福島清隆　さん


こんにちは。


キャッシュフローコーチ　＆
　　　リスクマネージャーの福島清隆です。
本日のテーマは「 人材術 」です。

-----------------------------------------
特集
　　　シニアのやる気を高めたい！
　　　人が採れない！！
　　　繁忙期にアルバイトが集まらない！
　　　若手がすぐ辞める！

　どんどん採れる　　　なかなか辞めない

　アセットインベントリーの人材術


　日経トップリーダー　　2018.11
-----------------------------------------

今や人手不足は、どの業界にも共通であり、
夫々の企業・組織の範疇に留まらず、国家的課題と
言っても決して言い過ぎではないと思います。

今回の内容が総ての企業・組織の参考になるかどう
かは分かりませんが、一部ヒントになっていいので
はないかと私は思います。


雑誌等からテーマを選んだ場合、原稿をpdf化して
私の仕事用のHPにパスワード付きで案内させていた
だく事が少なくないのですが、今後は「pdf希望」
もしくはコメントを頂いた方に、返信で直接、pdf
をお送りしようと思います。

------------------------------------------

〇アセットインベントリー
・店舗の棚卸しを請け負う：千葉県柏市
・グループ会社を含めて社員は約100人
・直近の売上は合計で50億円
・コンビニ、スーパー、ホームセンターなどさま
　ざまな小売店から依頼を受け、顧客の店舗で棚卸
　を代行している

・1990年の創業当時は、人材募集の広告では
　1人も来なかった
・次の広告では「私、中学しか出てませんがいいで
　すか？」と書いたハガキが1枚来ただけ

◎だから今は、人がいるだけで私はうれしいんです
　　　　　【（同社　　洞（ほら）定治社長】

・この言葉は同社の
　　「人を大切にし、育てたい」
　という考え方の原点をよく表している。　


・同社は採用から定着まで、各段階で確実に成果を
　出す人材術を打ち立てた

----------------------------------------

  採用ノウハウ編
　シニア人財活用編
　定着ノウハウ編

---------------------------------------

◎　採用ノウハウ編

・アセットインベントリーのアルバイト採用ノウハ
　ウの肝を一言で表現すると「徹底したプロセス管
　理」だ


　　応募から就労までプロセスごとに成果を最大化

①応募
　ほぼ同時に数社に応募している人が多いため、
　10分以内に電話を掛ける

②面接予約
　初期スクリーニングの強化
　想定問答集を使い業務内容を丁寧に説明してミス
　マッチを防ぐ

③面接実施
　面接予定日の前日に連絡
　当日のキャンセルを防ぐ
　分かりやすい業務説明書を用意する

④研修実施
　新人同士の仲間意識の養成や上司との関係性向上
　のためオリエンテーションの実施

⑤仕事スタート
　外部のITツールやサービスなどを利用してモチベ
　ーションを測定

----------------------------------------

◎　シニア人材活用編

・「老年学」ベースに雇用広げる
・シニアになっても判断力や知識力は衰えない
・棚卸しは、ほとんど店舗を閉めた後、夜になって
　からのスタートで、朝方まで作業が続くのが当た
　り前という仕事

　そのため、仕事を依頼する側も「棚卸しに来るの
　は若い人」という思い込みがあり、シニアには拒
　否反応を示すところがある

・しかし、ただでさえ少ない若者は、競合他社のみ
　ならず、あらゆる業界で取り合いだ

　そうなれば、シニアか外国人か主婦層か？

　「何が何でもシニアを採る」（同社：洞専務）

・父親の洞社長は71歳だが、元気な仕事ぶりを
　日頃見なれてる。

・シニア採用プロジェクト陣頭指揮をとる、息子の
　洞専務にとってシニア人材の採用を進めるのはご
　く自然なことだった



◎　特性を生かして若手とチームで働く
　　シニア人材活用の4つのポイントと効果

そもそも・・・・・・

少子高齢化、競合他社、異業種との若手人材の
取り合い


「ジェロントロジー」に基づく業務設計
（「老年学」「加齢学」と訳される。加齢により人
　はどのように変化するかを、心理・教育・医学・
　経済・労働・栄養・工学などさまざまな分野から
　研究する学問（「日本産業ジェントロジー協会」
　ウェブサイトより）


