【アモリ通信194:聖書   PART1】   20190116



福島清隆 さん


こんにちは。


キャッシュフローコーチ &
   リスクマネージャーの福島清隆です。
本日のテーマは「 聖書 PART1 」です。

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  イチから知りたい!
  聖書の本

  大島 力  監修  西東社 ¥1200+税

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正直なことを言っても何の自慢にもなりませんが、
「聖書」なるもの、「旧約聖書」と「新約聖書」が
あることを知ってるくらいで、その内容については
殆ど知りませんでした。

特に宗教心がある訳でもない私は、しかし比較的、
好奇心はあるので、ここ数年で広がった読書の分野
で、「聖書」なるものも、何冊かちょっとだけカジ
ッテおこうという気になりました。

3,4年前からカジリ出して、もちろん今でも「詳
しい」等というレベルではありませんが、「旧約聖
書」と「新約聖書」の概略くらいは分かるようにな
りました。

で、少々、調子に乗って?、今回は「旧約聖書」の
最初の部分の大まかなストーリー?を要約してみよ
うかと思います。

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(冒頭の書籍から一部、抜粋、要約)

【序章】  聖書を読む前に

2.旧約聖書の構成

  モーセ五書  創世記、出エジプト記他
  歴史書    ヨシュア記、士師記他
  知恵文学   ヨブ記、詩編他
  預言書    イザヤ書、エレミヤ書他

8.「旧約聖書」聖典とする宗教

(ユダヤ教)
神と信仰対象   ヤハウェ
聖典       「旧約聖書」
預言者      「旧約聖書」の預言者
聖地       エルサレム

(キリスト教)
神と信仰対象   父なる神、キリスト、聖霊
聖典       「旧約聖書」「新約聖書」
預言者      「旧約聖書」と「新約聖書」の
         預言者
聖地       エルサレム

(イスラム教)
神と信仰対象   アッラー
聖典       「コーラン」
         「旧約聖書」の「モーセ五書」
          と「詩編」
         「新約聖書」の「福音書」
預言者      「旧約聖書」
         「新約聖書」の預言者
         ムハマド
聖地       メッカ、メディナ、エルサレム

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1章 神による世界の誕生と族長物語  

〇 アダムとエバとエデンの園

・「アダム」:神が最初に創造した人類の祖先。
 その肉体は土(アマダー)から創られ、命を
 吹き込まれました。

・「エバ」:アダムの妻として、アダムの肋骨から
 創造された女性で、一般に「イブ」とかも言われ
 ています。「命」というのがその語源。

・かくして創造されたアダムを、神は木々が生い茂
 りおいしい実がなる楽園「エデンの園」に置きま
 す。


〇 アダムとエバの楽園追放

・アダムとエバが犯した罪
 ●善悪を知る木の実を食べた
 ●神に問い詰められ責任転嫁した

・人間に与えられた罰
 ●男は労働の苦しみ
 ●女は生みの苦しみ
 ●人間すべてに寿命が与えられる


〇 カインとアベル

・楽園を追放されたアダムとエバは、やがてふたり
 の息子をもうけます。
・兄カインは土を耕す者となり、弟アベルは羊飼い
 となりました。
・兄カインは弟への嫉妬で弟アベルを殺害しました
・人類最初の殺人事件が記録されました。
・神はカインに「一生実りを生まない土地を耕し、
 逃げ移ろわねばならない」という罰を与えました
・カインは「誰かに殺される」という強迫観念に取
 りつかれ、憐れんだ神は、誰も彼を殺さないよう
 に特別な印を与えました。
・アダム一家には、その後セトという3番目の男の
 子が与えられ、アダムの跡をつぎ、信仰に生きた



