【アモリ通信127:フリーエージェント社会の到来】  20170920

◎◎◎◎ さん


こんにちは。


キャッシュフローコーチ &
   参謀育成コンサルタントの福島清隆です。



本日のテーマは
  「フリーエージェント社会の到来」です。

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 「フリーエージェント社会の到来」新装版

  組織に雇われない新しい働き方

   ダニエル・ピンク 著
   池村千秋     訳


  (TOPPOINT JUN.2017 P39~P42)
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毎週、アモリ通信のネタを仕込むのもいい訓練に
なるものの、1週間は早いものです (汗;;)

全部ヒット作にしたいという妄想に駆られながらも
既存の書籍のサマリーで切り抜ける・・・・

危機一髪・・・とは言いませんが

    何言ってんだか  (苦笑)



戯言は程々にして本論に入ります。

上記の著書は米国社会をベースに描いた米国人に
よるものです。

日本人が自分たちの目の前の現実と照らし合わせて
どう感じるかは、人それぞれと思います。

しかし、全然ピントのズレた未来社会の話とは
少なくとも私には思えません。

ドラッカー流に言えば、「既に起こった未来」
とでもいえるでしょうか。

早速、まとめます。

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〇 フリーエージェント時代の幕開け

・ この10年の間に、アメリカのほぼすべての産業
  と地域で根本的な変化が起きた。

・ 「雇用」という労働形態を捨て、新しい働き方
  を生み出し始めている。

・ これまでは「オーガニゼーションマン
  (組織人間)」が大組織のために個性や個人的
  目標を押し殺し、その代償で組織は定収入と
  雇用の安定を提供した。

・ 今日では、組織に縛られることなく、自分の
  未来は自分で切り開く「フリーエージェント」
  が労働者の新しい未来になり始めている。


フリーエージェントとはどういう人たちか。
次の3つに分類できる。

① フリーランス

  特定の組織に雇われず、様々なプロジェクトを
  渡り歩き、自分のサービスを売る。
  経営コンサルタント、コンピュータ・プログラ
  マーなど。

② 臨時社員

  「意図せざるフリーエージェント」
  臨時社員の63%は恒久的な職につきたいと考え
  ている。

  それでも現代の経済に欠かせず、主要な多国籍
  企業の90%が常に臨時社員を使っている。

③ ミニ起業家

  極めて小さな企業が続々と誕生している。
  今やアメリカの企業の半数以上を従業員5人
  未満の会社が占めている。


控え目にみた場合、アメリカのフリーランス人口は
1650万人。臨時社員人口は350万人。ミニ起業家
人口は1300万人。合計で3300万人。
アメリカの労働者の4人に一人がフリーエージェン
トという計算になる。



〇 フリーエージェント増加の背景

① 個人と組織の関係の変化

  家族的温情主義を熱心に信奉していたIBMは
  長年、従業員を解雇しなかった。

  だが、1990年代に入り、新興のコンピューター
  会社にシェアを奪われ始めると、従来の方針を
  捨て、2年間で12万人を削減した。

  「会社はファミリーだ」という幻想に気づき、
  労働者のフリーエージェントの歩みが始まった


② テクノロジー

  これまで生産手段は個人にとって高価で、
  資本家が所有していた。

  しかし、今日コンピュータが普及し小型で安価
  でオンラインへの接続が容易である。

  労働者が生産手段を手にできるようになった。


③ 繁栄

  今、アメリカの中流層は豊かな生活を送って
  いる。
  人々は仕事にやりがいを求めるようになった。
  衣食住の心配がなくなれば、やりがいのある
  仕事をしたいと思うのは当然の心理だ。


④ 組織の短命化

  今は、組織の寿命は短くなっている。
  ネットスケープは1994年に誕生したが99年に
  AOLに吸収合併された。たった4年の寿命だっ
た。

テキサス州内の企業の平均寿命は、1970~92
年の間で半分に縮んだ。

  企業のライフサイクルはインターネットの
  時代にふさわしい長さに短縮された。

  企業の寿命が短くなっている時代に、人間の
  寿命は伸びている。

  勤め先の企業より長生きするのが当たり前
  になる。

  1つの組織に一生涯勤め続けるなどという
  ことは考えにくくなる。



〇 未来社会はこう変わる

● 「定年退職」は過去のものになる

   20世紀は引退するまで働いたが、21世紀は
   65歳で完全に仕事をやめるのではなく、
   フリーエージェントとして働き続けること
   になる。

   インターネットを駆使してフリーランスや
   ミニ起業家、臨時社員になる60代のアメリカ
   人が増えている。

   フランクリン・ルーズベルトが社会保障を
   成立させた頃の引退年齢は65歳であり、当時
   の平均寿命は63歳だった。

   現在の平均寿命は76歳だ。

   現在、65歳~69歳の5人に1人が仕事をして
   いる。

   ベビーブーム世代の8割は、65歳を過ぎても
   働きたいと考えている。
   また、高齢者は自分の好きなように働きたい
   と思っている。

   ベビーブーム世代が引退すると、労働者が
   不足する。

   工業経済の時代には、高齢者の曲がった背中
   は負債だったが、知識経済の時代には、年輪
   の刻まれた脳ミソは大きな財産なのだ。


● 「脱学校」化が進む

  アメリカで義務教育が始まったのは1920年代。
  模範的な人間を養成する上で理想的なシステム
  だった。

  フリーエージェントの増加は、教育の現場を
  大きく変えるだろう。

  一言でいうと「脱学校」化が進むということ。

  その1つが、在宅教育の拡大。
  現在、在宅教育を受けている子供の数は全米で
  170万人。18歳未満の子供の10人に1人が在宅
  教育を受けている計算になる。

