【アモリ通信218:永守重信 PART2】   20190703

福島清隆 さん

こんにちは。

キャッシュフローコーチ &
   リスクマネージャーの福島清隆です。
本日のテーマは「永守重信 PART2」です.
-----------------------------------------
 日本電産 永守重信が社員に言い続けた
 仕事の勝ち方
   田村賢司  日経BP社  ¥1500+税

 門外不出の名言録を初公開!
 入社1年目から幹部まで
 「部下の耳にタコができて、そのタコに
  またタコができるくらいまで、私は
  言い続けた」
-----------------------------------------
はじめに
第1章  仕事と情熱
第2章  人と組織
第3章  教育と成長
第4章  上司と部下
第5章  経営者と志
第6章  変化と創造
第7章  永守と経営者たちが共通して抱えるもの
前回のPART1(20190612配信)に続いて今回は、
第4章から第6章までを「永守重信 PART2」
とします。
-------------------------------------
第4章  上司と部下
〇 働くことが好きでなければ人は動かない
49.「上司は部下に対する
   御用聞きにならなければいけない」
50.「部下の中で、味方は2割でいい」
51.「部下を思ったように動かせないと
  感じているリーダーは、
  自分の何気ない言動を見直して、
  むしろその反対をやってみるべき」
52.「新人教育は、
  企業理念・行動原理を理詰めで説く。
  そして、それを体得する仕組みを作り、
  行動にしていく」
53.「部下の人望を得る5つの方法は
  『あきらめない』 『悪口は言わない』
  『ごまかさない』 『正論で追い込まない』
  『休まない』だ」

〇 上司自身が成長すべし
54,「日曜の夜は、翌日の仕事のことを考えて
  楽しく、月曜の朝はもっとワクワクする」
55.「リーダーたるもの
  部下には『任せて任せるな』」
56.「社員には
  『自分は会社にとって必要な人間だ』と
  思ってほしい」
57.「部下を課長に育てないと、
  君は永遠に課長のままだ」
58.「話し方は
  聞き手の地位に応じて変えよ」
59.「あるオーナー経営者は、
  業績が絶好調のときも毎年、
  年頭に幹部に向けてこう挨拶していた。
  『昨年はたまたま業績が良かった。
  しかし、今年はこれだけ危ない要素がある』と
  半ば本当でないことは
  幹部・管理職とも分かっていただろう。
  だが、幹部・管理職たるもの、
  その緊張感が大事なのだ」
60.「管理職は
  トップの指示を咀嚼する力を身に付けよ」

〇 管理職の人間性が業績をつくっていく
61.「”能力は一流、人間は三流”の
  部門長の下では業績は五流以下である」
62.「『健康管理』『情熱・熱意・執念』
   『コスト意識』『責任感』『すぐ行動』
   『言われる前に動く』『きついツメができる』
  これが登用される社員の7条件だ」
63.「一度の失敗を恐れて
  何もしない人は進歩しない。
  しかし、同じ失敗を
  三度続けてやる人は問題がある」
64.「いとも簡単にハンコを押す人が多い。
  ハンコを押すときは
  自分がどのような責任と義務を負うかを
  理解しておかなければならない」
65.「1匹のオオカミが率いる
  49匹の羊の集団と、
   1匹の羊が率いる
  49匹のオオカミの集団が戦ったなら
  オオカミがリーダーの集団が勝つ」

第5章  経営者と志
〇 夢は社長
66.「将来はわしも社長になるんや」
67.「理想だけでは人はついてこない。
  『この人に付いていけば飯が食える』
  という部分が必要だ」
68.「過去を振り返るな、
  未來をじっと見据えろ」
69.「もっと働くために
  酒を飲むのはやめた」
70.「アイ・アム・ファイン」

〇 経営は難しくない
71.「自分は根っからの小心者。
  いつも先のことが気になって仕方がない」
72.「かっての趣味は『会社四季報』
  を熟読すること。
  今は世界中のモーターと、
  その関連分野の会社のデータを読むこと」
73.「犠牲と奉仕の精神がなければ
  経営者になるべきではない」
74.「身銭を切るから信頼される」
75.「人間の成長を見極めるには、
  その人の『眼光』と『顔光』の変化で分かる。
  その『光』を得るには、
  幾たびもの『苦のトンネル』を
  くぐり抜けるのを厭わないことである」
76.「企業の成長の第一歩は利益だ」
77.「売れ残った野菜を捨ててしまった父と、
  人の倍努力せよと言い続けた母から、
  本当に多くのことを学んだ」

〇 独自の経営が強さをつくる
78.「普通の会社にならない」
79.「『井戸掘り経営』『家計簿経営』
   『千切り経営』が3大経営手法である」
80.「会社は、それぞれの職務を担った
  さまざまな部門で構成されている。
  会社の強さというものは、
  それぞれの部門のバランスの取れた
  職務の遂行力の総和が決めると言っても
  過言ではない」
81,「自分の考え方、取り組み方に
  一番共鳴してくれそうな人物を見つけて、
  結果を出すことに全力を注ぐ」
82.「我々の製品は、世界を相手に競争している。
    レベルの低い判断は禁物であり、
  良悪は世界の顧客が決める。
  顧客がだめと決めたものはだめなのである」
83.「人を動かすということは
  強権で自分の命令通りになる
  ロボットを作るのとは違う」

