【アモリ通信246:女性脳:キレる女】  20200122


福島清隆 さん

こんにちは。

キャッシュフローコーチ &
   リスクマネージャーの福島清隆です。
本日のテーマは「女性脳:キレる女」です。
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  キレる女  懲りない男
  ーー男と女の脳科学
  黒川伊保子
  ちくま新書  \740 + 税
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年に一回は読もうと決めている同書。
過去にも既に何回か取り上げています。
AIの進歩発展に(素人レベルで)関心のある私です
が、同時に脳科学にも(もっと素人レベルで)関心
があります。
で、脳科学といえば、私は「加藤俊徳」(医師・
医学博士/脳の学校代表)と黒川伊保子(簡単に云
うと・・・AIの研究に従事した脳科学者)の二人
に注目しています。
特に黒川伊保子女史の場合、男女脳の違いを分かり
易く説いてくれるので、フェミニストの私にとって
(どさくさ紛れに・・・100%ウソっぽい‥汗)
否、私に限らず、多くの経営者、管理職、ビジネス
マン、主婦・・・要するにすべての人々が彼女の著
書から男女脳の違いを学んで日常生活に役立てる価
値があると感じてます。

まぁ~男性によっては、彼女の「上から目線が気に
入らない」という人もいるようですが、それはそれ
として、過去のアモリ通信とかなりダブルかもしれ
ませんが、今回は「女性脳」についてお伝えします
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第一章  脳には性差がある
第二章  恐るべき女性脳
第三章  切ない男性脳
第四章  齢を重ねてゆたかになる
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第二章  恐るべき女性脳
女性脳トリセツ
 ・女性脳は実用的である
 ・女性脳はたしかに思い込みが激しい
1.とにかく、話を聞く
 「何が言いたいか分からない、長い話」もバカに
 せず聞くことだ。
  とりもなおさず、女性脳の好感度を上げる方法
 でもある。
 「べランダのひび割れと、飛行機のチケット予約
 は違う話だろ」とか「何が言いたいわけ?」
 などと「話の腰を折る」ことでムカつかれないよ
 うにする。

・女性脳に大切にされると、長生きする
 女性脳は、感じたことを素早く意味づけして生き
 ている。
 「そういえば、風邪薬、もう何年も買い換えてな
 いわね」と気づいて、買って帰る。
  その晩、家に帰ってきた夫が「風邪をひいたよ
 うだ。風邪薬ない?」と言い、「あら、ちょうど
 今日、買ってきたのよ」と答える。そんなことが
 女性の日常には当たり前のように起こるのである
 あるお寺の住職が「妻に先立たれた男性は、三回
 忌を待たず逝くことが多い。逆は長生きしますね
 」とおっしゃった。

2.とにかく、傍に置く
・女性脳は「察してナンボ」の脳である
 欧米社会のレディファーストはよくできていると
 思う。女が嬉しがる「気の利いたフォロー」を、
 男の責務として課してあるのだもの。
 ドアを開けてやる、椅子を引いてやる、コートを
 着せてあげる、階段では必ず下段に位置して、躓
 いても支えてあげられる体勢を見せる。
 男性脳のほうは習慣的責務としてやっているのだ
 が、女性のほうは「いつも大切に思ってくれてい
 る」という満足度に加算する。

3. 言ってくれればやったのに、は禁句
 「夫のムカつくひと言」ランキング
 第一位:「俺は働いているんだぞ。誰のおかげで
      食えてるんだ」
 第二位:「言ってくれればやったのに」
 第三位:「何、怒ってんの?」
 「言ってくれればやったのに」と言いそうになっ
 たとき、口にすべきは「気がつかなくてごめんね
 」「察してあげられなくて、ごめんね」である。
 そこで、私は考えた。男性脳には、察することを
 期待するより「明確な責務」をあげたほうがいい
 じゃないかと。
 「〇〇は、あなたにお願いするわね。よろしくね」
 結果として、男性脳は任務遂行による充足感に満
 たされ、女性脳は愛情に満たされる。これはかな
 りいい手である。
・女性脳には、男の隠し事なんてバレバレである