 「今の思春期の若者は、高校に行くよりも、
  いきなり大学に進むなり、仕事をもって働く
  なり、職業訓練を受けるなりした方がいい」
  と、ある大学の学長は述べる。

  例えば、徒弟制度の復活。
  今後、コンピュータ・プログラミングなどの
  分野でも徒弟制度がみられるようになるだろう


● 生活空間と仕事空間は緩やかに融合していく

  あるフリーエージェントは、こう語る。

  「家でやれば3時間ですむ仕事を、オフィスで
  8時間もかけてやるなんて、勘弁してほしい」


  ピーター・ドラッカーが言ったこと。

 「本当に必要なのは重さ1kgちょっとの脳ミソ
  だけなのに、どうして企業は80kgもの身体
  を都心のオフィスまで30kmも運ぶために金を
  払うのか」


  フリーエージェントにふさわしい2つの
  オフィスとは。

  第1は、プライバシーと独立性とマイペース
  が必要な仕事にふさわしい環境のオフィス。
  多くの人にとっては自宅の中。

  もうひとつは、人と触れ合えるオフィス。
  「フリーエージェントの山小屋」
  TVの話で盛り上がったり、共同のプロジェク
  トに取り組んだりする。

  人とのさりげない接触は、創造性や革新性を
  促す上で不可欠なものだ。

  ホームオフィスがある割合は、1988年は20
  世帯に1世帯未満。だが、98年には家庭の
  3つに1つはホームオフィスがある。


● 企業規模は二極化する

  今後、「規模の経済」の恩恵を受ける企業は
  途方もなく巨大化する。

  一方、企業の小規模化も進み、フリーランス
  やミニ企業は増え続ける。

  だが、中間サイズの企業は消滅するか、存在感
  が薄まる。

  インターネットの普及で、大企業と中小企業の
  取引がしやすくなり、中規模の企業はこのどち
  らかに移行しなければ両者の間に広がる裂け目
  に落ち込んでしまう。

  企業の寿命が短くなっている関係で、投資家が
  企業ではなく個々のプロジェクトに投資するよ
  うになるだろう。


● キャリアのあり方は多様化する

  これまでは多くの人が、学校を卒業し、働き、
  ある年齢になると引退した。

  これからは、フリーエージェントになるため
  の準備段階として、短期間会社勤めをする人
  もいるかもしれない。

  数年間会社勤めに戻って、新しい技術を身に
  つけようとする人もいるだろう。

  金をもらって勉強をして、新たに手にした
  技術やコネを自分のビジネスに活かすのだ。


● 管理職の大半は前時代の遺物になる

  今の管理職の主な役割は、部下の監視、
  そして上から下への情報の伝達。

  会社のオフィス以外の場所で働く人が増え
  チームで仕事をするケースが増えれば、上司
  による部下の監視は無意味になる。

  それでも生き残る一部の管理職は、ハリウッド
  の映画プロデューサーのように、プロジェクト
  の立ち上げから完了までを監督するプロジェク
  ト・マネージャーだ。

  その一番重要な役割は、適材適所の人材を集
  めること。つまりこれからの管理職は人材を
  評価する目をしっかりもたなくてはならないと
  いうことになる。

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本書は2014年8月28日発行とあります。
新装版としての発行です。
よく読んでみると、初版は2000年頃と思われます。

約20年前に出された書籍の内容にしては今の時代を
ものの見事に俯瞰していると感じました。


もちろん、現在の日本の総てがアメリカ社会と
同じように変化していくとは思いませんが、大筋で
日本も本書にあるような「働き方の変化」を辿って
おり、今後も同著にあるような変化が具体化して
いくのではないでしょうか。

学校を卒業して、定年まで同一企業で勤め上げる人
は相当に珍しい人になっていくことでしょう。
既にそうだと言っていいかもしれません。


なにはともあれ、現在の自分自身もまぎれもなく
フリーエージェントです (笑)

超零細企業家に過ぎませんが、いつか超大企業から
オファーをもらって仕事に取り組むこともあるかも
しれません(^^♪


そういうことをいつもの「妄想」で済ますのでは
なく、しっかり目標として現実になるように準備
しておくことが大切だと思っています。

元気な63歳のヤング爺です(^^♪


大企業と、中小零細企業ばかりになって、その中間
の企業はなくなる。

正にそうかもしれません。


AIの進化。iotの時代。少子高齢化。グローバル化
これからの時代が日本や世界がどう変わっていく
のか、私は楽しみです。



2016年度の中小企業庁のデータを大筋で解説します

日本での法人+個人事業主は約380万者強。
その内、大企業と定義される企業は約1.1万者。

従業者は4800万人中、大企業従業者は約1400万人。

この1400万人の内、どれくらいの人々が勘違いの
大企業病に侵され、自覚もないままでいるか。

大企業で働いてる人は、否、そうでなくても
基本的に組織で働いている方々は、看板の信用力で
通用している自分自身を謙虚に自覚すること。

そして、個人の信用力で働いていたらどうあるべき
かという感覚を常に持っておくこと。

そうでなければ退職・転職・起業後、全く使えない
人材で終わってしまう可能性が高いであろうという
ことを肝に銘じておくべきだと私は思います。




◎◎さんはこれからの日本もアメリカのように
フリーエージェント的な働き手が増えていくと思わ
れますか。




ご意見をお聞かせいただければ嬉しいです。




最後まで読んでいただきありがとうございます。



◎◎さんの幸運な日々を祈念します。




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SILマネジメントサポート 代表 福島清隆
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