【アモリ通信251:資源戦争:ヘリウム3】   20200226


福島清隆 さん

こんにちは。

キャッシュフローコーチ &
   リスクマネージャーの福島清隆です。
本日のテーマは「資源戦争:ヘリウム3」です。
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今回は、門外漢の科学技術がテーマです。
過日、あるセミナーで「ヘリウム3」なるものを
知りました。
未来の資源であり、国家間で密かに争奪戦が繰り広
げられているとのこと。 (真偽は?)
SF好き、天文学好き、スパイ映画好きの少年の
ような気分で纏めてみます(^^♪
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ヘリウム3    Wikipedia
https://1lejend.com/c/OivU/lqRz/VZ3Wz/
ヘリウム3は地球の大気中ではヘリウム4の100万分
の1しか存在しない。
しかしながら太陽大気中には0.0142%の同位体比で
存在し、月面にも地球上よりはるかに多く存在す
る。
このため月面の岩石からヘリウム3の採掘を試みる
研究も行われている。
これは太陽大気中には宇宙の初期においてビッグバ
ン原子核合成の結果生成したヘリウム3が蓄積して
いるものであるが、地球大気では地球創成期に存在
していたヘリウムがほとんど宇宙空間に逸散し、現
在の地球大気中に存在するヘリウムは大部分が岩石
中のトリウムおよびウランなどのアルファ崩壊の結
果生じたものであるためである。
一方、月面においては太陽風から供給されるヘリウ
ム3が蓄積している。

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ヘリウム3   weblio
https://1lejend.com/c/Oivh/lqRz/VZ3Wz/
ヘリウム3は近年入手が困難になっており、価格が
2000年代の数年間で20倍以上も高騰し、1キログラ
ムあたりの値段が10億円を超えるまでになった。
それは、水素爆弾製造の際の副産物として生じる
ヘリウム3の供給量が、冷戦後の核軍縮に伴って減
少したことが主な理由である。
2013年現在、ヘリウム3の不足により、米国ではテ
ロ対策に重要な中性子検出器を十分に配備すること
ができない状況であり、ヘリウム3の供給量減少に
対して危機感が持たれている。
また、核融合の実現という観点からも、ヘリウム3
の供給手段の開発が望まれている。
ヘリウム3は、太陽から噴出する太陽風に微量含ま
れていることから、太陽風に長期間晒されてきた
小惑星などには、地球上と比べて桁違いの量のヘリ
ウム3が蓄積していることが知られている。
ヘリウム3の採掘対象として、月が最も有望視され
ている。
アメリカ航空宇宙局(NASA)が公表している構想の
中には、月面基地に核融合炉を建設し、採掘した
ヘリウム3をその場でエネルギーに変換するという
ものもある。
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天文情報まとめサイト Cosmo Library
https://1lejend.com/c/Oivy/lqRz/VZ3Wz/
(非常に分かり易い内容なのですが、コピー不可の
為、主な要点のみを引用します)
・このまま化石燃料を使い続けると、いずれは枯
 渇し地球環境も破壊。取返しのつかないことにな
 る可能性がある。
・人類の生活を支える次世代のエネルギーとして注
 目されるのが「ヘリウム3」です。
・ヘリウム3を使った核融合システムの場合、放出
 される放射能が少なく、生成されるエネルギー量
 も、核分裂に比べると格段に大きい。
 要は核融合で、エネルギーを放出する太陽と同じ
 原理でヘリウム3を使って、人工的に太陽を創り
 出すイメージになるのかもしれません。
・月面でのヘリウム3の埋蔵量は、今後の全人類の
 電力消費を1000年以上も賄えるほど豊富にあると
 考えられています。
・ヘリウム3を採取するために、まずは宇宙開発を
 急がなくてはなりません。
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月で採掘したヘリウム3を核融合発電の燃料に(2)
https://1lejend.com/c/OivQ/lqRz/VZ3Wz/
米SpaceDev社の設立者、Jim Benson氏もその1人
だ。
Benson氏は、月でヘリウム3を採掘しても「正味の
エネルギー収支」を考えると引き合わないと指摘
する。
採掘にはヘリウム3から得られる以上のエネルギー
が必要で、見返りを期待できないというのだ。
採掘設備を月に運び、ヘリウム3を処理して地球に
持ち帰るだけで数十億ドルのロケット燃料が必要
になるとBenson氏は言う。
「ヘリウム3に対する需要はない。このやり方は
現実的でないのだから」とBenson氏は語った。
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月にあるヘリウム3を資源として活用できれば
人類数千年分の電力を確保できるか問題
https://1lejend.com/c/Oivc/lqRz/VZ3Wz/

(このサイトには動画があり、なかなか面白い
 のですが、文章はコピーできません。
 前記と同じく、主な部分を転記します)
・月にはヘリウム3が大量にあり、それを再利用
 することで全人類の電力を5千年分確保できる
・日本全体の1年間の電力を賄うために必要な
 ヘリウム3は数トン。
・月のヘリウム3資源を活用するには、テクノロ
 ジーツリーが全く進んでいない!。
 まだまだ夢ものがたり!
・結論からいうと、
 月のヘリウム3を利用して、全人類の5千年分
 のエネルギーを確保できるのは相当先になりそ
 うです。
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SF少年は、結論を知ってちょっとガッカリしま
した (笑)
他のサイトでは、中国が人工衛星を月の裏側に
着陸させたという情報がありました(有料記事
なので、詳細は確認していません)
件のセミナーでの講師は、月のヘリウム3をめぐ
って、熾烈な国家間競争が秘密裏に進んでいる
ようなことを内緒話として?おっしゃってまし
たが、さて、真偽はどうなんでしょうね。
このメルマガでの結論は、「時期尚早」でした
が、知らないところで極秘で云々は、ないこと
もないかもしれませんので、頭の片隅には入れ
ておきます。
「日本こそ密かに・・・・・・」
これだけは、まずなさそうですね。残念(苦笑)

が、つい先日の新聞記事に、日本は米国の月面
開発に協力し、日米で中国の独走を許さないと
か何とかいう記事がありました。
「月なんて何もなさそうだし、あんなところを
高いカネかけて開発して何になるんだろう」と
素朴な疑問を個人的に持ってましたが、一般人
の知らないところで、将来に向けた資源獲得の
為の熾烈な資源戦争が実際には始まっているの
かもしれません。
福島さんは、「ヘリウム3」という資源を
御存知だったでしょうか?
「ヘリウム3」が月に豊富にあるということを御
存知だったでしょうか?
「ヘリウム3」をめぐって、現在既に国家間で密
かに熾烈な争奪戦が進んでいると思われるでしょ
うか?
ご意見をお聞かせいただければ嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

福島さんの幸運な日々を祈念します。

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