4.過去の浮気を告白してはいけない
・女性脳は、年齢と共に大きくなる知恵袋である
 過去の感覚を臨場感たっぷりに想起する女性脳の
 能力は、当然、浮気発覚に限られて使われるもの
 じゃない。
 「あなたって、思いやりに欠けているのよ。アキ
 ラのつわりのとき、私にどんなひといことを言っ
 たか、あなた覚えてる?」(そのアキラ、すでに
 して38歳)みたいなこと。
 女性脳は、ワーク領域(今の会話や思考に使う、
 脳の一次処理の領域)に、過去の関連記憶を
 一気に展開する才能を持つ。
 今の無神経な発言を引き金に、過去のすべての
 無神経な発言を一気に想起する。
 なんとも恐るべき女性脳である。
 しかしながら、この能力があるからこそ、初めて
 の子育ても、初めての夫の介護も難なくこなして
 生きていくのが私たちだ。

5.過去を蒸し返されたら、優しくあやまる
 女性脳が、過去のシーンを臨場感たっぷりに再現
 できるのは、「現役の縁」に対してのみだからだ
  「切れた縁」については、潔いほど、記憶の糸
 をぷっつり切ってしまう。過去の男は、過去の男
  未知の男よりずっと遠く、果てしない。
 五十代の離婚経験者の女性三人の話。
 「元夫の名前が思い出せない」
 「私も」
 「まさか、私は覚えてるわよ・・・あ、でも、字
  が思い出せない」
 離婚経験のない同席者たちは「信じられない」と
 言い合ったが、過去の恋人の名前を全部思い出せ
 た女性は皆無だった。

6.女性がキレたら、理由を追求せず、ただ真摯に
  あやまる
 男性にとって「一円玉ほどの些細なこと」が女性
 脳にとっては、「溢れそうになっているコップに
 落ちた、”最後の”一円玉だ。
 感情が溢れてキレまくってる女性に、男性は「
 こんな些細なことに感情的になるなんて、お前も
 更年期じゃないか」とか余計なこという。
           (くわばら、くわばら)
 女性がキレたときは、「今、目の前で起きたこと
 」のみならず、二人で過ごしてきた人生時間のす
 べてにわたる壮大な憤りがそこにあることを、
 どうか、心してほしい。女性は、傷ついているの
 だ。何十年分もの記憶によって。

7.答えようのない質問に善処する
 「あなたには、ずっと期待してたけれど、心底が
 っかりしたわ。もう一回同じことをしたら、キレ
 るから覚悟してね」という答えようのない質問が
 出たら、「あー君を傷つけたのか、申し訳ない。」
 「きみたちに寂しい思いをさせているんだね、す
 まない」と反射神経であやまってしまおう。
 新宿ナンバーワンホストは、
 「ジュンちゃん、あのお客さんと私、どっちが大
 事なの?」と聞かれたら、「きみにそんな質問を
 させたのが悲しい」と言ってうなだれる。
 「私たちの関係って、お金の関係ね。意味がない
 のよね」と言われても、同じ回答で済ます・
 参考になれば、幸いです。
(大いに参考になります。一度やってみようと思い
 ますが、未だに有言不実行男デス・・・汗;;)

・女性脳には、一秒たりとも無駄話という時間は
  ない
・女性脳は、共感してくれる相手に愛着がわく

8.言葉の反復と、体験返し
「道が混んでたの」  「道が混んでたのか」
「頭が痛いの」    「頭が痛いのか」
これに
「たいへんだったね」や「かわいそうに」をつけれ
ば完璧だ。

