【アモリ通信239:ワンビッグメッセージ】  20191127

福島清隆 さん

こんにちは。

キャッシュフローコーチ &
   リスクマネージャーの福島清隆です。
本日のテーマは「ワンビッグメッセージ」です。
-----------------------------------------
 20字に削ぎ落せ
 ワンビッグメッセージで相手を動かす
    リップシャッツ信元夏代 著
 TOP@OINT SEP.2019    P19~P22
-----------------------------------------
今回は、(きっと優秀な)ガチガチの経営コンサル
タントのガチガチのノウハウ本です。
必ずしもそういう世界が好きな訳ではありませんが
まぁ~たまにはいいでしょうと、自己弁護(苦笑)

--------------------------------------
【著者紹介】
事業戦略コンサルタント、認定スピーチコーチ、プ
ロフェッショナルスピーカー。
1995年早稲田大学商学部卒業。ニューヨーク大学ス
ターン・スクールオブビジネスにて経営学修士(M
BA)取得。伊藤忠インターナショナル・インク・マ
ッキンゼー・アンド・カンパニーを経て、2004年
に事業戦略コンサルティング会社のアスパイア・
インテリジェンスを設立。 (以下略)
--------------------------------------
◎ 伝えたいことを伝えるメソッド
「弊社の新商品なら、ご自宅でも、レストランと同
じ出来たての豆腐を作ることができます。
製造時間は10分間ほどですので、レストランや旅館
であれば、お客様の目の前で豆腐を実演で仕上げら
れて、エンタメ性も抜群です。豆腐は国産大豆を使
用して・・・」
   「20字にメッセージを絞り込む」
 「老舗豆腐屋の味を店でも家でも10分間で」
〇 伝えることは1つに絞る
「たった一つの大事なメッセージ」を「ワンビッグ
メッセージ」と呼ぶ。
メッセージは、相手に解釈の余地を与えてしまうと
誤解の元になる。長い言葉で語るほど、解釈の余地
は広がってしまう。

〇 自分の視点で語らない
「聞き手が主役」「聞き手視点」で話ができる人
「今日は私の英語の勉強法のコツをお話しします」
          ↓
「今日は皆さんに、英語の勉強法のコツをお持ち帰
りいただきます」
「皆さん」という聞き手が主語、述語も「お持ち帰
りいただく」という聞き手視点の述語になり、ガラ
リと印象が変わる。

〇 できるだけ簡単に話す
スピーチでは、「短く、わかりやすく、簡潔に話す
」ことが大切だ。
「Keep It Simple,Stupid/Keep It Simple,Short」
といい、頭文字を取って「KISSの法則」と呼ばれて
いる。
ブレイクスルーメソッドでは従来の意味を発展させ
て「Keep It Simple,Specific(KISS)」と提唱して
いる。
これは「簡単・簡潔・簡明に話せ」という意味であ
る。

〇 未来予想図を売れ
未来予想図とは、「この商品、サービス、提案内容
、アイデアなどを取り入れたら、あなたはこうなる
!」という未来の姿のこと。
明るい未来像が頭と心にしっかり描けたら、人は必
ずそこにたどり着く方法を入手したいと思うもの。
これができれば、プレゼンは成功したも同然といえ
る。
◎ ステップ① 聞き手視点の情報整理
〇 「聞き手」を動かしてなんぼ
人間を動かすには、3つの要素が必要といわれる。
エトス(信頼)、バトス(感情)、ロゴス(論理)
の3つである。これは、アリストテレスが唱えた
「説得の三要素」だ。この3つが揃って、初めて
「頭と心を動かす」ことができる。
「ハッピーな未来予想図」を示すことで、心が
動くわけである。

〇 「聞き手」との共通点を探す
話し手のあなたと聞き手の共通の関心なり、目的
を探り出すために、例えば次のような自問をして
みる。
・聞き手が得られるプラスは何か?
 「プラスになる未来予想図」があれば、話に耳
 を傾けてくれるはずである。
・なぜ自分が話をしなくてはならないのか?
 「自分にしか語れないストーリー、経験談、
 知識」は何かを考える。
・聞き手にどう行動してほしいのか?
 聞き手から「どういう行動を引き出したいのか
 」をわかっていることがプレゼンの大前提だ。
◎ ステップ② 何を伝えるか
〇 つかんで、約束し、行先を告げる
・The Bang! (バーン)
「ドカーン」などと音をさせる意味。
「インパクトにあるつかみ」を考える
・Big Promise(ビッグプロミス)
「聞き手にとってどんな良いことがあるのか」
 を明示する
・Roadmap(ロードマップ)
 話が進んでいく「道筋」
 どんな順序で説明していくか、話の大まか
 な道筋が見えるようにする。