１　シニアの共感を呼ぶ広告募集

・シニアの写真を使う
・文字を大きく、見やすい色に
・内容はシニア社員の意見を取り入れ、具体的に

『　短時間勤務歓迎
　　週2日～1日3時間～
　　スキマ時間で無理なく働こう！　』


２　シニアが働きやすい環境を整備

・若手と分担する棚の位置に配慮
・脚立やメガネチェーンなどシニア用のツールを
　用意


３　働くチームの構成と運用を工夫

・若手チームに1割、シニアを入れる
・個人ではなくチームで評価
・密なチーム内コミュニケーション


４　専門の知識を持つアドバイザーの増員

・ジェロントロジーに詳しい人材を増員することで
　シニアをサポート
・シニアに対する接し方を若手に教育


◎◎　　その結果　　　◎◎

・若手とシニアが相互に補完し合いプラスの環境が
　生まれた

・真面目なシニアは若手の手本となり仕事の質が
　向上

・シニアが持っているノウハウやスキルの共有も
　見込む


----------------------------------------

◎　定着ノウハウ編

・アプリで気持ちを細かく拾う
・棚卸しの仕事は、繁閑の差が大きい
　多くの顧客が決算期を迎える前の2月と8月は依頼
　が殺到する
　その際は通常の数倍の働き手が必要になる
　アセットインベントリーでは、グループ内の人材
　派遣会社、アセットオール（千葉県柏市）に再委
　託する形で棚卸し事業を行っている

・繁忙期には、「最大で4000人ほど働かせる」
　顧客ニーズに安定的に対応するためには、人材に
　定着してもらう必要がある


「気持ち」を把握し、素早く対応
人材を定着させる4つのポイント

１　そもそもミスマッチを防止
　　初期段階（応募時・面接時）に仕事の説明を
　　丁寧に行う

２　従業員の気持ちを把握
　　定着支援サービス「テガラみる」で、従業員の
　　気持ちを把握し、要望や不満などに素早く適切
　　に対応

３　マニュアル類の整備
　　業務や手順などを示すマニュアル類を充実させ
　　情報の可視化・均一化

４　コミュニケーションの向上
　　オリエンテーション、ミーティングを通じて
　　同僚や上司との関係性を強化


・アプリをうまく利用
　「天気マーク」で分かる従業員の気持ち
　働き手一人ひとりが日々の気持ちを入力できるア
　プリを2016年から導入
　天気マークを入力するだけでなく、コメントも入
　力できる
　管理者が働き手の気持ちやモチベーションをきめ
　細かく拾い上げ、何か変化があったら素早く対応
　するためのツール

　通常の対面によるコミュニケーションだけでは浮
　かび上がりにくい、従業員の思いや気持ちの変化
　が、こうしたサービスを通して表に出てくる。　

-----------------------------------------

顧客の棚卸しを業務とする同社は正に、人材の確保
定着、育成が事業存続に必須な訳ですが、なるほど
日経トップリーダーで紹介されるだけあって、
創業時と現在とでは別次元の企業に生まれ変わって
いるようです。


最後にある、アプリで従業員の気持ちの変化を管理
者が把握する仕組みに私は驚きました。

いいものは単純に真似ればいいのですが、それでも
真似られない企業の方が多いのかもしれません。

「いったい誰が管理するんだ。そんな暇なヤツい
ないじゃないか。余計なカネもかかるし。そんなの
より・・・・・」

まず、そういう声が上がるでしょう。

定着支援サービス「テガラみる」
どんなシステムか調べてみます。

経営者が本気で取り組むかどうか。
それだけの違いです。






福島さんは人手不足が慢性化している今の
時代にあって、今回の内容で少しでも参考になる部
分、真似していい部分がおありでしょうか。

あるいは、こういうことは既に実施済み。

あるいは、もっと他の効果的な方法を導入済み。

どれでしょうか。



ご意見をお聞かせいただければ嬉しいです。




最後まで読んでいただきありがとうございます。




福島さんの幸運な日々を祈念します。




（追記）

今回の記事のpdfを用意しています。

ご希望の方は「pdf希望」とだけ書いて返信してい
ただくか、コメントをいただければ直接、送信させ
ていただきます。



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 最新配信版：第19弾
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 2017年度配信版：全51話　(90~140)
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ＳＩＬマネジメントサポート　代表  福島清隆
・オフィシャルサイト：https://1lejend.com/c/4VYU/EcOz/VZ3WE/
・お問合せE-mail: info@sil-ms.jp
・所在地：福岡県春日市千歳町1-1-1-503
・連絡先：090-3732-5853  FAX:092-582-1451

