【アモリ通信243:2020年の論点】  20200101


福島清隆 さん

新年あけましておめでとうございます。
今年もアモリ通信を(ご都合のいい時、
気が向いた時で結構です)読んでいただければ
嬉しいです。

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こんにちは。

キャッシュフローコーチ &
   リスクマネージャーの福島清隆です。

本日のテーマは「2020年の論点」です。

さて、元旦早々の配信になった本年。
アモリ通信は、実のところ約8週間前に最初の
原稿を仕込んでいます。
しかし、新年最初のテーマは「今年の大予想」の
ようなものしようと、一昨年あたりから考えだし、
例えば「ダイヤモンド」とか「東洋経済」の最新刊
の発売を待って原稿を仕込もうかと思っていました
ところが、なぜか2019年末の福岡での発売は、天神
の某大書店では12月26日(木)になるとのこと。
そこからでも間に合わないことはないのですが、
元来「せっかち」な私は、もっと早めに仕込みたい
性分なので、12月22日(日)に仕込むことにしまし
た。          (ソコマデ グタイテキニ イウ カ ? )
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 文芸春秋 オピニオン
 2020年の論点100
   令和2年1月1日 発行
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近所の書店で上記を「確保」し、ざっくりと
「我がミッション」に取り組みます (笑)
新年早々、あまり固くならず、深入りせず、
軽くさっと・・・行きたいと考えてます。。。
そのつもりでしたが・・・(汗;;)

特別企画1 対論で思考力を鍛える
◎ 愛子天皇を認めるべきか
1.性別に関係なく人物本位 それが新しい流れ
              (河西秀哉)
2.ご都合主義で皇位継承順位を変える不遜さ
              (阿比留瑠比)
いきなり、「軽~く・・・」論じるべきではない
テーマになってしまいました (汗)
容認派の河西氏と慎重派の阿比留氏。
この問題は、女性天皇と女系天皇の違いを、過去
のある時点から理解するにつけ、女系天皇反対論
者の考え方がわからなくもなくなりました。
愛子さまが天皇になれば、それは女性天皇ですか
ら、過去の歴史を蹂躙する訳でも何でもないので
私は容認派の1人です。
が、愛子さまがもし、皇室の血統に繋がらない男
性と結婚して、皇籍離脱せず天皇になられたとし
ても、愛子さまのお子様は天皇にはなれない、と
いうことです。
あるいは、過去の女性天皇はどなたも独身か寡婦
であったとのこと。
難しい理屈は置いといて、私個人の考えは、皇籍
離脱した旧宮家に年頃の男性が何人かいるらしく
皇籍に復帰されて、愛子さまと結ばれて、その後
愛子さまが男児を出産され、その子は男系の天皇
として、いずれは愛子さまの後に天皇として即位
する。
こんなとこ、気楽に書いてたら一部の人からバッ
シング間違いなしかもしれませんが、このウルト
ラC、案外、現実になるかも・・と、妄想してま
す.  (汗;;;;;;)
特別企画2 韓国という憂鬱
このテーマも正直、個人的に関心はあります。
しかし、正月早々、熱く不愉快になりたくないの
で、このテーマはパスです (苦笑)
しかし、小タイトルだけ記載します。
19.「82年生まれ、キム・ジョン」が語りかけ
   2020年の韓国
20.文在寅政権は「丁寧に無視」しよう
21.悪いのは韓国人ではない、文在寅大統領だ
22.北朝鮮ダダ漏れ制裁 主犯は韓国である
23.韓国人学者の告発
   「徴用工判決」は韓国の歴史歪曲だ
特別企画3 大学受験に役立つ古典
24.そもそも大学受験に、古典を読むことは有効
   か?
三宅香帆(京大卒)なる人物が、長々と自分の体験
を通して自らの主張を説いてます。
古典が苦手だった私は「そんなのいらねぇ~派」で
ありたいのですが、同女史の説をかいつまんで言う
と、「古典を読むと、必然的になにかを調べること
になる」。丸暗記じゃダメということでしょう。
こんな秀才、キライ・・・おっとっと (汗)