〇 発散的思考と収束的思考
発散的思考:アイデアを出すこと。まず、ありと
      あらゆるアイデアをポストイット
      に書き込んで、ホワイトボードに
      貼っていく。
収束的思考:書き込んだポストイットを同じカテ
      ゴリーごとにまとめる。
上記を通して、「何が言えるのか」を考え、それ
を「20字」のワンビッグメッセージにまとめ上げ
る。
印象に残るワンビッグメッセージを作るための
2つのコツ。
1つ目
パッと思いついた最初の案に決めてしまわない事
思考量と、より聞き手に刺さるワンビッグメッセ
ージの質は比例する。
2つ目
簡単で分かりやすい単語を使うこと。
広告などの秀逸なキャッチフレーズには、専門用
語のような難しい単語は一切使われていない。
◎ ステップ③ どう心をつかむのか
「ストーリーが肝心だ」スピーチの達人たちは口
を揃えてこう言う。
ストーリーの基本となる構成は、3幕である。
第1幕
主な登場人物が出てきて、ストーリーの状況設定
が行なわれる。
第2幕
その状況に何らかの危機が訪れる。
登場人物は困難に立ち向かい、状況に変化をもた
らす。
第3幕
その変化の結果得られた新たな状況が描写される
ストーリーをストーリーたらしめるのは、第2幕
で「コンフリクト=問題、葛藤、危機的状況」
を見せることだ。
コンフリクトなくして、1幕と3幕だけでは何ら
ドラマが起こらない。
ブレイクスルーメソッドではストーリー作りの
ために「4つのF」を提唱している。
「Failure:失敗」
「Frustration:不満」
「First:初めての体験」
「Flaw:欠点」
これこそがコンフリクトの要因となる。
どんなビジネスでも、すべてがスムーズにいくわけ
はない。素晴らしい商品を開発する途中で、様々な
困難に直面したことだろう。その困難をコンフリク
トとして考えよう。そこからどのように脱出し、今
に至るのか、そのプロセスを見せることで、聞き手
の心が惹きつけられるのである。
----------------------------------------
正直な話、今回は「ノウハウ論」を単純にまとめる
だけか・・・という意識が先走り、あまりノリがよ
くなかったのですが、纏めている内に、「正に自分
には、こういう思考が欠けているのではないか」と
自覚するに至りました。 (チョウシ ノ イイ オトコ ダ)
毎週、アモリ通信を仕込み。ほぼ毎日、facebook
で、3行コメをtwitter気分で発信し、「訓練してい
る」と、勝手に割り切ってます。
しかし、
「もっと短い言葉で核心をつくような訓練」
はできてません。
具体的に何を始めるか、は、ちょっとおいとくにし
ても、「必ずしも挨拶は得意ではない」というか
「苦手意識」がある私としては、「ワンビッグメッ
セージ」とか、「KISS」とか「ストーリーが肝心
だ」とか「4つのF」等々。しっかり脳ミソにイン
プットしておこうと新鮮な気持ちになりました。

福島さんは何かものを書いたり、あるいは
挨拶や説明をするとき、「ワンビッグメッセージ」
というか、「20字に削ぎ落せ」という意識を日頃
からお持ちでしょうか。
(アルワケナイカ・・・・・ア、スイマセン・・・キメツケテハイケナイ・・・・アセアセ)

ご意見をお聞かせいただければ嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

福島さんの幸運な日々を祈念します。

******************************************
          Amazon・Kindle 【アモリ通信】
 最新配信版:第23弾:経済学の2つの大罪:全10話(222~231)
 https://1lejend.com/c/OEEu/N0SX/VZ3Wz/  
 2018年度配信版:全51話  (141~191)
 https://1lejend.com/c/OEEH/N0SX/VZ3Wz/
 2017年度配信版:全51話 (90~140)
 https://1lejend.com/c/OEE1/N0SX/VZ3Wz/
 2016年度配信版:全51話:(39~89)
 https://1lejend.com/c/OEE3/N0SX/VZ3Wz/
 2015年度配信版:全38話:(1~38)
 https://1lejend.com/c/OEEw/N0SX/VZ3Wz/
******************************************
  SILマネジメント株式会社 
 代表取締役        福島清隆
・オフィシャルサイト:https://1lejend.com/c/OEEj/N0SX/VZ3Wz/
・お問合せE-mail: info@sil-ms.jp
------------------------------------------
Copyright(C)2019 SILマネジメントCo.,Ltd
All Rights Reserved.
 
 
 

お問い合わせ・ご相談

ご不明な点などございましたら、お気軽にお問い合わせください。

SILマネジメント株式会社

お問い合わせ・ご相談はこちら