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一般社団法人　日本キャッシュフローコーチ協会　
協会認定コーチNo:248
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研修インストラクター　　CRM
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認定SWOT分析コンサルタント　株式会社RE-経営
SWOT分析スキル検定　《中級認定》
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決算書すっきりアドバイザー®
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NPO法人　日本交渉協会 交渉アナリスト１級
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福岡商工会議所
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・店舗の棚卸しを請け負う：千葉県柏市
・グループ会社を含めて社員は約100人
・直近の売上は合計で50億円
・コンビニ、スーパー、ホームセンターなどさま
　ざまな小売店から依頼を受け、顧客の店舗で棚卸
　を代行している

・1990年の創業当時は、人材募集の広告では
　1人も来なかった
・次の広告では「私、中学しか出てませんがいいで
　すか？」と書いたハガキが1枚来ただけ

◎だから今は、人がいるだけで私はうれしいんです
　　　　　【（同社　　洞（ほら）定治社長】

・この言葉は同社の
　　「人を大切にし、育てたい」
　という考え方の原点をよく表している。　


・同社は採用から定着まで、各段階で確実に成果を
　出す人材術を打ち立てた

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  採用ノウハウ編
　シニア人財活用編
　定着ノウハウ編

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◎　採用ノウハウ編

・アセットインベントリーのアルバイト採用ノウハ
　ウの肝を一言で表現すると「徹底したプロセス管
　理」だ


　　応募から就労までプロセスごとに成果を最大化

①応募
　ほぼ同時に数社に応募している人が多いため、
　10分以内に電話を掛ける

②面接予約
　初期スクリーニングの強化
　想定問答集を使い業務内容を丁寧に説明してミス
　マッチを防ぐ

③面接実施
　面接予定日の前日に連絡
　当日のキャンセルを防ぐ
　分かりやすい業務説明書を用意する

④研修実施
　新人同士の仲間意識の養成や上司との関係性向上
　のためオリエンテーションの実施

⑤仕事スタート
　外部のITツールやサービスなどを利用してモチベ
　ーションを測定

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◎　シニア人材活用編

・「老年学」ベースに雇用広げる
・シニアになっても判断力や知識力は衰えない
・棚卸しは、ほとんど店舗を閉めた後、夜になって
　からのスタートで、朝方まで作業が続くのが当た
　り前という仕事

　そのため、仕事を依頼する側も「棚卸しに来るの
　は若い人」という思い込みがあり、シニアには拒
　否反応を示すところがある

・しかし、ただでさえ少ない若者は、競合他社のみ
　ならず、あらゆる業界で取り合いだ

　そうなれば、シニアか外国人か主婦層か？

　「何が何でもシニアを採る」（同社：洞専務）

・父親の洞社長は71歳だが、元気な仕事ぶりを
　日頃見なれてる。

・シニア採用プロジェクト陣頭指揮をとる、息子の
　洞専務にとってシニア人材の採用を進めるのはご
　く自然なことだった



◎　特性を生かして若手とチームで働く
　　シニア人材活用の4つのポイントと効果

そもそも・・・・・・

少子高齢化、競合他社、異業種との若手人材の
取り合い


「ジェロントロジー」に基づく業務設計
（「老年学」「加齢学」と訳される。加齢により人
　はどのように変化するかを、心理・教育・医学・
　経済・労働・栄養・工学などさまざまな分野から
　研究する学問（「日本産業ジェントロジー協会」
　ウェブサイトより）