【1】  政治
29.滝クリと結婚、大臣就任
   小泉進次郎は総理の座に近づいたのか
                (常井健一)
・築城十年、落城一日。
・「何を言ってるのか意味不明」
・ポエムの如く抽象的だ。
・海外のメディアから発言の中身に具体性がない点
 を指摘されたとたん、掌を返すように、一斉に彼
 の能力に疑問符を投げつけた。
・「自民党のプリンス」や「未来の総理」ともては
 やされた政界のアイドルは、これまで「ポスト安
 部」の筆頭格だったが、党内の一部から安倍政権
 のリスクとみなされるようになった。
・筆者は、「政治家・小泉進次郎の十年」を眺めて
 きた物書きの一人だ。小泉とは歳が近い。
・小泉は偏差値エリートでも、父のような変人でも
 ない。言うなれば、ごく普通の人、等身大の三十
 代である。言動が立派に見えたのは自民党が選挙
 戦略の中心に据えてきたからだ。
・実際、党の力が及ばない場所での言動を見れば、
 彼が「普通の人」だとわかる。
・例えば、滝川クリステルとの結婚発表を首相官邸
 で行ってのろける絵面は、危機管理上、自民党伝
 統の演出ではあり得ない。
・「型破りな改革者」を意識してきたはずが、常識
 知らずの凡庸な若手議員と同じ土俵に自ら乗って
 しまった。
・小泉は安倍首相の政治姿勢に批判的でありながら
 入閣要請をあっさり受け入れた。あの時、冷や飯
 覚悟で蹴っていれば、一目置かれただろう。
・これまでは長幼の序を重んじ、先輩の顔を立てる
 低姿勢を貫くことで、「嫉妬の海」と呼ばれる永
 田町でも敵を増やさなかった。
・ところが今回、門外漢の大臣ポストでも飛びつい
 た。「年金改革を自分で成し遂げたい」と訴え、
 党厚生労働部会長留任を希望していたにもかかわ
 らず、だ。
・どの組織にもいそうな、節操のない普通の三十代
 は羨望の的となり、入閣待機組からは怨嗟の声が
 上った。
・小泉の人気が高まるにつれ、大勢の陣笠議員が寄
 ってきたが、初入閣後、憔悴する彼を全力で擁護
 した政治家は誰一人いない。
・小泉は28歳で初当選して以来、過疎地、離島など
 普通の政治家が行かない場所を意識的に回り、社
 会人経験ゼロの世襲四代目が、庶民に親近感を持
 たれたのは、土の香りを漂わせる仕掛けと心がけ
 があったからだ。
・だが、最近の小泉は、名だたるIT長者ら、雲の上
 に住む住民たちと並び、横文字の経営用語を唱え
 る姿ばかり。はては「人気女子アナ」とのセレブ
 婚だった。これでは国民の生活感覚と距離ができ
 人心が離れるのは時間の問題だ。
・民信なくば立たず。天下取りは遠のいた。彼はま
 だ経世済民を説く器ではない。
・彼は日本衰退の象徴のような横須賀に帰り、もう
 一度地べたを這いまわり、普通の人々の声に耳を
 傾ける。そして、思索を深めつつ、地に足の着い
 た想を練り上げてほしい。
・彼は不惑前の若さである。
【2】  国際
34.人口動態から予測する次なる覇権国家は
   どこか     (ポール・モーランド)
・人類の歴史を振り返ってみると、人口を制するも
 のが世界を制してきた。
・アングロサクソンが世界を制覇できたのは、19
 世紀はじめに英国が産業革命に成功し、かってな
 い人口増を背景として、新大陸、オーストラリア
 、ニュージーランドなど世界各地へ植民できたか
 らだ。
・そんな英国を猛迫したのが、ドイツとロシアだ。
・もちろん、人口以外に、革新的なテクノロジー、
 医療の進歩、政治・経済、女性の高等教育と自己
 決定権、強いリーダーたち、戦争、一般民衆の動
 向などが、人口増減と密接に関係している。
・今まさにブレグジットで揺れているヨーロッパ。
 100年前は大英帝国が、世界の覇権をしっかり握っ
 ていた。しかし、今は世界で最も出生率が低く、
 ヨーロッパは、文字通り老いつつある大陸となっ
 ている。
・移民国家アメリカは、第二次大戦後に帰国した
 GIが家を手に入れ家族を作り、ベビーブームが
 起きた。また、ラテンアメリカから膨大な移民が
 流入した。
・アメリカは世界で最も移民を受け入れる国家とな
 った。もし白人票だけに基づくなら、オバマ大統
 領の誕生はなかっただろう。
・一方ではトランプ大統領の勝利は「アメリカを再
 び偉大な国に」というだけではなく「できるだけ
 長く白人の国のままでいる」為の「最後のあがき
 」とみる人も多い。
・アメリカの移民の数は、じつはピーク時の3分の2
 へと減っている。移民こそがアメリカの力の源泉
 のひとつだったにもかかわらず、である。
・となると、アメリカの地位を脅かすのはやはり中
 国だろうか。その前にアメリカのライバルだった
 にもかかわらず失墜してしまったロシアの事例を
 見てみよう。
・ロシアの出生率は低く、またアルコール依存症や
 自殺率の高さが理由で、ロシアの男性の平均寿命
 は59歳と極端に低い(2008年)。国連によると、
 今世紀末には人口が1億2500万人を割ると予想さ
 れている。かって人口が3億に近づいたソビエト
 連邦の最盛期からはほど遠い。
・プーチンが率いるロシアは自信に満ちて積極的
 で国として復活した印象もあるが、実際は、天然
 ガスの高値に支えられた見せかけのものに過ぎず
 2014年までしか維持できなかったと総括されるだ
 ろう。
・人口で大国でありながら、工業化、市場経済で
 遅れを取り、長らく世界の表舞台に立てなかった
 中国。だが、現在は、IT産業と人口14億人の内需
 パワーで、王者・アメリカと競う存在を見せてい 
 る。
・ただし、中国の弱点は人口問題である。
・1979年から2015年まで「一人っ子」政策が行なわ
 れた。当時、人口は10億人を超えていた。
 指導者たちは、果てしない人口膨張におそらく
 恐怖を感じていたのだろう。
・しかしじつはこの時点で出生率は、すでに急速に
 低下していた。国の強制的な介入がなくても、自
 然に人口は減少していった可能性が高い。
・2005年には男児120人に対して女児100人という性
 別における不均衡が生じている。また、一人っ子
 は両親と祖父母に甘やかされて育つため、”小皇
 帝”となりやすい。
・少子高齢化トップの日本は、日露戦争直後は中国
 や東南アジアを圧倒し、短期間とはいえ、世界の
 人口大国として君臨していた。
・戦後まもなくの合計特殊出生率は、約4.5。戦後
 の西欧のどの国よりも高かった。その後、急速に
 低下して今世紀初めには1.3まで落ち込み、その
 後やや持ち直して現在1.5未満だ。
・90年代前半までは、日本経済が世界を席巻すると
 の文献が世界で多く書かれていたが、今はそのよ
 うな意見は減った。
 先進国・日本の今後の対応は、他国から手本もし
 くは教訓とされるだろう。
・インドは2020年代で中国の人口を抜くと推定され
 ている。インドは工業化と都市化で中国に遅れを
 取ってきた。かっての中国と同様に、人口大国で
 ありながら貧困に襲われていたインドは国際社会
 から無視されていた。しかし、持続可能な経済発
 展へと一歩を踏み出した現代インドは、今後の世
 界経済の牽引役として、次第に頼られる存在にな
 っている。
・最後に長期的な展望を示すと、過去40年の最大の
 ニュースは、おそらく中国の経済成長となるだろ
 う。一方、これからの40年は、サハラ以南のアフ
 リカ人口爆発が世界へと大きなインパクトを与え
 るだろう。たとえば、英国から独立したナイジェ
 リアは信じがたいほど人口が増加している。
・もちろんサハラ以南アフリカが、直接的に覇権を
 握るかどうかは未知数である。しかし、数十年前
 に人類が生まれ、その後、世界へ飛び出していっ
 た人口の大変化が、ふたたび人類のふるさとであ
 るこの地に訪れようとしているのだ。
・とはいえ、短期スパンでは、アメリカの覇権を揺
 るがすのは、やはり中国の可能性が高い。
・そして、もし今後、人口動態において予想外の現
 象が起きるとしたら、それは過去においてと同様
 テクノロジー革新によってである。
特別企画4 令和X年 戦争への道