〇 堕落した人類を滅ぼした大洪水

・アダムの子孫たちは、地上にあふれんばかりにな
 りましたが、彼らは悪事ばかりを重ねるようにな
 っていました。

・神は人間を創ったことを後悔し、すべての生物と
 自然を滅ぼす決意をします。

・しかし、清い心の持ち主だったノアとその一族だ
 けは救いました。

・ノアの箱舟で150日以上漂流した救われた一族
 が、改めて地上で暮らし始めました。



〇 ノアを起源とする語族の誕生

・ノアにはセム、ヤフェト、ハムの3人の息子がい
 ました。

・葡萄酒を飲んで酔っ払って、裸で寝ていたノアに
 対し、末の息子のハムは父の裸を見た上、兄弟に
 言いふらしました。

・長子のセムと次子のヤフェトは、裸を見ないよう
 に注意を払いながら父に着物をかけたのです。

・酔いから覚めたノアはセムとヤフェトを祝福し、
 ハムには激高し「ハムはその子孫とともに呪われ
 よ。奴隷のまた奴隷として、兄たちの末裔に仕え
 よ」と言ったのです。

   (ノアから生まれた3つの語族)
・セム:セム語族。ヘブライ人、アラビア人、
         フェニキア人など。
・ヤフェト:インド・ヨーロッパ語族。   
      ラテン人、ペルシア人など。
・ハム:ハム語族。カナン(パレスチナ)人
         エジプト人など。


〇罰から生まれた世界の言語

・大洪水ののち、子孫を増やしていった人類は、ひ
 とつの言語のもとで生活していました。
・「自分たちの成功は才能と努力の結果である」と
 考え、神に対する畏れと信仰心を失い、自らの力
 を過信した人々は、各地へ散ってしまうことがな
 いよう、天にも届くほどの高い塔を建て、ともに
 住み着くことにしました。
・こうした人々の増長と傲慢を神が許すはずがあり
 ません。
・しかし、以前大洪水を起こした際に、二度と生物
 を絶滅させないことを約束してます。
・そこで神が選んだのが、彼らの共通の言語を混乱
 させる、という方法でした。
・互いに言葉が通じなくなった人々は、誤解から生
 まれた諍いがそこら中で頻発しました。
・こうして共通の言葉を失い、互いの意思の疎通が
 できなくなった人々は、塔の建設をとりやめて、
 思い思いの地へと散っていきました。
・「バベル塔」の物語には、人間は神の力を借りず
 には生きられないという教訓と同時に、文明の発
 達は人間世界を乱す、という警告が含まれている
 のです。



〇 アブラムの旅

・セムの子孫テラは、息子のアブラムとその妻サラ
 イ、そしてアブラムの甥にあたる孫のロトとでハ
 ランの町に移り住みました。
・神はアブラムにカナンの地を与えると約束する。
・アブラムはエジプトとカナンを行き来する生活を
 送った。
・アブラムは豊かな土地をロトに譲った。



〇 イシュマエルとイサクの誕生

・「星の数ほどの子孫をもつ」という約束を神から
 もらったにもかかわらず、アブラムは子に恵まれ
 ませんでした。
・妻のサライはすでに75歳。
・焦りを感じたサライは、エジプト人の仕え女ハガ
 ルをアブラムに与えて子を産ませました。
・初めての息子、イシュマエルの誕生です。
・それから13年後、99歳になったアブラムのも
 とに再び神が現れ、アブラムの名をアブラハム(
 多くの国民の父)、サライの名をサラ(多くの国
 民の母)と改めさせます。
・そして「来年の今頃、あなたの妻はひとりの男の
 子を産むでしょう」と予言しました。
・神の言葉通りサラは男の子を産み、その子はイサ
 クと名付けられました。
・自分の子をもったサラは、アブラハムに頼んで、
 ハガルとイシュマエルを追い出してしまいます。
・荒野に放り出され泣き叫ぶイシュマエルのもとに
 天使が降りてきて、イシュマエルが将来ひとつの
 大きな民の長となると伝えたのです。
・彼の子孫は、ベドウィンなどのアラブ人となりま
 した。
・一方、サラの息子イサクはアブラハムの家督を相
 続しました。
・キリスト教徒、ユダヤ教徒、イスラム教徒のすべ
 てがアブラハムを父祖としているのは、こうした
 理由からなのです。