１　シニアの共感を呼ぶ広告募集

・シニアの写真を使う
・文字を大きく、見やすい色に
・内容はシニア社員の意見を取り入れ、具体的に

『　短時間勤務歓迎
　　週2日～1日3時間～
　　スキマ時間で無理なく働こう！　』


２　シニアが働きやすい環境を整備

・若手と分担する棚の位置に配慮
・脚立やメガネチェーンなどシニア用のツールを
　用意


３　働くチームの構成と運用を工夫

・若手チームに1割、シニアを入れる
・個人ではなくチームで評価
・密なチーム内コミュニケーション


４　専門の知識を持つアドバイザーの増員

・ジェロントロジーに詳しい人材を増員することで
　シニアをサポート
・シニアに対する接し方を若手に教育


◎◎　　その結果　　　◎◎

・若手とシニアが相互に補完し合いプラスの環境が
　生まれた

・真面目なシニアは若手の手本となり仕事の質が
　向上

・シニアが持っているノウハウやスキルの共有も
　見込む


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◎　定着ノウハウ編

・アプリで気持ちを細かく拾う
・棚卸しの仕事は、繁閑の差が大きい
　多くの顧客が決算期を迎える前の2月と8月は依頼
　が殺到する
　その際は通常の数倍の働き手が必要になる
　アセットインベントリーでは、グループ内の人材
　派遣会社、アセットオール（千葉県柏市）に再委
　託する形で棚卸し事業を行っている

・繁忙期には、「最大で4000人ほど働かせる」
　顧客ニーズに安定的に対応するためには、人材に
　定着してもらう必要がある


「気持ち」を把握し、素早く対応
人材を定着させる4つのポイント

１　そもそもミスマッチを防止
　　初期段階（応募時・面接時）に仕事の説明を
　　丁寧に行う

２　従業員の気持ちを把握
　　定着支援サービス「テガラみる」で、従業員の
　　気持ちを把握し、要望や不満などに素早く適切
　　に対応

３　マニュアル類の整備
　　業務や手順などを示すマニュアル類を充実させ
　　情報の可視化・均一化

４　コミュニケーションの向上
　　オリエンテーション、ミーティングを通じて
　　同僚や上司との関係性を強化


・アプリをうまく利用
　「天気マーク」で分かる従業員の気持ち
　働き手一人ひとりが日々の気持ちを入力できるア
　プリを2016年から導入
　天気マークを入力するだけでなく、コメントも入
　力できる
　管理者が働き手の気持ちやモチベーションをきめ
　細かく拾い上げ、何か変化があったら素早く対応
　するためのツール

　通常の対面によるコミュニケーションだけでは浮
　かび上がりにくい、従業員の思いや気持ちの変化
　が、こうしたサービスを通して表に出てくる。　

-----------------------------------------

顧客の棚卸しを業務とする同社は正に、人材の確保
定着、育成が事業存続に必須な訳ですが、なるほど
日経トップリーダーで紹介されるだけあって、
創業時と現在とでは別次元の企業に生まれ変わって
いるようです。


最後にある、アプリで従業員の気持ちの変化を管理
者が把握する仕組みに私は驚きました。

いいものは単純に真似ればいいのですが、それでも
真似られない企業の方が多いのかもしれません。

「いったい誰が管理するんだ。そんな暇なヤツい
ないじゃないか。余計なカネもかかるし。そんなの
より・・・・・」

まず、そういう声が上がるでしょう。

定着支援サービス「テガラみる」
どんなシステムか調べてみます。

経営者が本気で取り組むかどうか。
それだけの違いです。






福島さんは人手不足が慢性化している今の
時代にあって、今回の内容で少しでも参考になる部
分、真似していい部分がおありでしょうか。

あるいは、こういうことは既に実施済み。

あるいは、もっと他の効果的な方法を導入済み。

どれでしょうか。



ご意見をお聞かせいただければ嬉しいです。




最後まで読んでいただきありがとうございます。




福島さんの幸運な日々を祈念します。




（追記）

今回の記事のpdfを用意しています。

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 忠臣蔵：全11話(181~191)
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 2016年度配信版：全51話：(39~89)
　https://1lejend.com/c/4VYN/EcOz/VZ3WE/
 2015年度配信版：全38話：(1~38)
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