〇 経営者はタフであれ。数字に強くあれ
84.「日本でうまくいかなくても、
  アメリカがある」
85.「数字オンチが会社を潰す。
  数字の裏付けのない机上の理屈は
  負け犬の遠吠えだ」
86.「自己資本比率にとらわれるな」
  ”「1株あたり利益」が大事だと説く”
87.「シェアがコストと人材をつくる」
88.「キャッシュフロー、は利益より大事だ」
第6章  変化と創造
〇 企業は存在する限り常に成長を続けなければな
  らない
89.「脱皮しないヘビは死ぬ」
90.「我々は、たえず相手の欲する回答に
  限りなく近づける努力を続け、
  苦しまければならない」
91.「100年後も成長する企業になる」
92.「M&Aのノウハウは
  誰から教わったものでもない。
  すべて実戦の中から体得していったものだ」
93.「不況またよし」
94.「今後はこういう激変が普通に
  日常茶飯事で起こる時代になる。
  何かあればすぐに生産拠点を動かす。
  新製品も売れなければ即座に止める。
  そういうフレキシブルな態勢が
  何より重要になる」

〇 不断の改革こそ基礎体力のもと
95.「マーケットの景色が全く変わってきた。
  この変化に見合った体質改善を進めないと
  生き残りすら危ない。
  テーマ性に沿った3新(新製品、新マーケット
                  、新顧客)
  こそが、次なる成長へのミニマム条件である」
96.「セールスにおける今1つの重要なことは,
    足で稼ぐことである。
  顧客をこまめに訪問することである」
97.「円安期待論は滑稽だ。
  生産拠点と取引形態を『常に』、
  そして『徹底的に』見直せば不安はない」

〇 新市場は構想で切り拓く
98.「経営に最も大切なのは構想力。
  頭の中にパズルを描いて、
  1ピースずつ埋めていく」
99.「僕は世の中の動きを
  30年先ぐらいまでみないといけない
  と思っている」
100.「今のところ10兆円は大ぼらだな。
  でも実現したい気持ちで言ってるから、
  嘘ではないよ」
----------------------------------
最後の「100」に少しコメントを加えると、
『大ぼらをやがて夢に変え、現実に引き寄せていく
には、将来に向けた徹底した「計画性」、その計画
を実現していく「緻密さ」。さらに、あらゆるもの
から必要なものを吸収しようとする「学び」の意識
そして何より大きな「野望」がなくてはならない』

あと、PART3も3,4週間後にアップ予定ですが、
今回までの名言の数々でも十分な学びに繋がります
経営の専門書を読むより、中小零細企業を国際企業
にまで育て上げた経営者の方が、私にはいつも格上
に映ります。
それはそれで置いといて、今回の中から何かひとつ
選ぶとしたら・・・・・
最近は「財務」に対するそこそこの専門性も磨いて
いるつもりなのですが、そのせいか・・・
---------------------------------------
86.「自己資本比率にとらわれるな」
  ”「1株あたり利益」が大事だと説く”
あるいは
88.「キャッシュフロー、は利益より大事だ」
---------------------------------------
今の私には、この部分がやけに印象に残りました。
通常の専門書には
  ”「1株あたり利益」が大事だと説く”
ということはあまり書かれてないような気がするの
ですが、そんなことはないでしょうか?
あるいは、中小零細企業の経営では、そういうこと
は、あまり関係ないと言い切れるのでしょうか?
それから、利益もさることながら「キャッシュフロ
ー」の重要さが益々注目されていくのではないでし
ょうか。
いずれにせよ、経営は実践です。
私も比べる相手が偉大過ぎて比較の対象になりませ
んが、常に実践的なアドバイス、行動ができる
「経営者」でありたいと思っています。
福島さんは今回のPART2で何かひとつ選択する
としたら、どれにされますか。

ご意見をお聞かせいただければ嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

福島さんの幸運な日々を祈念します。

******************************************
          Amazon・Kindle 【アモリ通信】
 最新配信版:第21弾
 CIAにスカウトされた日:全10話(202~211)
 https://1lejend.com/c/qibH/NSsH/VZ3WE/
 2018年度配信版:全51話  (141~191)
 https://1lejend.com/c/qib1/NSsH/VZ3WE/
 2017年度配信版:全51話 (90~140)
 https://1lejend.com/c/qib3/NSsH/VZ3WE/
 2016年度配信版:全51話:(39~89)
 https://1lejend.com/c/qibw/NSsH/VZ3WE/
 2015年度配信版:全38話:(1~38)
 https://1lejend.com/c/qibj/NSsH/VZ3WE/
******************************************
SILマネジメントサポート 代表  福島清隆
・オフィシャルサイト:https://1lejend.com/c/qibW/NSsH/VZ3WE/
・お問合せE-mail: info@sil-ms.jp
------------------------------------------
Copyright(C)2015 SILマネジメントサポート 
All Rights Reserved.
 
 
 

お問い合わせ・ご相談

ご不明な点などございましたら、お気軽にお問い合わせください。

SILマネジメント株式会社

お問い合わせ・ご相談はこちら