〇 ソドムとゴモラ

・アブラハムの甥、ロトはソドムという町で暮らし
 ていましたが、この町には隣町ゴモラとともに、
 悪事がはびこっていました。

・見かねた神は、ふたつの町を滅ぼすことにし、ア
 ブラハムに告げます。
     (中略) 
・ロト一家は急いで逃げましたが、途中で後ろを振
 り返った妻は、その場で塩の柱になってしまいま
 した。



〇 イサクの犠牲

・アブラハムにとって、ようやくできた息子イサク
 は何よりも愛しい宝物でした。
・そんなアブラハムに神は過酷な命令を下します。
・イサクを神が示す山に連れていき、犠牲(いけに
 え)として捧げよというのです。
・アブラハムはいっさいの疑問をなげかけることも
 なく、神の命令にただ従おうとしました。
・山に祭壇を造り、薪を乗せ、その上にイサクを縛
 り付けました。
・そして刀を振り上げ、息子を殺そうとしたまさに
 そのときです、アブラハムの耳に神の声が届きま
 した。
・「もうよい。これでよくわかった。お前がひとえ
 に私のためにわが子すら惜しまぬことを」。
 そう、神はアブラハムを試したのです。
・神は彼と息子イサクを讃え、子孫が星の数ほど増
 えること、そして彼らが地上のすべての民の中の
 勝利者となることを言明しました。
・愛する息子がもう少しで死ぬところだったことを
 聞いたアブラハムの妻サラは、その事実に深く悲
 しみ、まもなく127年の生涯を終えます。


〇 祝福を巡る兄弟の争い

・イサクは神に選ばれたリベカと結婚しました。
・イサクとリベカの結婚から20年ほどたったころ
 ようやくリベカは双子の兄弟を産みました。
・神は妊娠中にリベカに、成長しても兄弟は仲が悪
 いこと、兄が弟に仕えることを明言しました。
・先に生まれた子が毛が深く赤いのでエサウ(赤い
 人)、次に生まれた子が兄のかかとをつかんで生
 まれたのでヤコブ(カカトをつかむ人)と名付け
 られました。
・両親は二人の息子を平等に愛せず、狩りが得意な
 エサウはイサクに、物静かで家にいることが多か
 ったヤコブはリベカにひいきにされて育ちました
・やがて年老いたイサクは、食事のあとにエサウに
 祝福を与えると言いました。
・これを聞いたリベカはヤコブと共謀して、エサウ
 が狩りに行って留守にしていたとき、ヤコブがエ
 サウに成り切って、視力がすっかり衰えていたイ
 サクを騙し、ヤコブに祝福を与えさせました。
・祝福とは、長子権のことで、イサクは兄のエサウ
 に長子権を与えるつもりでそうしたのが、実際は
 弟のヤコブに与えてしまったのです。
・狩りから戻った兄のエサウは激怒し、ヤコブを殺
 そうと決意します。
・そこでリベカはハランに住む兄ラバンのもとにヤ
 コブを向かわせます。
・ヤコブはラバンのもとでこき使われましたが、し
 かし、持ち前の賢さを発揮してヤコブはラバンの
 財産を奪ったばかりか、長女レアとの間に6人、
 次女ラケルとの間にふたりなど合計12人の息子
 をもうけてしまうのです。



〇 ヤコブとエサウの和解

・ラバンのもとで贖罪の労働に従事したヤコブは、
 やがて神の声を聞き、故郷へ帰る決意をしました
・しかし、エサウに復讐されるのではないか、とい
 う恐怖心が消えません。
・喜んで迎え入れてくれるというエサウの返事が信
 じられずにいたある夜、ヤコブがある者と長い格
 闘をしていたとき「もうよい、お前は神を負かし
 のだから、ヤコブではなく、これからはイスラエ
 ルと名乗れ」とある者が告げ、去っていきました
・この出来事のあと、ヤコブはエサウと再会します
・地面にひれ伏したヤコブに対し、エサウは大喜び
 で駆け寄り、抱きしめ、首を抱いて接吻しました
・ここに兄弟は和解。ヤコブはカナンに戻り、シケ
 ムの町はずれに済んだのです。



