄は少し違って、最初から島だったのです。
こういう状況で人類が広がっていって、最終的には
ニュージーランドに到達して、それで移動の終了と
いう形になったのです。

          (中略)

ここで人間のルーツを探るための3つの方法につい
てお話ししたいと思います。 この3つをごっちゃ
にしている人が結構多いのです。まず、先ほどから
出ていますけれどもY染色体です。 女性の染色体
はXXなのです。男性はXYなのです。
ということで、Y染色体を調べることで男系のルー
ツをたどることが可能になります。 これは重要な
のです。 何でかというと、男系、男の人は下手し
たら皆殺しにされるからです。 つまり侵略戦争な
どがあったときに、侵略者側は男は皆殺しにするの
です。 女の人は残して妻にしてしまって、子ども
を生ませるのです。

          (中略)

 ということで、次のミトコンドリアDNAという
のは女系のルーツをたどれるのですけれども、
基本的に女性は皆殺しにされるということはまずな
いのでつながっているのです。 Y染色体は、断絶
とかそういうことが起こり得るのです。 そういう
のを調べていくと、ある集団の行動、特性、歴史が
分かってくるのです。
女性は皆殺しにされることはないので、ずっと何万
年も前から移動していって、そのままそこに住んで
いましたというのが証明されているぐらいです。

          (中略)

最後、ヒトゲノム解析です。 人間の設計図である
核全体のDNAを調べるのがゲノム解析ですけれど
も、現在はすごいのです。 昔は違ったのですけれ
ども、現在は人間の持つ30億の塩基対、文字ですね
。 これをすべて調べて、人の集団、日本人なら
日本人、中国人なら中国人といった集団の遺伝的な
近似性というのを分析することが可能になっていま
す。

          (中略)

ということでまとめですけれども、結局日本人はど
こから来たのか。 つまり「どこから来た」という、
そういう表現自体が間違っているということです。

4万年前から5万年前にY染色体のC系統の方々が
多分北方から日本列島に到達したのでしょう。
これは全く不明ですが、ものすごく昔、4万年前、
5万年前にチベットの方々から分岐したD 系統の
方々が、どういうルートをたどったのか知らない
ですけれども、日本列島に到達したのでしょう。

さらに2万年前ぐらいから、日本海とユーラシア
が分離しました。 それまでは1つの大陸の一部
だったのですけれども、分離しました。

縄文時代が始まるわけなのですけれども、そのころ
からY染色体のO系統の方々が日本列島に たどり
着いていって、言語的にもともとの、おそらくツン
グース系だったのでしょう、そこに O系統、オー
ストロネシア語族とかオーストロアジア族の
接頭辞(※動画では「接辞語」と言 われています
が、正確には「接頭辞」です)系が入っていって、
日本語というのが生まれたのでしょう。

というような説明しかできないのですが、ここで
重要なのは、われわれの先祖がnewcomer (ニュー
カマー)の方々を、人数が少なかったというせい
もあるでしょうけれども、別に排斥 とか殺しは
しなかったということですね。

何でかというと、自然が豊かだったからです。
自然と共存するような文明だったので、例えば
「ここは俺の土地」という、畜産、牧畜、遊牧は
結局土地の奪い合いです。

牛さんをいっぱい連れて移動しました。草原に
行きました。 そこの草を食べつくしてしまったら
別の所に移動しないといけないのですけれども、
そこに別の遊牧民がいたら絶対に戦争になるわけ
です。

そういうことをやらなくていい文明を、われわれ
の先祖というのはたまたま日本列島という恵まれ
た自然環境によって成立させることができたわけ
です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

長い長い論文のごく一部を抜き出してみました。

要は冒頭に述べたように、日本人の祖先は遠い遠い
昔、中国大陸から渡来して来たんだろう、という
単純な思い込みが、必ずしそうではないということ

あまりにも遥か昔からの分析なので、もはや宇宙
創成と同じレベルに感じてしまいました(苦笑)

人類の起源は「アフリカ大陸から」とも言われてい
ますが、個人的には私はこれには疑問があり、地球
上の他の地域には、人間の祖先は誕生しなかったの
か。

そんなハズはなかろう。現在とは地形が違うにして
も、南米やオーストラリアあたりは、同じ南半球と
いっても、アフリカ大陸とは決定的に気候風土が違
っていて、人類が誕生するような環境にはなかった
などと言えるのだろうか・・・・・・

またまた、本論と違うことを言う・・・・・
ウザイおっさんやのぉ~~ (ジブン デ イウ カ ? )


これくらいにしておきます (苦笑&汗)



福島さんは、日本という土地は遠い遠い昔は
大陸と陸続きになっていて、日本人の祖先は、北か
ら西から南から渡来して住み着いていったのだ。
そこに、元々の日本人が存在しそれ以後、渡来して
きた少数の人々が日本人に同化していったのだ、
という説をどう思われますか。

どう思われますか、と聞かれても、ふ~~んとしか
言いようがないように思います・・・(笑)

( コジンテキ ニハ ソウデアロウ ソウデアッテホシイ ト オモッテマス!)




ご意見をお聞かせいただければ嬉しいです。




最後まで読んでいただきありがとうございます。




福島さんの幸運な日々を祈念します。




******************************************

          Amazon・Kindle 【アモリ通信】
 最新配信版:
 アモリ通信第25弾:人生の風・守護神:全10話(243~252)
 https://1lejend.com/c/EVav/l5gX/VZ3Wz/
 2019年度配信版:全51話  (192~242)
 https://1lejend.com/c/EVap/l5gX/VZ3Wz/
 2018年度配信版:全51話  (141~191)
 https://1lejend.com/c/EVak/l5gX/VZ3Wz/
 2017年度配信版:全51話 (90~140)
 https://1lejend.com/c/EVaF/l5gX/VZ3Wz/
 2016年度配信版:全51話:(39~89)
 https://1lejend.com/c/EVaA/l5gX/VZ3Wz/
 2015年度配信版:全38話:(1~38)
 https://1lejend.com/c/EVaX/l5gX/VZ3Wz/

******************************************

  SILマネジメント株式会社 
 代表取締役        福島清隆
・オフィシャルサイト:https://1lejend.com/c/EVat/l5gX/VZ3Wz/
・お問合せE-mail: info@sil-ms.jp


------------------------------------------

Copyright(C)2019 SILマネジメントCo.,Ltd
All Rights Reserved.
 
 
 

お問い合わせ・ご相談

ご不明な点などございましたら、お気軽にお問い合わせください。

SILマネジメント株式会社

お問い合わせ・ご相談はこちら