と、行きたいところですが新年早々、長い(苦笑)
続きはまた後日ということで、1,2ヶ月後にでも
します。ネタの確保。
更に2回分くらいはありそうです (^^♪
新年早々なので、比較的軽くするツモリでしたが、
苦し紛れに急遽書店で確保した本書は、結構オモタ
カッタ・・・・アセアセアセ
アモリ通信は、基本、マジメ路線です(^^♪

「そして、もし今後、人口動態において予想外の
 現象が起きるとしたら、それは過去においてと
 同様テクノロジー革新によってである」
最後のこの部分にピンときました。
これからの時代は「AIとロボットの融合」でしょう
 50年くらいならまだまだにしても、100年したら
相当に世の中は変わっているのでは。その先はもっ
ともっと。
 きっと孫正義は誰もが言わないような世界を既に
イメージしているのかもしれません。
 30年後程度、先のことですら、日本の人口が1億
切っても、同数のロボットが「働いている」とか。
高度な判断をAIが下す時代も、そんなに先のことで
はなさそうです。
未来社会はテクノロジーの発達で、想像以上の変化
が起こっているかもしれません。
タイムトンネルに乗って未来を見てみたいものです
「アモリ通信」 今年も真摯に真面目に継続します
皆様、本年も宜しくお願い申し上げます。
福島さんは、今回の内容で、どこか興味を
得られた部分がおありでしょうか。
ご意見をお聞かせいただければ嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

福島さんの幸運な日々を祈念します。

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