〇 エジプトに売られたヨセフ

・ヤコブには12人の子がいましたが、誰よりもヨ
 セフを溺愛しました。
・いらだった兄たちはある日、ヨセフを空井戸に投
 げ捨てます。
・「ヨセフは獣に襲われて死んだ」と聞いたヤコブ
 は、何日も嘆き悲しみました。
・一方、ヨセフは通りがかりの商人に拾われ、エジ
 プトのファラオの高官に買い取られました。
・一度は投獄されたヨセフですが、ファラオに認め
 られ、宰相に任命されます。
・エジプトは大飢饉に襲われますが、ヨセフの善政
 のおかげで難を逃れることができました。



〇 的中したヨセフの夢占い

・食料を求めて各地の人がエジプトを訪れましたが
 その中にヨセフの兄たちの姿もありました。
・ヨセフはすぐに気づきましたが、兄たちは気づか
 ない様子。
・そこで。兄たちを牢に閉じ込め、次は末弟のペニ
 ヤミンを連れてくるように命じます。
・兄たちは約束通りペニヤミンを連れ、再びやって
 きました。
・ヨセフは袋に食料を詰めて帰しましたが、ヨセフ
 の使いが「誰かが銀の盃を盗んだ」と言います。
・ペニヤミンの袋の中に盃があったため、ヨセフは
 ペニヤミンを奴隷にすると言います。
・実は、ペニヤミンをそばに置きたかったヨセフが
 盃をしのばせておいたのですが、兄たちは「父が
 悲しむのでペニヤミンを返してほしい」と泣いて
 懇願しました。
・これにはヨセフも耐えられなくなり、自分の身を
 明かします。
・兄弟は再会を喜び、話を聞いたファラオは、一族
 にゴゼンの土地を与えることにします。
・こうしてイスラエルの一族は、エジプトに移住し
 たのです。

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  PART2以降に続く・・・・・・かどうか???

3章 民を導いた英雄たちの戦い
4章 大国に翻弄された王国の興亡
5章 現代に通じる人生の教訓書・知恵文学
新約聖書
1章 荘厳なる伝説に彩られた救世主の誕生
2章 弱き者に手を差し伸べたイエスの伝道活動
3章 民の価値観を覆したイエスの教え
4章 贖罪の使命を果たしたイエスの受難
5章 師の教えを世界に広めた弟子たちの時代

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聖書に限ったことではありませんが、登場人物が
多いと、誰と誰がどういう関係か理解できていな
いまま、次に進んでしまい、全体の理解度が心も
とないまま、結局何をやっていたんだ、というこ
とが(私の場合)少なくありません。

しかし、それでも何冊かの関連書で概略を気長に
繰り返し学んでいってる内に、聖書も大筋でスト
ーリーが把握できるようになりました。

アダムとエバからヨセフまでの流れが今回でした

次に、モーセからダビデ、ソロモン、キリストと
繋がっていく流れ(もちろんその中で更に諸々の
人物が登場します)を知ってみるのもなかなかい
いものです。

決して「詳しいレベル」ではありませんが、中国
の古典(孫子の兵法、論語、菜根譚、呻吟語)に
学ぶと同時に、聖書からも学び、80の爺さんに
なる頃には、堂々と洋の東西の哲学も語れるよう
になろうと妄想と願望を抱いています(^^♪





福島さんは聖書については、どれくらいの
情報をお持ちですか。
日本人で、聖書を知る必要があると思われるでし
ょうか。




ご意見をお聞かせいただければ嬉しいです。




最後まで読んでいただきありがとうございます。




福島さんの幸運な日々を祈念します。




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