愚痴の場合
「荷物が重くて重くて」
〇「重かっただろうね」
×「三人家族でこんなに買ってきてどうするんだ」
「薄着で出かけたら、今日は以外に寒かった」
〇「うん、夕方から冷えたよね」
×「今朝、天気予報で言ってたろう?何のためにワ
  イドショー見てるんだか」
「何でもない段差で転んじゃって、痛いし、恥ずか
 しいし」
〇「平らなところで転ぶとかえって痛いんだよな、
  かわいそうに」
×「お前ももう老眼なんだから、ハイヒールなんか
  止めたらどうなんだ」
(確かに「×」の会話をしている熟年男性は、意外
 に多いだろう。最近の若い男子は「〇」の会話が
 非常にうまい・・・らしい。かわりに男らしい
 問題解決能力がいまいちだったりする、らしい)
・女性脳は、経緯をしゃべりたがる
・女性脳は、過去を「一部否定」されると、破綻
 する

9.結果よかったことについて、過去の失敗を指摘
  しない。
 結果重視の男性脳のとっては、「途中だめだった
 けど、後の頑張りは認める」と言われれば、文章
 の後半が心に響く。
 しかし、プロセス重視の女性脳にとっては、前半
 脳の世界観を破綻させているので、文章の後半は
 ほとんど心に届かない。
 結果よければ、すべてよし。このことばは、男女
 の脳で、意味が全く違う。「結果がよければ、
 途中の失敗を叱られても嬉しい」男性脳に対し、
 「結果がよければ、プロセスで手にした経験も正
 しいと信じたい」女性脳。

10.過去をねぎらう
 ある男性管理職の話
 「半年前の、きみのあの一言がよかったなぁ。
 あれは、きみだからこそできた気づきだったね」
 今や、やり手管理職になったこの女性は、何年た
 っても、その話をしてくれるという。
 彼女が心を込めてしてきたこと、彼女にしかでき
 ないことをことばにしてねぎらう。それはどんな
 成果評価よりも、女性脳をみたしてくれる。
 男性たちは、そんなことより、「営業成績一位」
 「社長賞」「奨励金」「昇進」のような成果評価
 が気になるので、つい手を抜きがちだが、女性部
 下をお持ちの方なら、ここは絶対に外せない。

11.ことばのダイヤモンドをあげる
12.過去をねぎらう(営業篇)
・女性脳は、「少し先の楽しみ」に照らされて生
  きていく
13.そろそろ、きみの〇〇が食べたい、といえる
   男子になる
・女性脳には、「これしかない、一押し」が降り
  てくる
・女性脳は、即決するが、寄り道もする

14.あなたのお薦めは? に即答する
・女性脳は心の汗である

15.職場の涙は、見て見ぬふりをする
  女性が、職場でいきなり涙を流したとき、これ
  は悲しいというより、脳をパニックから守る
  生理現象だ。
  周りの男性は、動揺せず、見て見ぬふりをして
  ほしい。
  男気のある上司が、「ばかもの。心の汗を拭い
  てこい」(佐藤浩市イメージ)くらいに言って
  くれたら、かなりカッコいいんだけど。

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黒川伊保子女史は昨年「妻のトリセツ」を上梓され
ました。さっそく、アモり通信でも紹介させていた
だきました。
昨年末には「夫のトリセツ」なるものも上梓されて
いるので、年内に取り上げようと思ってます。
ただ、いずれにせよ、そのもとになるのは本書
「キレる女 懲りない男」にあるようです。

世に「リーダーシップ論」は溢れています。
「感性論」を説く講師も沢山いるように思います。
しかしながら、そこで「男女脳の違い」について説
く講師は意外と少ないのではないでしょうか?
男女雇用機会均等法をはじめ社会的な男女平等には
当然の如く、私自身もなんの反論はしませんが、
しかし、「男と女の脳には性差がある」。
この現実を把握しないままに、「理論を説く」のは
どうかな、と、いつも私は密かに感じてます。

(男性に対しての質問ですが)
福島さんは、女性から責められたとき、
”「きみにそんな質問をさせたのが悲しい」と言っ
てうなだれる。”
という「秘法」を習得されておられるでしょうか。
もし、そうであれば是非、その習得法をご教示下さ
い  (願望 & 苦笑 & 汗;;;)

ご意見をお聞かせいただければ嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

福島さんの幸運な日々を祈念します。

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